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この街の灯(あかり)が消えぬうちに
夢に現わる丘を目指して歩き続ける
言葉はやがて生まれず
ずっと風をよける 陽のみえる丘まで歩き続ける

冷えた僕の体をあたためる人もなくて
醒めてた僕の ....
いいトシしてメリーゴーランド。
大量の、中の人のいるウサギ。
風船が揺れている。

スピカ、スピカ、スピカ。
ラメを撒き散らせ!
ラメを撒き散らせ!

生まれ変わったら宇宙のゴミになり ....
あの上り電車で何本見送ったことになるのだろう
別に数えている訳では無いし
有り余った時間を費やせればとストールの毛玉など毟りながら
外界と隔絶された待合室の硬いベンチに腰掛け
あの夜の顛末でも ....
ひにすえたけがれ
かれたつさしやみ
めにこくりとふく

ほそびののどさす
はるかまないほね

そらとはうえにあるのに
ゆきえぬと かげがそう
冬はすでに去った
夜明け前の闇の曖昧に
ふいに訪れる山茶花の幻影  散った花びらの
 乱れ重なり
誰かの記憶が
隙間に紛れ込む
宛名不明の手紙のように
開封されない
誰かの記憶
美し ....
がれきのしゃしん は いつみても いい
しょうせつみたい に はしからはしまで よまなくても 
いっしゅんのうち に あらすじ が わかる
わかってしまいたくはない のに
め を はなすことが ....
 あなた以上の あなたではなく

 あなた以下の あなたでもなく


あるがままの

あなたが素晴らしい



 あせらずに  ガ ン バ レ
「どこまで脱げば交われるかしら」
下着も爪も髪も皮膚も
不必要なものとして棄てられる

歪みの中、唯一迷い無き輪郭をした
一匹の毒蜘蛛と対峙する
私は私を守るもの全てを廃棄して、すると
 ....
 
わかっている つもり
だったのです
 
永く浸り過ぎたお湯の中
 
  でも おそと は
  さむすぎて
 
(見渡しても、白い群れに、拐われるの。)
 
静まりかえる
水 ....
雲まで黒くて
月にはみえない

霧の畑に古いデミオが
案山子の山を見てまして
ワイパーもまあ静かです

株価がどうとかラジオが煩い
国道横の欅ちかく
電信柱がくすんでる

そろそ ....
なんでもないことのように日々が
過ぎる
実際はなんでもかんでもが
おこる
どうしようもなく失くしたり
左足だけ見えなくなったり
足りないながらも戻ったりするが
一切の感情は描かれず
ま ....
 白い霧の海が
 みつめている
 囁くように
 
 「この道を歩きなさい
 だけど未来は保証しません」

 誰かの
 冷えたことばを
 思い出す

 眼下に広がる東京湾は
 白 ....
さんぜんいん
とおいか ちかいか
あててみよ あててみよ それ
さみだれ よいどれ

ふね は だせんが 
よいよい これりゃ
あすのあしたにゃ 
わたしたろ わたしたろ

ふねは ....
水深五千メートルの深海
あたしの心は沈んだまま
光の届かないそこを
闊歩する。

太陽光の届かないそこでは
光合成を
できなくなった植物が
みどり色するのを
やめた。  ....
昨日が、夜の中で解体されていく



肉体だけを、濡れた風がばらばらにして
過ぎ去り、それでもまだ鼓動は 宿る



わたしが必要としているものは
わたしの内部の、底辺にあって
 ....
夏も終わって秋が忍び寄っている夜
北の方角で爆弾の炸裂する音がした
花火の季節はとうに終わっている
また爆弾の音
今度は南の方角で起こった
私たち狙われているのかしら
女が震え声で ....
しとしと、ざわり

雨音の狭間で風が唸る


濡れそぼった大地に
孤高を持するように
どうだ、と
唸りをあげる




自信と威信が綯い交ぜになった
誇り高い生き ....
あのひとから乞われた訳じゃない
成り行きでと言えばそんな感じだった
奥さんよりも私を選んでくれた
そんな幼い優越感が無かったといえば嘘になる

幸せだった頃に家族で訪れた事があると話していた ....
泣き方を忘れてしまったみたいなんだ
思い出そうとしても上手くいかないんだ

泣き方を忘れてしまったみたいなんだ
思い出そうとすると逆に笑ってしまうんだ

誰に言われたわけじゃないのに
我 ....
幸せって 

ひょっとすると
自分が幸せになることでなく
他人(ひと)が幸せになるのを
見ることかもしれない

自分が幸せになっても
余り実感って湧かないもの


でもね

 ....
曖昧に消される非常線
いくつかの群青が派生してゆく
毛細血管より先に、速い!
欲望を体が理解する時間はない

その早熟な(あるいは忌々しい)いくはてもない欲望は幾果てもなく円を描きいくはても ....
神社の駐車場に続く古い道で、ふと、
つぶれた中華料理屋はどれくらいあるだろう、と考える
仰ぐと、まだ健全な青と白に月が出ていて、ふと、
ドイツやイタリアの空を覚えておけばよかった、と考える

 ....
真夜中

出張さきに着いて

部屋にはいる

FMにあわせると

モーツァルトが軽くながれた

4時間まえは

海をこえたところで

会合の司会をぐだぐだやっていた

 ....
やさしそうな人が人を殺したと
ニュースの中で取り上げられていた

何故やさしそうな人が人を殺したのか
顔を隠した人達はそろって口にしていた

だけどやさしそうな人は
やさしい人とは少し違 ....
くらくて せまい 箱の中です

(遠くで雨がさめざめと泣いている近くで雷が


わたしは閉ざされた内側しかしらないから
それは怖いものとも思わなかったけれど

日がな一日膨らませた ....
           (乱太郎)

この空は
海の青

この海は
空の青

見えない鏡で映し出す
決して重なることのない肉体

 ....
人の記憶ってもんは上手い具合に出来てるらしい


よく思い出は美化されるっていう


だけど、ふと過去を振り返ると、私には美化するような思い出なんてなく、嫌な記憶ばかり


いつまで ....
夏の午後 影は濃く
姿勢の正しいあなた
まっすぐにねむる
貝殻のボタン
ひとつ失ったまま

くんと伸ばしたつま先から
夏が逃げてゆく
砂がはらりと落ちる
そして落ち続ける

傾い ....
君の意志
僕が受け継ごう
世界が終わるまで
繰り返される

この『命』を
 いつかこんな日が
 来ればいいと思っていた

 待っていたよ
 二人が結婚したいと
 言ってくれる日を


随分とお転婆で
跳ねっ返りの娘が
いつしかおしとやかになり
君を連れ ....
遊佐さんの自由詩おすすめリスト(418)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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