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パレードの喧騒にわかに散ってゆくここから遠いこころを想う



思い出す前のぼくらは幸福で雨雲は必ずしも雨を孕んでいるのだろうか



マタニティブルーできみは海の中ほんと ....
お隣の女子高生は友達ででも他人だからときどき冷たい


十八の夏を迎えて忘れてゆくよ恋したこととか恋したこととか


いい子だねって言われたらうれしいし子ども扱いするなと言 ....
うろこの陽すべてをすべて指し示す声がきこえる声がきこえる



かがやきよ窓くだき割るかがやきよかけらに混じる空を数えて



しるべは木しるべはまなこしるべは火かたち ....
そこらへんうまくやんなきゃいけないと慌てて折った黒のクレヨン



吹く風にふかれてるだけママチャリが原付バイクに進化しただけ



あおりんごりらっぱいなっぷるびいよかん → コ ....
近づいてはみるけれどすべては許せない体育座りでまもる心臓


異物という有色世界に混じろうか溶けきらないでよハッカドロップ


終わらないはずのよるが終わるならあたしはきみよりもっと淋しい ....
きみだけが全粒性の愛しさをコップに入れて水で溶かして


いつだかに落とした恥と外聞がひかれていくのをそっと見ていた


お互いのなみだをまぜるセックスをしたいとずっと思っていたよ

 ....
アッラーがなんか言ってる。えーと、明日、ドラクエ買うのに休むんだって


こんな娘じゃないはずだってこんな娘じゃないはずだって結婚をする


昨日、みみが長くて、頭についてて、体の真っ ....
列車から{ルビ放=はな}った鮮花は孤児だから一枚一枚懐柔していく



長針の長さか短針の長さかと午前午後とも振り切れてなお



隣家の瓦のいろを確認する軋む板間にうぶ着の陽光
 ....
鱗粉を撒く蝶々を姉が追い
便りもとうに絶え果てて、二月

珈琲の苦さも世界のおしまいも二月の書棚に封印されて

死してなほ国歌と定めし
{ルビ売女=ばいた}をば二月の空に弔う君が代

 ....
因子さんの短歌おすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
今日ここから出て行ったものがやがてデッドエンドの果てからふた ...- 本木はじ ...短歌12+08-10-24
ふえてゆくこと- 春日短歌508-8-11
青と叫び- 木立 悟短歌508-6-23
成長- 春日短歌2*08-5-6
体育座りでまもる心臓- 春日短歌4*08-4-20
すべてのラストを保存したのに- 春日短歌2*08-4-9
巨人なら絶対勝つと思ってた- ピッピ短歌408-4-6
初夜- 簑田伶子短歌14*08-1-29
「MIX&REMIX」__二月のうた- 山田せば ...短歌706-1-30

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