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粒のわたしは憧れていました
見えない世界を思っていました
地にしみこむ者たちも きっと
一度は考えたことがあることを
それは、雨のうえのせかい
みあげたところは真っ白 というくらい
遠 ....
笑ってくれていたらいいな
そのほうが一日の変わり目
にじまないでいられるから
吠えるCALL
急いで階段等を
駆け降りるぼく
残した夜に進化
キャッチして明日の手
前後に揺れて ....
とんぽとんぽ、とん
排水溝へおちてゆき
プールの中へおちてゆき
海水の中にまぎれてゆき
バラバラになりました
わたしは 雨です。
いいえ、雨でした、
ともだちも形をかえ
知らない所 ....
じわりじわりと 人の肩にそっと触れては
血をにじますように
わたしは、雨です。
ともだちは
長い針を射るはやさでおちていき
アスファルトにクラッシュしました
両親はずっとずっと厚い御空のふ ....
あなたのライナスの毛布は
目には見えない形のない
責めることのない想い人
誰にだってある。あってほしい
毛布がわりに
こころからやすらぐもの
かぼちゃ大王を信じているライナス
母性をくす ....
こおり
あたたかい
しらない
あたたかい
わからない
みんなつめたい
ならんでつめたい
あたたかいって
なに.
やさしい そのて
さわらせて
やさしい 、こと ....
ふゆふあ
あったかいふとん
ふゆふあ
つめたいあしが
ふゆふあ
こぽこぽおふろ
ふゆふあ
じーん、かたまで
ゆげのけつろ
つかのまのひざし
ふゆふあ
めれんげにく ....
ジャンプするときはいつか
分からないのに
控えた足どりで
ホップステップ、のループを
あなたも走っていますか。
一年が来てまた
リピート、あと何回も針の道を
針の跡を追われている
....
影を
その影を
見ていると
いなくなった人が
その中にいるみたい といった
母
姉や親の影に
似てきたのだと
その黒い動きの中に
いるのだと
そうだね
わたしもいつか
母さ ....
*
びんのなかにばかり
もがいたものを
さけんでいる
そんなフラスコは
こだまして
ゆれる、んるんる
+
かなわない
ゆうぐれに霧をはらんで
シャッターのじゅんびをすれば
....
祖父の足に踏まれ続けた相方・黒いミシンは供にいきてた
舌がんを気にする母のべろ痛む心なしかわたしも気になる
風呂上がり バレンタインの後始末 のぼせる親父鼻血の勲章
君の指令かっこい ....
きのう、
おちばの海を
巨大な足でかいて
じゃさっ、じゃさっ
と、踏んだバス停まえ
みあげれば
あの葉も、あの木も
こがねいろ
あかねいろ
駅前のそら は
ももいろの画 ....
まぶしい雨が
わたしのひたいに落ちて
ぽとん と
奏でた
それは総天然色の
はかりしれない次元の
やさしさ
おもっていることが
おもっているように
雨は降るのだろう
だとすれば ....
うたなのか がっきゅう会なのか
それとも朝なのに集まりなのか
しばらくの間 わたしは聞いていた
げんきな声を出す すずめたち
生き抜いてゆくのは大変ですね
鼻をかみながらそう ....
まよう
微熱の手があつい
触ったらもっとあつい
空のひかり
せなかを刺す
紙袋の、持ち手の、こより
くたびれあって
よれてよりそっている
細くてがんじょうな
線を
ただ、じっと ....
夜道帰り道
いえまでの道のまんなかで
ねこか犬か、なにか抱えたまましゃがんでいる人がいたから
こわかった
今までわたしが言ってきたこと
も何も
きみは君の生きていく道に
なんら交 ....
きょうだってこんなに
台風、とおり越して
こんなに晴天
なのに
ほほ笑む気もちになれずにいる
血のかよう
太いライフパイプラインがほしい
トンネルがあれば(ゆめの)
手当てした ....
空が流れて
夏が止まって
指をのばせば
静かな想いを
星をみつけるまで
まだ帰らないで
とまった景色を
衣にして
まとう
無言蜻蛉、するりするり
夕陽が焼ききる
あな ....
こ/わ/し/て/
まだ眩しいころ
なつの名残りが
ひざの裏にある目が
後ろにいるあなたをモ、ト。めていた
とぶなら鳥に
はね ....
なつの朝に
くりかえしくりかえし
泣きながら、うまれる
声と声と声が
遠くの地球
むこうにしろいくも
横ばいに漂う
わたしたち
くりかえし生まれて
体操して
朝の匂い
....
切っておとした
年月がそこには
ねりこまれていて
しみこまれていて
一部が一部じゃなくなる日
わたしから切り離される日
掃かれるだけの、それ
気に入り顔たちを鏡は映し
颯爽と
....
(心、あつく)
。
なつの海のふちに
哀しさがあつまる
はげしさの内情
イベントの回転ドアだけ
とても窓が蒸してる
波があつい
涙つめたく
背景にはラテン
砂で ....
「アサガオがひらいたら
二人の傘にしよう」
はねているこの粒の
行方を捜せば
水の 音、だまり に到着して
バ
シャ
バ
シャ
....
雨が抑えている
気持ちにふたをして
重くのしかかるのは
度の強すぎる眼鏡のよう
咳こんだところで
深く吸ったところで
するのはただ、土のにおい
しみてゆくしみてゆく
こころもぬれて ....
ふしぎな
ずっと
ふしぎな
きみのあくび、つたわると
こっちまで弱いんだ
あくあくあく
(うさこちゃんのだきまくら・・・)
アンテナとおして
でんせん
リラックスの色水 ....
雨に浸されて
ぼくのジーンズは裾から濡れだす
(ねぇ 君のカーテン
いつかすはだにまとうはずの、
快晴のあお・・・・・)
ぼくは今日も雨だったんだよ
軽く頭をこづかれ
....
くぼみに合わせたように
はずむ はじく
その球体
まつ毛の先に
手の中に落とすと
水たまり
手相は小さな 細い川
まるで地図帳の
一角
屈することなく
落ちて ....
日差しの強い、つよいなか
歩いてわたりました。
まどの中から でしたが
緑葉のまぶしいこと
ひとつぶひとつぶの
空にむかう
房
ふさふさ
ゆれゆれて
ゆさぶられ
....
ボトルの内側に貼り付いた
水滴がつるりと滑り 落ちる
そんなあっという間にも僕たちは
死にあい 生まれあっている
細い点の中にある、線を描く息の中にある
骨が飛び出そうなくらいの
....
さみしいものが
さみしいものと
こすれあう
すると なぜか
うみは ひろがる
なみは ひくいまま
たよりなさげな
しっぽでも
つなご
ひねりだしたって
しょっぱい ....
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