すべてのおすすめ
気づいたら
いろんなひとが
両手で込めて
差し入れてくれた
おにぎり
箸もつかえないくらいに
元気なくなったとき
たべるといいよ、って
おにぎり
すかすかの ....
渇きの奥 に
シズクが見えるのは
錯覚ではないと
しんじたい
わたしを洗って
土にかえして
そのうち雨がふって
それをごいごい吸い込んで
芽が出る
イメージ
ぐうんとせのびをし ....
風のかがやきとセピアを追いかけるようにくるるるらせんを描く
あっ銀杏仲良く囁きあってるねあれは秋の置き土産なの
後にも元にも戻れない路上のニュースペイパーサクサク言って
....
(夕火の)
雨がふっている
多分、あの崖に植わっていた木の枝
くすぶっていた赤や黄は
ゆうやけが
いや葉っぱが
お互いを見ながら
しばらくのまどろみを
一日のしめくくりを
見つめ ....
*
みずいろのさかなを
凍ったうみで
凍ったうみの
その下で泳がせている
気泡の、結晶
つめたい手
掬うことのない
うたがう事もないさ
たとえばわたしたち
ストレスにまかせて
....
あめよ逃げないで
白々しく霧、すとおむ。影ない静かすぎてこわい
炎よりもゆらぐゆらゆららいあい今あいされない
この胚は縮こまっている
この肺は誰にすくわれる
ツェロの弾く音だけが
....
さよならさよなら
聞いて、聞いて
まだ笑ってるね
まだ泣いてはだめ
だめだよ、えがおで
いっしょに おどって
忘れるまでくやしいなら叩け
わたしは大丈夫だから
腕も足も折っていい ....
きゆうううううううがががががが
せまいせまい毛布の中で
かたまった感情を
溶かせ・とかせ
すれちがうことも
無心でおいかけるのも
からだがなければ
この下肢、裸足
つめたい
....
おなじになろうなんておもうなよ
背はばらばらにつくってあんだよ
どうして、って上目つかって聞く
それは、えーとそれは
そうだ
みえかたが少しずつちがうだろう
あかちゃん・ようち ....
燃える水滴たちは
河の中で流れながら
ここにいるよと
会いたい者へ 点滅
からだで示している
ティンパニーの連打に
はねうつ 飛びうつ ....
しずかに激しく
ひとたちが群れては
やさしいことばをかけて
やさしいことばにすくわれる
ああ、きみの手ぇ、あったかいねぇ
網の目たちがあくしゅを、している
みえないものをわたし ....
まもれない
バイバイ、の約束
まもれない
切り出そうか迷う
えいえんの別れ、って
あるんかな
これからずっと
ずっと、の約束
まもれない
これまでだって
いつ変 ....
(そっと 音も色も立てずに
ただ流れしたたる透きとおりを
みつめている
ひたされてゆくね
僕たちはどの位
もう走れないのなら
このまま
アイニク、という
....
おもいは目線のさきにあり
よそう前に 両手あわせます
名前も住所もしらずに ここにきたこと
目線のさきは しろいしろーい もちもちのふんわり
とどきすぎる、炊けるにおい
今夜 いっぱいぶ ....
秋じゃなければできなかったのでしょうか
空洞は風が増すほどに
流れてゆきます
いちにちの日短さ
胸の欠けてゆくそして
焦げてゆく茜の陽
沈んでゆき夜になる前の隙間で ....
のどが呪文をとなえているよ
おふろでもないのにシャボンが飛ぶよ
とおくとおく
欄干があかく染まって忘れられない
だんだん
だんだん
からだをかさねるよりずっと
指のすきまの感 ....
あんああああくびするより空に手を布団パンパンあたたかな風
どれを着てどれを仕舞おう→ほとんどが新品のより着慣れたものに
この風景をあなたと歩いて部屋に帰るまで疲れるくらいに
どこまで ....
虹の消えるように
面影もまた いつか薄まってゆく
さみしさよりも
そこにあるのは 何
つかめないのに、いとしくて
「思わず」シャッターをおす
早くしないと はやくしないと
....
やさしい足で走っていたら
胸まで砂の入る転びかたをした
目の前にある白く小さい手は
逆光で誰ん手か判らないまま
わたしはその手にすがろうとはしない
胸に入った砂が肺で
雑ざりあって ....
むねには だれかの だれもの むねには
川がながれて
ことばと さえずりは
甘かろうと苦かろうと
橋のざいりょうです
そらにかすりきずのような
雲があって
おもいだすのは
きずをつ ....
少年が終る目蓋裏海広げただ泳いでる一人だけの忌避
少女の目覚め真っ先にゆく天の色少し憂いそして嵩ます
あの色がキレイと爪先に段々畑の紅(あか)藍(あい)そして白
踊るのは山林森海空人 ....
いつか来るその日のために
わたしはあなたに笑いつづける
楽しそうに笑っていると
呆れて見てくれたらそれでいい
いつか来るさよならのために
靴を履く準備をしておく
泣かないで歩け ....
紅い空に足跡
群れで飛び立つ帰りの鳥たちが
カイトを引っぱって
うごく星座の結び目たち
ゆうぐれに影の成す
シンクロのダンス
花が半ば眠りそうに
しおれていた
風が吹いても
....
遊歩道に列をなした花たちが
ちいさないのちの
ちいさな手から
水をもらう
風になびいて
呼吸ができたと
よろこんで
くすぐりあった
電気などつけなくたってじゅうぶん明るかった
雑踏でさえも何かを叫ぶひとが皆無
熱くなるのがきっと恐いから抑制
保冷剤をどこかに忍ばせて
融けてしまったことなど知らずに
こころを切りた ....
光の綱が 交差する
あや取りみたいにくぐり抜ける毎日
そのなかに哀しみでもいい
あなたにそばにいてほしい
知らない間にねむってしまった
カーテンが揺れて、わたしを起こした
....
ひさしぶりに会う
という 感覚は
目の前がはにかんで
人見知りのふりをして
かよっている
流れの果てには、どこ
時間の果てには、なにも
少しずつ、はなれてゆくね
さみしくな ....
お昼間はセミが元気よく鳴いていて
あっ
あの山の上に入道雲がのっているよ
もくもくもく
あの瞬間にはサイレンが鳴って
鐘が鳴って
めを閉じれば引き出しのなかに
なんでも ....
この手が
いくつもいくつもあったなら
泣いて光をうしなっている
あの子の
背中を
なぜてあげたい
頬にこぼれるものを
ひろってこの川に捨てたい
この手が
いくつもいくつも ....
(おしえて
そっとめをとじるだけでは
くらやみのうまれるまえになってしまうから
もうすこし おかおのみえるばしょで
やさしく すいこんでほしい
こどもだとおもっても
....
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