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むなしい言葉の重なりに
わたしのあなたは
あらわれます
のぞんだ言葉の重なりに
わたしのあなたは
あらわれます
きれいな言葉の重なりに
あなたのわたしが
あらわ ....
聞き耳を立てていた
厳しい言葉の迫る気配に
責める言葉の
迫る気配に
聞き耳を立てて
いた
口裏を合わせていた
障りのない言葉をえらび取り
結論付けない ....
十年前は
だれを好いていただろう
十年前は
どこに暮らしていただろう
一年、二年で気が変わり
三年、四年で空気が変わり
五年、六年、見た目が変わり
七年、八年、言葉が ....
反論がある、ってことは
温かいよね
ひねくれ者でも
あげ足取りでも
相手になってくれるだけ
感謝しなきゃね
雨のなかを、さ
わめきながら駆けぬけるのは
....
愛の映らぬ鏡があろうか
愛無き涙も
愛無き悔いもないならば
愛の映らぬ鏡があろうか
その背がいかに重くとも
その背がいかに暗くとも
それを見据えるお前の眼だけは ....
きっと
模倣にすぎない涙です
人づてに
色づけされる涙です
やがては
無かったことになる
涙です
空へと昇り
空から下りなおす
涙です
だれ ....
かなしみは
凍てついたりしないから
いつまで経っても
わたしは
楽になれずに
ひどく体温をうばわれる
硬いものなら
落としてしまえば終わりにできる
手から放して
決別 ....
美辞麗句には見向きもしない
辛辣な役割を辛辣とは語らない、それ
鋭い爪の持ち主を幾つも知りながら
それは決して暴かない
つめたい風が
頬に突きささるように
真っすぐで
それは
あまりに
迷いのない有り様で
わたしには逆らう手立てがない
気まぐれ風味に
夜空をみあげれば
きら星が澄み ....
ほんの
ひと握りの間に
つたえられる想いなど
わずか数行
わびるにも
しのぶにも
なぐさめるにも
たしなめるにも
ひとは
それほど多くを
持ち得ないから
大切 ....
火が
ほしかったから、
そっと
恥じらいをまぜて
お月さまに
耳打ちしました
そっと
まるで
玩具のような運命の
わたしです
あわい
夜の吐息にさえ
消 ....
かよわい肌の持ち主は
男のほう
繊細に消されていった
煙草の匂いは
指にも
首にも
移り住む
男を選んで
移り住む
男は
確かに直線的だ
けれども ....
葉は、
いつか散る
かならず散る
その
散る、というさまは
さびしいけれど
寒々しいけれど
散る、という務めは
葉にしか担えない
わたしには、
どんな務めが ....
荒涼とした大地の上に
荒涼とした時空が
広がる
その
片隅を
写し取りたい些細な詞は
荒涼とした
影をなす
荒涼とした影の懐に
荒涼とした金属の
痕跡がある
....
白いひかりの内側で
やさしくもつれ合うものを
聴いていたかったのに
ただ、聴いていたかったのに
生きていてもいいですか、と問うよりも
生きていなくてはいけませんか、と問うほうが
....
水は
裏切ったりはしないのです
やさしい嘘と
呼ばれるすべに甘んじて
飲み干しかねた
水はあっても
迎える季節を過ちかねて
流れるしかなかった
水はあっても
水は ....
希望という名の紙切れよ
希望という名の瞳に渡れ
誰かは無謀と云うだろう
或いは幼稚と嗤うだろう
希望という名の未熟さよ
立ち止まるがいい
思う存分に
希望という名の愚かさ ....
まっしろく
息を吐きながら
晴天の
した
軽く、
多くのものに
通過されながら
わたしは
光に
耳を
すます
たやすいものを
幾つも集めて
したしんで
....
ほころんで、揺れて、
待ちわびて、揺れて、
愛されて、色づいて、
愛されたくて、匂って、
踏みつけられて、手折られて、
ずぶ濡れて、さらされて、
....
大きなお世話を
売る店が
だいぶ減って
しまったから
世の中は
だいぶ自由になって
他人の
一挙手一投足を
監視したり
嘲笑したりして
ときを
費やしている
....
あなたが
西日にうずめたものを
知るすべもなく
いまは昔
あなたが
見ていた向こうには
なんにも無いと思ってた
なんにも無いと
思いたかった
向こう見ずなあな ....
ひどく熱い台の上で
亡きひとの骨を
拾う
幼い
わたしを
抱き上げてくれただろう
腕をひとつ
もう二度と
わたしを呼ぶことのない
喉をひとつ
かつての命は
....
空を
まっすぐに
見上げられたなら
もう、
なにものにも
傷つかないで
羽ばたける
きっと
たやすいことどもは
溢れているはずなのに
たやすくない日々が
溢れていってしま ....
ひょい、と
放り投げた缶コーヒー
疲れた顔した
おまえはつかの間
あわてた顔になる
あわてた顔で
キャッチして
細く、
わらう
おまえの横に
しゃが ....
春から
いちばん遠い季節に
吐息は
ゆれる
遥か
列車の通過の幻想に
疑いもなく
聞き耳
立てて
苦しまぎれの憧憬が
いつかの砂地で
花開く
もう
誰 ....
いたいの、いたいの
とんでいけ
大三角に
ぶつかるくらい
おおぐま、こぐまに
ぶつかるくらい
高く
みごとに
のぼりつめたら
今度は
はげしく
おちてこい
....
さいご、には
なれるはずもなかった
いのりの一葉が
身をよせて
そよかぜを織る
やわらかな
うみ
すきま、から
もれる光は重なりあって
ことばのほつれを
受 ....
呼び声はまだ
きえてはいない
癒えてはいない
たずね人はまだ
絶えてはいない
やんではいない
ましろな雪は
ゆめの燃えがら
はる待つ
まくら
かたく一途 ....
手をつないだら
あなたが見える
まあるい瞳で
わたしをゆるす
あなたが見える
手をつないだら
あなたが聞こえる
ひみつの言葉で
わたしを結わう
あなたが聞こえる
....
ちいさな駅で見送った
あなたの笑顔は
まっすぐでした
こころ細さに折れそうな
わたしの代わりを
つとめるように
あなたの笑顔は
まっすぐでした
とおく、
遮断 ....
殿上 童さんの千波 一也さんおすすめリスト
(258)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
祝辞
-
千波 一 ...
自由詩
1
14-2-1
放射冷却
-
千波 一 ...
自由詩
6
14-1-29
十年愛
-
千波 一 ...
自由詩
4
14-1-27
輪
-
千波 一 ...
自由詩
2
14-1-26
子守唄
-
千波 一 ...
自由詩
3
14-1-24
涙とおぼしきもの
-
千波 一 ...
自由詩
7
14-1-23
砕氷船
-
千波 一 ...
自由詩
4
14-1-22
風見鶏
-
千波 一 ...
自由詩
2
14-1-21
はいはい。
-
千波 一 ...
自由詩
2
14-1-20
わずか数行
-
千波 一 ...
自由詩
4
14-1-15
越権
-
千波 一 ...
自由詩
6
14-1-12
才能
-
千波 一 ...
自由詩
4
14-1-10
散る葉
-
千波 一 ...
自由詩
6
13-3-30
無限
-
千波 一 ...
自由詩
4
13-3-29
氷点
-
千波 一 ...
自由詩
5
13-3-28
かなしい記憶
-
千波 一 ...
自由詩
6
13-3-21
精悍
-
千波 一 ...
自由詩
5
13-3-20
三寒四温
-
千波 一 ...
自由詩
3
13-3-12
花の一族
-
千波 一 ...
自由詩
7
13-3-2
大きなお世話
-
千波 一 ...
自由詩
8
13-2-27
向こう見ずなあなた
-
千波 一 ...
自由詩
7
13-2-26
遺骨
-
千波 一 ...
自由詩
7
13-2-25
わすれぐさ
-
千波 一 ...
自由詩
4
13-2-19
放物線
-
千波 一 ...
自由詩
5
13-2-17
火から生まれた
-
千波 一 ...
自由詩
6
13-2-15
うつしみ
-
千波 一 ...
自由詩
7
13-2-14
千年樹
-
千波 一 ...
自由詩
7
13-2-13
冬枯れ
-
千波 一 ...
自由詩
10
13-2-13
手をつないだら
-
千波 一 ...
自由詩
5*
13-2-12
残されたもの
-
千波 一 ...
自由詩
5*
13-2-11
1
2
3
4
5
6
7
8
9
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