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私はいつから「詩」を書くようになったのだろう?書き始めたのは10歳の初夏のこと、テレビで紹介されていた谷川俊太郎氏のソネットに触発され、その作品が収められた文庫本の「谷川俊太郎詩集」を買ったのがきっか ....
愛国者保護法が施行されたので スーパーの愛国記念セールで缶詰やら 乾パンやら ガスボンベやらを買って 帰り道のホームセンターでローンを組んでシェルターを予約し パソコンで遺書を書いて オンライン書店で ....
「恋してないのに恋の詩がかけるんるんですか?」何年か前にある女性から問われた事がある。その人は小説を書いていて、自分が必ずしも体験していない事も書いているのに、詩は気持を書くもの、そういう気持になるき ....
詩はなぜ売れないのだろう?多少とも、詩に親しんだことがある人なら、このことを考えないはずがない。なぜなら、詩は、もっと売れていいはずだからである。
詩は面白い、詩はカッコいい。小説や、芝居や、音楽に ....
現代詩フォーラムには、実に様々な詩人が集っている。正直なところ、多すぎて読みきれない。読み逃している詩の中に、とんでもない傑作が有るかも知れないし、その傑作が誰の目にも留まらずに、或いは読み流されてい ....
本題に入る前に、誤解がないように、少し、前置きしておく。
最近、某所の日記に、朗読について考えていることを書いた。日記だから、特定の個人に向けて書いたものではないのだが、やや、感情的と取れる反論 ....
ネットという媒体は、批評には不向きである。批評の形式の問題ではなく、この媒体の特殊性がそうさせるのである。匿名性が極めて高いこと、垂れ流し的になり易いこと、広く公開され、即座に反応出来るだけに、余計な ....
残業もそこそこに
今夜もいそいそと帰ってきた
玄関のすぐ脇の部屋で
かつて母だった生き物が
また呻いている
父の三回忌を済ませた頃から
母は溶け始めた
ビデオテープのように過去を ....
女の残り香が飽和した部屋の片隅のベットを
夏が来る前にシングルにしよう
と決めてから
もう何度も朝日を浴びて
僕が寝返りを打つたびに
ぐっと沈み込みながら
男臭いにおいを嗅ぎ続けてくれ ....