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卵と牛乳をかって
うちへかえろう
わたしは明日もそこで
生きていくのだし
はじめて情事を体験したときそれは情事じゃなかった。情事と交尾はちがうことだとすぐにわかったし、わたしの体験するそれが情事ではないこともすぐにわかった。だから早く子供を作ろうと思った。交尾ならば結果をつ .... そのかわり僕のなまえを覚えてて 僕がきみを忘れるかわりに ティッシュペーパーに百円ショップのサインペンで絵を書いていたよね。いちばん毒々しい色合いになるからって。僕は意味がわからなかったけど、なんとなくかなしい感じにえがかれるティッシュペーパー嫌いじゃな .... ながい柵があり
(たとえばそれは
夜だったり朝だったり
場所だったり人だったり
あるいは思想だったりするけれども)
ともかくながい柵があり

内側というのは
どちらですか

檻 ....
なんでも持っているひとっていいよね。
と、友人が言うので、
たしかにそうかもしれないけど、なんでも持っているひとを見たことがない。
と、返した。そうしたら、
あなたは、なんでも持っているじゃな ....
 内臓の
  ころがる音に
群がって
 肉が み し 
   み し 
    ゆがみはじめる





  ばかだから
 わからない  か ら 
  言って
     ....
かなしみに
一番ちかい子はだれですか、

神様が聞いたら
だれも手をあげなかった

神様は
ため息をついて
ごほうびをあげるよ
と、
うしろを向いた

そのとたん、
 ....
あしたの準備、というものをしないで寝る子どもだった。宿題も、時間割も、着る服もほとんど準備しないで寝てしまった。かといって、早起きするわけでもなく、だから毎朝、わたしは兵士のようにごたごたと用意す .... かなしみを
かなしみ終えたら
ひとは
笑わねばならない

かなしみが居座って
笑いかたをわすれてしまうから

こころがばらばらにちぎれて
もう一つには戻らない
体じゅうの血が流 ....
恋人はときどきすごくやさしいので、わたしは我を失ってしまう。
恋人は、完璧に、臆面もなく、溢れるようにやさしい。それはでもただしいことではないのだ。

ニュースをみて泣いたのは、恐ろしかった ....
ふいてもふいても
いっこうにひかない悲しみのなかで
笑わなければならない悲しみを
温めてなお笑っていることを
強さと呼ぼうか

明かりの絶えた街中で
星を見つめるまなざしを
つめた ....
整えられた部屋のなかで
足をそろえて座っている
でもつま先が冷えるのは
仕方のないこと

海や山や空をゆめみて
窓の近くに立っている
ほそい雨が降り出して
つま先が冷える

た ....
むかし
世界はぜんぶさわれるとこにあって
世界がぜんぶ自分のものだった
いつからそうじゃなくなったんだろう
手に負えなくて
おそろしくて
おおきくて
でも
確実にうつくしい
いつ ....
おそろしくつめたいてとあしとことば。

わたしのすべてに染みるようだと思った。


あまいものばかりをたべた。なぐさめるみたいに
すぐに元気になる。
唇の色で血の味がするような泣き顔 ....
たとえば
犬とか猫でもよかったけれど
いまわたしたちは
人間どうしだね

ちょうどおなじ加減で
人間どうしだね
わたしたちにとっての生活は
愛にみちながら残酷で
はてしなく自由でありながら縛り付けられ
とりとめもなく広大なのに小箱のように手軽な
つねに両極と矛盾を孕んだ
お菓子のようなもの
わたしの家族は、みなそれぞれにパソコンを持っていて、わたしはといえば、専用のものはないのだが、家族供用とされた一台はもうほとんどわたしだけが使っているので、実際はそれがわたしの占有のようになってい .... 十八、十九の女の子をみていると、不思議なきもちになる。彼女たちは、何もおそれていないように見える。同時に、何もかもがおっくうだという風に見える。その年頃の女の子たちは、たいてい自分が若いということを知 .... あらがわなければ、

おもったときには
もうあらがえない

うしないたくない、

おもったときには
もううしなってる

こどものころに
走っていて転ぶとき
ああ転ぶな、 ....
ことばをぬすまれたとか
ことばをよごされたとか言って
泣いてるけど
辞書のなかのことばを
てきとうによりあわせただけだよ

わたしたちのことばは
書き起こすとみるみる光をうしなってひ ....
なぜかはわからないけれど、世界はとおくにある。

朝顔の花でつくるいろ水や、
海辺でひろう角のとれたガラス、
いいにおいのする果物の皮

そういう、心地よくて意味のないものになりたかっ ....
からだのそとがわに
うすいまくがはっている

からだのそとがわに張ったうすいまくを含めて
わたしをわたしだとおもっているのでしょうが
わたしは
あなたがたがおもっているよりも
ほんの ....
あさがきても
似合わない季節を着て
わらっているのはもうたくさん

かえりみちでは
泣いてもいいし
泣かなくてもいい
唄ってもいいし
唄わなくてもいい
ただもうわらわなくてもいい ....
家もない
傘もない
鞄もない

指もない
耳もない
肌もない
声もない

皿もない
袋もない
血もない

温度もない
湿度もない
恐怖もない
歓喜もない
不安もな ....
ゆうとさんのはるなさんおすすめリスト(85)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
卵と牛乳- はるな自由詩3*11-8-22
情事- はるな自由詩9*11-8-20
晩夏- はるな短歌111-8-18
つたの洋館- はるな自由詩711-8-17
インタラクティブ- はるな自由詩1111-7-21
よく訓練されたウエイター- はるな自由詩611-7-5
ほどける- はるな短歌211-5-25
大きなお皿- はるな自由詩411-5-24
準備のこと- はるな散文(批評 ...411-4-20
かなしみを- はるな自由詩811-4-20
はずかしいこと- はるな散文(批評 ...311-3-20
波うち際で- はるな自由詩411-3-15
つま先が冷える- はるな自由詩611-3-10
世界- はるな自由詩211-2-16
いく- はるな自由詩111-2-3
- はるな自由詩211-1-27
お菓子の箱- はるな自由詩210-10-8
妹とパソコンのこと- はるな散文(批評 ...10+10-9-2
女の子のこと- はるな散文(批評 ...310-8-15
転ぶ- はるな自由詩510-8-15
詩人- はるな自由詩310-8-10
憧れ- はるな自由詩710-8-9
防具- はるな自由詩510-6-10
春の底- はるな自由詩410-3-20
ない- はるな自由詩310-3-19

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