すべてのおすすめ
ひとつひとつは とても小さな
出会いだったり さよならだったり
やさしかったり 冷たかったり
忘れていく 揺らいでいく

確かめるすべもなく
流れていく 壊れていく
それがとてもゆるやか ....
夏の名残を雨が洗うと
淡い鱗を光らせたさかなが
空を流れ
ひと雨ごとに秋を呟く


九月は
今日も透明を守って
焦燥のようだった熱や
乾いた葉脈を
ゆっくりと
冷ましながら潤ませ ....
比べたくなるものがある
幸せの度合いとか
それぞれの人生のありようとか

ひとと比べることで見いだせるものとは

柱に刻まれた幾筋かの古傷は
生を授かった証であり
輝ける未来への歓声で ....
目の前にいる誰かを 
幸せにできぬ自分など 
無くなってしまえばいい 

わたしの消えたところに 
もっと優れた人が現れて 
そこは{ルビ日向=ひなた}になるだろう 
君との想い出を抱いて 死んでいけることを誇りに思うよ 安美錦
アミニズム
あれはクビライ・ハンの来襲だったのか
心技体
やおろずの神々に祈りを捧げ
丸い土俵の上にあるものを
観音菩薩。弁天様。
ご利益いかばかりであったとしても
女人禁制
 ....
わたしのたいせつな彼氏
ちょっと太めで
なんだか見た目はイマイチだけど
ひたむきって感じの横顔が
とても好きなんだ

でもね
困っちゃうんだよね
おんなの子はこうあるべきだという信念
 ....
何もせずにいられないのは

燻る思いに堪えられないから


胸がギューッと苦しくなって

何かに縋りたくなる

空っぽになりたくなる

満たされたくなる


愛するものを愛 ....
太陽が沈んでゆく
そこが西の空だ
そして今日は下弦の月
だからすぐには
月を見ることができない
真夜中までじっと待て
そうしたら
太陽が沈んだ反対側を見ろ

今日の理科で習ったばかり ....
良くできたうめぼしは
故郷の懐かしい味がする

すっぱさのなかから
忘れかけていたものが顔をのぞかせて
こんなんだったよね
と問いかけてくれるような

ほどよく皺くちゃで
秋アカネの ....
今あなたが食べた
その秋の実は
一年に一度しか実がならない
そんな生き物なのです
人の一生の中では
わずか五十回くらいしか
作ることができません

この秋の実ができるまでに
冷たい風 ....
君の夏の中に
向日葵は咲いた
去年よりも太い茎で
大きな花を咲かせて

はっきりとした向日葵は
これからしおれてゆくだろう
けれども君はそれを
悲しんではいけない
それが自然なのだか ....
忘れてしまいたい事
沢山あり過ぎて

言葉は溢れても
体は縛られて

悲しくて
捕らわれて

身動きがとれない、、、

記憶を消してくれませんか?
闇に紛れて
全てを覆う
 ....
古風な恋愛をしたいって
女優さんが言っていたような気がする

三歩下がって師の影踏まず
じゃなくて
それは夫唱婦随ってやつだよね

男尊女卑だと指差されそう

でもね
ちょっと考え ....
太陽が
眩しすぎたから
どれもこれも
真っ白

花火は
刹那すぎたから
どれもこれも
真っ黒

鮮やかな記憶
以外 何も
残らない
残せない






{引 ....
蝉の声が五月蠅い。

「うるさい」って読むんだよ。
知ってた?

ねぇ
『八月蝉い』のほうが 強烈だと思わない?
   積乱雲を夕刻に照らし
   今日の終わりの貌
   南南東に流れてゆく
   身代わりの月は
   時々かすみ
   雲よりも遠くで
   私を笑っている

またたく稲妻が呼ぶ
 ....
私の恋


一歩進んで二歩下がる


私の重さ


一キロ減って二キロ増える



結局私は前には進めていない


何も変わらない


一 ....
涙が流れて色になる

どんなことであれ
何か一つのことができるまで
寒くて凍えそうになっても
暑くて動けなくなりかけても
泣くことを我慢して
ようやく成し遂げる
その時になって
自然 ....
トンネルを抜けると
そこは火の玉の中だった。
ドラゴンの怒りは
熱かった。

アイスを頬張り
扇風機に当たり
汗たらして
ハンカチでぬぐう

熱視線は否応無しに
注がれて困り果て ....
すごい風がふいていて

あのひとへの気持ちも飛ばされそうで
こころが全部ふき飛ばされそうで

蛇口から水が流れるようにことばが溢れそうで
すべて話してしまいそうで

でもそうなったら
 ....
風は言葉を求めていた
無言で動き続ける自分に
自分の存在を
何かにあるいは誰かに
伝えたかった
街は重厚な壁に遮られ
跳ね返されるか
止められるかで
風の居場所はなかった

風は森 ....
ひとりで食べる夕食は
いつものように
電子レンジでチンして3分

たった3分
それでも3分

どうにも待ちきれなくて
電子レンジの前で腕組みしながら
ながめるタイマーは
永遠にカウ ....
 
 思い通りにいかない
 緊張の糸は張りっぱなし
 無駄な時間に流される
 いつも自分を監視してる
 窮屈で自由とは程遠い

 人と人の繋がり
 いい加減うんざりする
 どうなるか ....
あの丘に建つお菓子の家は
幸福だけでできていた
パステルカラーと甘い匂い
君はいつだって笑っていたね

だから君が
あの家を出るときに見せた
心底悲しそうな顔が忘れられない


あ ....
大人になんてなりたくないと
思った時から
ずっと星を探していた
将来への自信と
可能性への期待に満ち溢れて
星は必ず見つかるものと
全ての人に全ての星があると
それが当然だと思っていた
 ....
 夕刻が近づき
 ネオンサインが灯り出す
 歓楽街に仕事を終えたサラリーマンが
 群がりだし
 熱で火照った空気が放たれる
 
 虚ろな時を友にする俺は
 ありもしない物語を語っている
 ....
夏が黄色くなってゆく
太陽の色に近づいている
夏をぎっしりとつめて
鮮やかな黄色になってゆく

黄色くなってゆく夏は
水に中に落ち
ぷかぷかと気持ちよさそうに
泳いでいる

近くで ....
 小雨降る夜中に佇む自動販売機
 主がくるのをひっそりと待っている
 
 暗闇が包み隠そうとすればするほど
 燃え盛る 胸の残り火

 歩きだしたら振り向くな
 自分に言い聞かす
 ....
低く垂れ込めた
嵐の雲のなかへ
灰緑色の階段が続き
海は大きなちからに
踏みしめられるように
しろく崩れながら
膨らんでは混じり合い海岸線を削ってゆく

風はいっそう強くなり
雨と潮 ....
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