すべてのおすすめ
春の水を取り
渓流に足を浸すと
新緑の夏は
そっと 足元を潤す
木漏れ日の交響を 響かせて
汗 拭く 額は生きつづけた
未だ来ぬ 時を
遡行する 魚にたとえ
君は詩を 夢 ....
静かな 書物は
木陰のある庭で 聞かれ
活字の中
歴史記述は
動線を 激しくあるいは静謐に 交差し
折々の姿 活字に染まる
すばやく 歌留多をきる
その手に宿る重さは
木漏れ日 ....
骨に染み入る 発声音
旭日を呼び込む 題目で
冥王星の領域を侵している
種痘の接種をするようにだ
惑星の司る 過去
核 ジェノサイドの無化を試み
惑星に題目を染み込ませ
鉄 ....
唸る 大空
その飛翔を 速める 鳩
太陽は 今 南中
素早く たなびいて 雲
飛行機の残音
この 大空に 響き
風は 光の軌跡を 曲げ
大風 天を轟かす
太陽の光を求 ....
この 地球がエントロピーの法則で
滅び去っても
例の邪悪な
モグラたち
年金もらって 演習を続けたそうな
ソナーは補聴器かわり
戦車は車椅子だ
テッポウには
花の種が仕掛け ....
仄かに 風
責務を まっとうする 陽光に
五月 草木
いよいよ その 勢いを増す
光を受けきり たゆたう 我が身
午前の 陽光は
ストレートに 清く
この身は しっとり 息 ....
汚泥のドブにうっ伏す
前のめりで
希望の中で死ね
万人に対する万人の闘争
自身の良性と悪性のせめぎ合いの
我が こころの有様
暴風に揺れ動く
巨大な霊樹を見た
鋼のように ....
その 始まりは
愛の『流出』でも
ビックバンの『開闢』でも よろし
ガンジスの砂粒より 多い星々と
生きとし生けるもので
この宇宙ができていて
仏・菩薩は
この宇宙の旅人 ....
潮の闇
せまり来る
夜の底は
白く輝く
繭があるから
微笑みの絶えない
静かな 沈んだ 夜
離脱した 魂は
深海に 浮遊して
消えては 灯り
微笑みは 光
沈 ....
陽光 燦燦
青空へ 誘う 透明な想い
世界は 光の乱反射
聞こえない 音の余韻
コップに溢れる 炭酸水
綺麗な 想い出は 弾け散る 青だから
この青空に 記憶させる 注ぎ込む
....
今
冷たい驟雨は
晴れ上がり
光
雲間を裂き
法のごとき
日輪の蓮華 現れる
朝の勤行 唱題
南無妙法蓮華経
流れる 音声
流麗の時
焼香の煙り
龍神のご ....
深々と 寄せてくる
夜の 間に
下弦の月が 静かだから
開かれた 秘密の扉
漏れくる 天界の光
倦む事を知らない 瞑想だから
月の鍵穴を そっと 覗く
幽かな 天空の序曲に 耳を ....
遅れてくる 朝に
日輪の再生が 静かに 遠く
密やかな冬至は 過ぎて
節をも分け 春分に 向かう
風もなく 穏やかな 一日なのだが
澄んだ 透明な陽光 麗らかな
味の無い 真空の時 ....
芳醇な 夕を思い出して 読書の
コーヒーを 心に注いで
鎮まれる 湖面
曳航の 午後
短い昼と 長く伸びた 人影と
あなたを 待つために
コーヒーは冷めず
光の真紅は 留まり 維 ....
船
青く
触れると
消え入りそうな
船
ここ
我らが母体
青の時間船
地球号
ここ
こころと
からだを
養う
青の
時間船
地球号
*
大航海時代・・・ ....
この 響きの 深く
清めた 場所で
流れる感情の帯 旗として 掲げ
密かに 掲げ 夜を見詰めて
この 夜を祈り通し
星をいだき
星をささえ
深まる 夜ごと 夜ごと
闇が静 ....
この 青い空 白い雲 高層の建物は
冷たいロジックを回線に乗せて静かに堆積する
光が都市の騒音のように
うねり 広がる ポテンシャルの場
ここ 帝都の初冬に南中の林立する 陽射し
影 ....
そら 雲集 あるいは 雲散する
電撃の言論 フォーラム ここ
情報にあふれて
しかし何も心へ響かない
『あなたは暖かくも冷たくもないから私は吐き出す』
とは聖書の聖句
欺きの虚報に ....
善悪の徴(しるし)を見たし満月の
澄清(ちょうせい)のそら雲ひとつなく
端々へ光が渡る天空に
在って在るべき雲流れ行く
夕焼けがビル ....
遠く 見晴らす 草原
凍える手に 情熱にほだされた 息かけ
圧倒的な 旭日は希望と共に 昇り
草花の露は 烈風に揺れ 輝きを増す
地響きがする 遠く遥かな 思いを湛え
{ルビ群馬=ぐんば ....
白光の
南中から 射し込む
瑠璃の
響きなお 幻惑の色彩 立ち込め
天空に瑠璃の宮
その尖塔に
薄く 雲 懸かり
宮の霊気 冷え
凍れる 光線
七色に 乱反射し
音もなく ....
天蓋に 日 月 輝きあり
静かに 佇む 汀に 潮騒
天空に 漂う 色彩のうず
甘露の 滴り 綺羅に染む
濃い靄 明るい気息の賛美歌が
輝く海から 立ち昇り 漂い広がる
汀のあたり ....
萎えて行く
心力の花か
ことばとことばに
引っ掛かりをつけ
むすび くねり はりめぐらす
透明のナイロン糸で
部屋じゅう
意味の重さ
心力の光輝
たましいの光る
小部屋 ....
ガンジスの巨大な銀河の流れの清めの沐浴
ヨルダン川のせせらぎ清めのバブテスマ
水が洗い流し
古代の美しき伝統 禊 祓い
聖霊が静かに降臨する
風 うねり 波 満ちる
輝ける 鎮 ....
闇の透き通り始めた陰画は
宵宮の日の真夜中に
電信柱に貼り付けられた
霊視と解析の挙句の果て
夜は腑分けされ保存され
果てしない陰画の夜は
たるんだ夜空に掲げられ
黒い光に たな ....