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瑞々しく淡い光。
柔らかな黄金と緑と午後の黄昏。
風と光が静かな歌声で話し合っているのが聞こえる。
詩だけが引き出せる言葉の葉脈、その息遣い、温度、色合い。
まるで預言のような神秘性にも満ちて ....
以下、私の友人である故中川路良和君の処女作品集でもある『頭變木』所収の全詩篇です。
初対面より間もないころ、人には見せたことがないのだが、と中高生時代に書き溜めた作品をなぜかひそかに読ませてくれ ....
町はパリだか東京だか
ときは過去だか未来だか
枯れ葉一枚ついているだけの
冬木立ち透ける枝の向こうに
買い物帰りの女がひとり
淋しい色した小さな目で空を見上げている
上半身に食料を ....
文=まどろむ海月 絵=彩也香・M
{引用=
二人の人間が死ぬと、一匹の猫が生まれる。だから
猫の目は 時々 左右 色が違う。
....
※アメリカのライト・ヴァースの経緯については「ライト・ヴァース雑感2」をお読みください。→https://po-m.com/forum/showdoc.php?did=215625
こちら、 ....
西條 八十全集1、2、3(抒情詩)、4(時局詩・少年詩)と13(詩論・詩話)巻
?国書刊行会発行
を、借りました。何も考えずに予約して、来たら一冊が辞書ほどの分厚さでびっくり。
西條八十と言え ....
母
ああ麗しい距離(デスタンス)、
つねに遠のいてゆく風景・・・・・
悲しみの彼方、母への、
捜り打つ夜半の最弱音(ピアニッシモ)。
ぼくの周りには、ランボーを読んだり、中也 ....
家の近くの公園は小さな森に隣接している
そこには斉藤さんという木がある
斉藤さんは他の木と違う所があるわけでは無い
ただ僕がその木を特別に斉藤さんと呼んでいるだけだ
斉藤さんは他の木と同じ ....
寒い
だから余計目は開かない
遠くの方から誰かが僕を呼んでいる
そっと
頬を叩いている
猫が空を飛んでいる
1匹じゃない
何匹もの猫が
鳥が飛ぶ代わりに猫が飛んでいる
僕は喉を鳴 ....
元サーカス団員、元俳優。自称哲学者、思索家、表現芸術家。
1917年12月25日(出生届では同年8月3日)イタリアのジェ
ノバに生まれる。2003年7月2日没。
母親は巡業劇団の ....
「それはダメ!」
そんな声を出してしまったものだから、いぢわるな彼はますます面白がって、手に持っているノートをパラパラと眺めた。
「うわー、きったねー字だなー、いつの?」
「十五歳の時の」
....
「なんか作ろうか」とか言うから、まじで作れんの、と思いながら口には出さないで、「肉じゃがが食べたいわ」って頼んだ。冷蔵庫開けたら、肉や野菜や牛乳やなんかタッパに入ってるものとか色々出てきたから、意外 ....
本心では好きでもない男性と
体を重ねるのは
汚い事ですか?
不潔
だね
と答えは言う
ならば、どういたしましょう?
この欲求は
どこへ追いやりましょう?
何処へ封じ込め
どこへ ....
理来さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(13)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
詩人から詩人へ_1_/_掛川_享嗣_氏_to_木立_悟_氏
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小野 一 ...
散文(批評 ...
5*
11-3-28
故_中川路良和_詩作品より
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まどろむ ...
散文(批評 ...
5*
11-2-14
或るイメージ
-
Wasabi
散文(批評 ...
2
10-12-22
絵本「猫たちの肖像画」
-
まどろむ ...
散文(批評 ...
5*
10-8-29
ライト・ヴァース雑感
-
ふるる
散文(批評 ...
20+*
10-7-22
借りた詩集_西條_八十全集
-
ふるる
散文(批評 ...
10+*
10-6-9
大好きな詩人を紹介してみます__「吉田一穂」
-
非在の虹
散文(批評 ...
7*
10-6-8
斉藤さん
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Oz
散文(批評 ...
4
10-4-13
Flying_Cats
-
Oz
散文(批評 ...
4
10-4-8
アルフォンソ・サノヴァビッチ4世についての覚え書き
-
salco
散文(批評 ...
2*
10-3-7
左手で書いたノート
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光井 新
散文(批評 ...
2
09-7-16
肉じゃが
-
かんな
散文(批評 ...
6+*
08-8-13
或る店
-
Wasabi
散文(批評 ...
4
08-4-14