すべてのおすすめ
{引用=決して君には映らないのに
何故君は私に映るのだろう}

林檎の皮を剥こうとも君ほどの素顔はない
時の奥にみる廃虚のように
冬の底に横たわるマグマのように
不謹慎ながら、なんて君の炎 ....
「出てきてくれないと、さよならが言えません」なんて
君がいつもの優しい声で言うから
余計にここに閉じ籠ってしまいたくなった

「寒いでしょう、さあ」

ねえ、君はいつだって正しい

寒いよ
すごく ....
ぼくは高校卒業まで叔父叔母に育てられた
母さんはぼくと妹にいちども会いに来なかった
誕生日にはお金が送られてくると叔母は言っていた

叔母ぼく妹で買い物に出かけると
きまった店でよく服を買っ ....
雪を見ていた
精確なことを言えば
友からの雪景色の写メを見ていた

あいつのまえに存在した景色が
写メで切り取られて
雪景色の写メが送信されてきた

俺は心のちからを総動員して

 ....
余白は余白のまま
残しといてくれたらいいのに

ちゃんと感じとるのに


余白を埋めようとするなんて






信頼してくれてないってことよ


三次会のあと
はなれがたくて
鉄路にふたりツレションをした

メリークリスマス、

メリークリスマス、ミスターローレンス、

アラスカの凍る林で
奇跡たちが
ガシガシと音を立ててい ....
ぼろぼろ
ぐずぐず
もさもさ

私の作業は
すべて
いつも
こんな感じ
なのかな

うん。

まあ、
悪くは
ないんじゃないかな
実家に帰ると
母は今の母で
わたしが思っているお母さんとは違う
いろいろあったもんね
川の形だって水の流れで変わるんだもんね

でもわたしの頭のなかのお母さんはやっぱりいつも不幸で
あた ....
かつて心を置き去りにした土地で
足元を掬われないように前へ、前へ

敷き詰められた岩の隙間で浮かんでいるのは
汚れた発泡スチロールの欠片ばかり
忘れられたオモチャの残骸は
ひきつった笑顔を崩さないよう ....
うちがわにうちゅうがあるから
ふとんから
でられない

たいくつはしてないんだけど
ひとに
おこられそうだな
傾いた日常の上
遠くへ消えてゆく遊園地
小さな観覧車が今日だけは大きく見えた
カタン、と揺れて 世間に揺られて

ただ西へ吸い込まれる


静まりかえったホームを歩く
冷たくなった1 ....
冬紅葉 鴉の瞳を染めて降る 
      
 
 
凩や 潜熱の葉に森燻ゆる 


    

*

 ....
夏に
一度
命を絶とうとしたわたしが

いま

赤くなりかけた
木々の葉を見上げる

この涙は
なんだろう

生きているしるし

いのちの讃歌
歌うこと
歩くこと
泣くこと

オレンジになって消えた
玩具のビー玉

ガラスで出来たビー玉を炒めて冷やすと
中だけが ランダムにひび割れる

ときたま卵みたいに
ぱっくり割れてしまうものもあるけど
まあそれも ご愛嬌

まるで一流の工芸品みたいに
きらき ....
森に行こうよ
そんな口約束覚えていますか


桜の花が広げた両手
こぼれる夕陽
つくられた
寄り添うシルエット
春風に流され
漂泊の想い
今だわからず


四季を忘れた
私 ....
{引用=

*



どの色も気に入らないの。欲しいのは唇をかむ痛みの赤さ


きつね花、天秤にして恋人のふるえる声を謀りにかける


しろはくろ、くろはしろからあ ....
いずれ修復されるだろうと
私はただ見つめていた
やがてそれすらも忘れてしまい
背景の一つとして色を変えた

置き去りにされたもの
斜陽がそっと撫でてゆく


価値がないから捨てられるのか
捨てられて価 ....
昨日実家に帰ってきて今日は本当に予定がない。
家の隣が中学校なのだが(中学時代はふらっと学校に通えていた...)、
どうやら明日は運動会らしく、朝から予行練習のためのパヒュームとかアニソンが爆音で ....
選挙カーはすれ違う僕を威嚇するかのように

年増うぐいすの声をぶつけてきたので

思わず

避けてしまった




遠ざかるにつれて
ドップラー効果の適用で
声が低く転調されていった


 「 ....
まぶしくても欠けていた
陽気なあなたの翳りに
こんなにも離れてから
気がつく、それも
霞んだそらのむこうで
月のひかりに近い
比重の


愁いが
瞳から溢れたとき


あなたはすでに
詩人であった





淡い湖に半身を浸して
何かを探し求め



深層に沈む
リングに手をのばす






ひと ....
蒼と紅が溶け合う黄昏

澱んだため池と 汚れたアスファルトを割く
目に痛いくらいの白いレールに

咲いていた

薄黒い緑手を緩やかに伸ばして

《寂しいんだ》

絡みつく

そっと触れれば
震えるよう ....
青空は何処でも青くて
桜は何処のでも薄いピンク色

分かってるよ

頭でも心でも

簡単に逢えないんだから
言葉で繋がってることくらい
ちゃんと理解してる

でも
ワガママかもしれないけど

この青空 ....
はじめまして
初めてこの枝で花を咲かせました
これからもこの気持ちを忘れずに
毎年、花を咲かせたいと思います
遠くの光は冷たい

近くの光は熱い

欲しいんだ

わたしを照らしてくれる光

わたしの手は夜の闇に融けて

わたしの手は光のシルエットに砕けて

あの向こう側に逢いに行きたい

照らしてくれる

わ ....
梢にお月さまがとまってる

お月さまだって
たまには
休みたいのよ
駐車して

夜を見上げる

月が割れている

夜の背中が割れている

おまえも見てるんか

もうすぐ総選挙やな

おまえと別れてから

二回目の総選挙やな

遠い声また聞けるな

駐車して

夜を見上 ....
ただ

あなたの手に触れたいだけなのに

デジタルな世界は

こんなにも


遠い
青い青い空の
真っ昼間

ぼくは
白昼堂々
盗みにいこう

また再び

きっと彼女は
待っている

初めて出会った
あの空の下で
北大路京介さんの携帯写真+詩おすすめリスト(915)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ゆらめき- 瑠王携帯写真+ ...13*10-1-8
かくれんぼ- 瑠音携帯写真+ ...510-1-4
四人家族のマネキン- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...2510-1-3
雪景色の写メ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...310-1-3
余白_を- 笠原 ち ...携帯写真+ ...609-12-30
酔いどれの鉄路- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1109-12-23
焼き立てクッキー- むくげ携帯写真+ ...209-12-7
未だうまれぬわたしのこども- 笠原 ち ...携帯写真+ ...909-12-2
防波堤の風- 中原 那 ...携帯写真+ ...12*09-12-1
冬のいちにち- 笠原 ち ...携帯写真+ ...11*09-11-19
railway- 中原 那 ...携帯写真+ ...8*09-11-7
初冬- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...10*09-11-7
いのちのうた- 風音携帯写真+ ...209-11-4
忘却- 緋月 衣 ...携帯写真+ ...2*09-10-26
ハートブレイク・キャンディ- 愛心携帯写真+ ...7*09-10-21
遥か- 奈々携帯写真+ ...6+09-10-2
紅色- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...17+*09-9-30
忘却の青い時間- 中原 那 ...携帯写真+ ...8*09-9-21
帰省- さわ田マ ...携帯写真+ ...4*09-9-19
ショパンの為に一票差で泣け- オリーヴ携帯写真+ ...1109-8-29
- たりぽん ...携帯写真+ ...3*09-7-22
月下の言霊- オリーヴ携帯写真+ ...2109-7-5
花想遊郭- 愛心携帯写真+ ...7*09-6-18
宴恋- 愛心携帯写真+ ...12*09-4-12
想撮空間「初志貫徹」- 緋月 衣 ...携帯写真+ ...5*09-4-6
手を伸ばした- 愛心携帯写真+ ...13*09-2-18
休憩- 風音携帯写真+ ...1509-2-9
夜の背中- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...609-2-8
想撮空間「温」_あ__た__た__かな。- そらの  ...携帯写真+ ...6*09-2-1
白昼堂々- 風音携帯写真+ ...509-1-29

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31