すべてのおすすめ
君は端っこの席で
いつも頬杖をついて
窮屈な空気に飽きたように
紐靴を揺らして 窓を見つめ
風が吹けば良いのにと言った
蒸し暑い部屋の中にも
偏りがちな脳内にも
そしたら昇っていけるよ
こんな ....
ほどけた 靴紐を結びなおして
ふと見上げては笑った
おどけた 魚はもしかしたら
かまぼこになってるかもしれないね
不吉というよりも…
そう……
街路樹に背を向けたのは
凍えてしまいそうだから ....
桃色の花園を下って
季節をオルゴールへと 移す作業が得意なの
通り過ぎる人の白い髪に朱林檎
気丈に振る舞うお姫様に 見せてあげたいものだわ
手を取って 踊るよりも
隣で鼻歌 歌い ....
僕は傾いたまま
あの人の吐息に走っていった
そういえばあの人の笑顔はとても絶望的に見えたが
騙されたい人が辞書を担いであの人を抱きしめていたのを良く覚えてる
日曜日限定のせいか不気味に見える顔で街 ....
あた しが 見ている先
真っ白な ヒカリ 瞬間
恋する 味はきっと
りん ご あめ
歌を うたうために
マイク を 買ったの
壊れ た マイクでいつも
ru ru r ....
私の手は冷たいの
冷え症なのかもしれないわ
でも
心がそうなのかもしれないわ
だから私は手袋を買ったの
暖かい色にしてみたの
でも
ちっとも暖かくならないの
私を呼んでいるのは 何
偉ぶっ ....
Aボタンを押す、彼女の手は震えていました。
動機と目眩。頭痛に涙腺爆発の傾向。
どうか誰か、私を救ってくださいと悲劇のヒロインを演じています。
彼女はネガティヴな人間でした。
周りの人間は ....
ストロベリージャム 夜明けが来るから
カーテンを黒に染めなきゃね
アイスクリームコーン どうせやるならさ
楽しい事のがいいよね
スウィートベリーナウ 昨日の彼女
氷漬けのハーブ食 ....
やさいうりがきたよ
やさいうりがきたよ
にぐるまをおして
にんじんをつんで
しゅふがかけよってく
こどももはしってく
おいしそうな にんじん
じゃがいも かぼちゃ
やさいうりのやさいは
こど ....
絵の具のついたレコード 二階の窓貼り付けたまま
君が好きだと歌った曲は 今日も誰も寄せ付けはしない
ビーカーの中で混ぜた欠点 薄くなる所か濃いくなる
それをまた飲み干しては染まる僕を 君 ....
落ち込んでる奴がいるとすぐに走っていって、不幸なのはあなただけじゃない、とか言う奴が居た。
ぐすぐす泣き出す奴の肩を撫でながら、ひとしきり不幸な人の話を話して
ひとしきり落ち込んでる奴を泣かせて満 ....
突然話しかけられたら 心臓が泣いてしまうでしょ
その前に止めておかなくちゃね 大丈夫一人でやれるわ
あなたはきっと私が また迷ってしまうからって言うけど
もうきっとあなたとじゃなくても ....
開けていく夜を見ながら
ラムネ味の嘘をかじって
昨日の残骸を
集めて寄せて丸めてた
寒いみたいに唸って
たじろぐ僕を気にも止めず
明日の為へのレターセット
薄いビニールから取り出す君
強いと ....
体力の限界なの ちょっと炭酸飲料飲ましてよ。
愛想が尽きてしまったのなら 愛しい人よ って歌わないでね。
ゲームもあんなに はまっていたのにね。
あたし もうやる気ないみたい。
恋愛の ....
食器を綺麗に洗っていた
昨日はカレーだったから
鼻歌なんかも歌えずに
一生懸命洗っていた
通り掛かった老人に
相変わらずですねと笑われた
別に何か言い返すでもなく
ええ良いお天気でと微笑んだ
....
缶に塗ったくられた絵の具はね
私のようなものなのさ
チッていう舌打ちが聞こえてくる
だから同じくやってやるのさ
格好付けて盛ったって
愛され上手には慣れない
瞼の裏世界を旅 ....
こういうの集めるの好きなんです
やりたいくせにやってもいいとか言っちゃうように
それはそつなくタイミングが良く
正反対に尊敬疑念
そういう風に感じてたり
そういう風になってたり
鍋を洗 ....
徐の右側が消えて 余りっぱなしになった
おざなりに押しつけられたみたいに
ストライプのカーテン 隙間の景色もそうで
目がチラチラして痛み出したりするし
流行って電波とかを張り巡らせ ....
意地悪なお嬢様は
デートの途中の事
突然走ってきた馬車に
長ったらしい髪の毛引っ掛け
上品ドレスも台なしね!
自慢屋の王子様は
ベースを掻き鳴らしてた
そして権力で乗っ取った
武道館のライブ ....
オレンジペコに浸されて
君は突然蛇口をひねり出す
「ああ 1000まで数えなくちゃ」
おざなり気味なこの町では
零れてしまいそうになる フヘイフマン
足は真っ黒じゃなくて
....
何でも出来るって事は何も持ってないって事なんだよ。
苦笑というか、呆れたように笑った流音の顔が脳裏にちらつく。
「あー・・新しいの買わなきゃな」
残り一本になったピアニッシモを口 ....
最低ってのが一番下
当たり前だけどそうだけど
それを遥か下回ってる
矛盾してるけどそうだけど
でもそんなもんだろう
俺の安い働き安い言葉
だからそうなってんだろう
粗悪じみた 救済活動
明日 ....
あなたが僕に付けた
「嘘吐き」って名前
しっくり来なかったけど
聞いた事あるような気がして
ほとぼりが冷めてまた
前の名前を呼ばれ出しても
その名をたまに
口ずさんでたり ....
ピアニッシモは、相変わらず不味いらしい。
由夜といわれても、俺はどうしても「お兄さん」って呼んでしまうんだけど。
その人には相変わらず死相が付きまとっているような雰囲気で
俺はばったりと会う ....
疲れたとか
足りないとか
諦めとか
虚しさとか
全部混ぜ込んだら真っ黒になる
そんな絵の具はパレットの上
打ち込む度に淋しく光るキーは
言葉とかマンションに閉じ込めとけ
甘いほどに墜ちて行け ....
窓の外の猫が言うのさ
ピアスが足りなきゃ 塞いじまえ
一度壊れた おもちゃなんか
次にもそうなるって決まってる
釣り合ってるから動かない
だから珍しい事も起きない
そんな諦 ....
別に、ただ気になっていただけだ。
どうせまた明日から、同じような顔をして過ごす自分に嫌気が差して叫び出したくなるように。
変わらない自分を望んでいると言う割には、平穏なんか壊れてしまえと物騒な事を ....
全自動洗濯機に投げ込んだ
ぐちゃぐちゃにしちまえ 僕の作文
ポケットに入れっぱなしのキャンディと
同じように 砕けてよ
あまり上手に出来なかったとか
気に入らなかったわけでもなく ....
不機嫌ばっかでサイン会 愛想も何もねぇのかよ
好きな格好してぇなら
正反対もやってみろよ
壊れちまいそうだって
言ってみろよ ほら どうした?
置き去りなのか
お気取りなのか
ああ 駄目 ....
別に、好きでも嫌いでも無かった。
小さい時からそれをやっていて、ただ人より上手に出来ただけだった。
劣等感を感じて、辞めちまえ、と罵る輩の気持ちが痛いくらい分かってしまったのは
それから何年 ....
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