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僕等殺意って牙に麻酔をかけて生きてる
容易く揺り動くそれは、人が人と暮らすには鋭過ぎる鋭角
否定の局地に立って人は、ようやく息を吐くことが出来るというのに
僕等息を、息を吸い続け ....
潰えていく芽
親指と人差し指で ひとつひとつ 丁寧に摘む
それが適応だと
呪文のように呟いて
人間を枯らして
死んでいくのは楽しい?
楽しい?
....
白い猫が、足元に寝転んでいる。
ぷっくりと膨れた白い腹、細い声、甘ったるい視線。
午前7時。出社の時間。
そんな僕の事情など構わずに、猫は媚びるように鳴く。
細められた瞳が ....