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いつになったら楽になれるの?
私はいつまで飲み続けなければならないの?
ねぇ教えて

今の私に効く薬など無いわ
いつまで私はここに居ればいいの?
ねぇ教えて
助けて
誰も助けてくれない ....
風は 吹いたり 止んだり
心地にまかせて それは ゆくようなので

空には ほかり ほかり
忘れてしまいそうな それは みているようで

遠くに 近くに 咲く花は
心地の風に 吹かれて  ....
同じ病室のイノウエさん80歳は
背筋がピンと伸びていた

検査入院で退屈だからと
廊下で体操していた
ら、
やっぱり、看護婦さんに怒られていた

イノウエさん80歳は
80年生きてき ....
詩人は心を尖らせている

詩人は詩を書いている

詩人は詩を書いていない

詩人は何かがあれば何かを書ける

詩人は言葉を書いている

詩人は言葉を聴いている

詩人は言葉を見 ....
今日までのことなんて
全部忘れてしまおう
このところずっと染みついていた淋しさは
火にかけすぎたシチューのように焦げついて
無理に剥がそうとすると
苦い味になってしまう

きっと思い出が ....
あの頃と同じ
アタタカイところへ行きたいけど
同じところに戻りたくはない
同じことは繰り返したくはない
とにかく前に進みたいんだ

今はこうして ただここに居て
毎日の暮らしに ひたすら ....
あのこのことを想う時
なんだか胸が苦しくなる

いつも穏やかで いつも笑っていて
 
あのこは今どうしてるかなんて
今ではもう分からないけど

苦しみの分 幸せになってるといいな

 ....
僕が大事に守ってる
キレイな空間に

足跡とか傷をいっぱいつけて
きみは
泣いていた


両手を必死に差し出して
子供のように求め

ぼろぼろ崩れてゆくきみに

悲しくも ....
ぼくは詩人

目で見ているのは実像
心で感じるのは虚像
なのかもしれない
実像は倒立だが虚像は正立である

今日もまた

朝の散歩をしていると
青空に出会いました

この空の下 ....
わざわざ心に波を立てて詩を書くのはどうか
どうか

波は不思議な力で打ち寄せるもので
波がない時は、ない
海を見るものはもっとよく知っているだろう
ぼくの目の前には、海は現にない
ぼくの ....
今日も窓辺のてるてる坊主は
ひとり 濡れて
ひどく 濡れて
雨粒 ぽとり

あなたの気持ちは分からなかった
週間天気予報(の降水確率)よりも
けれどずっと晴れなんてあるわけなかった
「 ....
このキスは
手段? 
目的?

その腕は
目的? 
手段?

あの言葉は
手段?
目的?

あなたの仕事は
目的?
手段?

わたしの人生は
手段?
目的?

 ....
久しぶりに居合わせた雨で、新しくなる
霞がかった乳白色フィルター

アルコールで剥れ、紅潮した肌のきめ細かい部分に触れると
はらはらと、なにかが散っていくのを感じた。
その体温によってあ ....
爪も睫毛も

触りたい時に
いつも傍にあって

あなたはうっとーしいと言いながら
心はあったかかった


でもいつからか

甘えきった部屋に
あなたは
本当にうっとー ....
笛吹き男が
こちらを向いてにこりと笑う
(愛は劫初のくびき)

青ひげ侯爵が
やさしい言葉を投げ掛ける
(言葉の虚構の投網)

ついでに
市役所勤めの桃太郎が
たまった市民税を督促 ....
浜辺に漂いついた瓶のように
ひとり暮らしの郵便受けに
届いた宛名違いの封筒は
丁寧な文字で
差出人の住所

きっと昔、この部屋に住んでいた
誰か宛の誰かの手紙
なにかの縁だろうと
不 ....
雪の上で 軽い
ステップジャンプ
口元は 
叫んでいる
Jisus!と・・・


誰よりも 誰よりも だれよりもはやく
命を捨てよう 

ひとのからだ

我先に 我先に われさ ....
バレンタインなんて関係ないねと
モテない奴らがひがんでる
そして俺もその一人で
この時期だけチョコなんか嫌いだと
デパートの前で心の中で叫ぶ
今は仕事もないので義理チョコももらえません
義 ....
ぼくの肩に乗るピパは
足が一本かけている
だが ときおり
大声で泣くほかは
そこ等の蛙と大差は無い

ただ 知り合いの目利きによれば
それは伝説の金蟾(きんせん)なのだと
だから大事に ....
君は言った

降り積もる雪に埋もれて死んでいきたいと

雪原に横たわる前に

あたたかく甘いコーヒーを飲んで

それから雪に埋もれたいと

その時はどうかわたしの手を握っていて ....
いつかの君とひたすらに逢いたくて
五線譜に綴ったふたりの情愛の記憶を
休止符に挟んだ花水木の栞で辿れば
蘇る感情の起伏に今も戸惑ってしまう


それは仕組まれたエチュードの調べ
震える指 ....
高層ビルの隙間から、ふと空を見上げる

なんて高いのだろう、とても手を伸ばしても届く距離ではない

そう思うたびに自分の小ささを実感して落ち込む

どのくらいの高さがあるのだろう
 ....
真夜中に目が覚めて
水道の蛇口をそっとひねると
そこから
海の匂いがする
喉が、渇いていたので
それでも飲み干すと
いろんないちにちが
搾り取られるように抜け落ちていく

冬の海はな ....
ねこや青空や荒野を
ねこや青空や荒野と
なづけたひとにあなたのなまえを
なづけなおしてもらいにゆくのなら
てぶらで部屋を出て
ふいにバスをとちゅうで降りる
もう二度と帰らない旅行へ出かける ....
野に咲く白い花の可憐さを
優しさに満ちた眼差しで
静かに見つめる心を
わたしは肯定する


踏み躙られた拙い夢の儚さを
悲しみに満ちた眼差しで
静かに見つめる心を
わたしは肯定する
 ....
発泡スチロールのトレーに
並んだ雌のシシャモを手に取った


内臓を圧迫するほどに詰まった卵
母魚の中で死んだ卵


網から漏れ生き残った雌のシシャモの
卵はどれだけ成魚に成れるのか ....
その人は
みずのようなものに写っている
七月をみていた。
来世にのこる後悔を
かいつまんで
ならべかえた
しろいひる。
自転にふさぎこんで
がたん、と
額がはずれたとたん
死よりゆ ....
伸びる緑のおとをきいた。
ひだりからみぎへ、
ひっかき傷の。
もしそうならば、
それでもそれは、
ちっとも不思議じゃない。
これできみがすっかりわかる。
和音を逢引きに、
リズムの裾で ....
とうとう雪が降ってきて
あの人をさらってくるチャンスがやってきた
今朝あなたは外へ 出られない
今すぐそこへ
生霊をとばすわ 
雪がとろけてしまわぬうち

わたしの体からいま
切り離 ....
こんなに悲しい こんなに苦しい
外は木枯らし吹き
暗いまなざしで街を歩けば
コートの襟に雨が入る
「雨に歌えば」若いころ観た映画
失敗したなぁ
そう、中年期は不幸な幸福
食べるに困りはし ....
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