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花曇の四月から
薄灰色の雨が零れる
桃や枝垂れ桜の
薄紅のあいだから
無垢のゆきやなぎは零れ
春雷の轟きに驚いてか
ちいさなゆき、を降らせている

その様子は
あまりに白くて
白、 ....
春が

     はるが

傘の水滴に溶けて
声も密やに
幼いまるみの春の子に
子守唄を聴かせる


まだ固く木肌の一部の様子で
繚乱、を隠した蕾は
雨にまどろみ
陽射しに背 ....
依玖侘 なつきさんの銀猫さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春雷、残響- 銀猫自由詩19*07-4-9
桜子- 銀猫自由詩21*06-3-6

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