へこたれそうになる
誰かが声を掛けてくれる
肩が重い
休めばいい、Yes indeed!

腰が重い
太りすぎ
荷が重い
働きすぎ

誰にでもできること
休息。Yes indee ....
眺めれば
外は雨で

いつもの場所
いつもの時間
それが合言葉

合言葉だった

眺めれば
外は雨で

気付いたけど
動けなかった
そこで終わり

終わりだった

 ....
いまは
なんごくのきのように
ぽつりぽつり
はまかぜにゆれている

あんなんたくさん
かたをよせあい
いきていたのに

ながされた
まつのき

ながされなかった
 ....
隠された寝台で
黒衣をまとい 彼女は眠る
やがてその眠りに霧が立ち籠め
その中で 鬱蒼とした森林と
銀と透明にきらめく都市とが
ゆっくりと近づき
そして静かにまじり合う

 ....
世の中で
一番嬉しい事
それは
愛される事。

世の中で
一番悲しい事
それは
憎まれる事。

世の中で
一番大切な事
それは
生きる事。
あっというまもなく発射オーライかけ声もなくあ〜とかたもなく
あぜんとおぜん
ひっくりかえり
なすすべもなきもなさけもなくもないのに
ないのはないよう
たれながされた
たらしがたらしにたらしめてためしに ....
張り裂けそうな胸を抱えたままで
整然とした街を歩いていく
君を失ったからではなく
単に空っぽな未来を想って
痛むこの胸がつらくて
知らないうちに奥歯を噛みしめている

若者たちが集まって ....
赤い軌道をひとり歩き
真っ直ぐに日は照り
真っ直ぐに日は沈む

何故 そんなに真っ直ぐな道を進むの?
何故 ひたすらに真っ直ぐ貫くの?
何故 規則正しく礼儀良くするの?

疲れないかな ....
クラウディ
きみのなをよぶ

ひとのように
いのちのように

あめがふりそうな
そらはいつも

クラウディ
ぼくのなをよぶ
 
 
橋の上で兄は星を数えていました
すぐ横で私は橋を数えていました
星は数えきれないほどたくさんありました
橋は私たちのいた橋ひとつだけでした
何度数えてもひとつでした
それが兄と私 ....
最近入店した笑顔の素敵な男のひと
洗い方は丁寧なんだけど
細長い指先からほのかにただようタバコのにおい

最初は気のせいかと思ったんだけど
どうやらそうでもないようで
せっかくのシャンプー ....
ネギのみどりが並んでる
稲の子どもも並んでる
人のつくるものは
やっぱりきちんと並んでる

てんでに生えた
雑草の花は
すきな場所で咲いている

私もすきにみている
今日は晴れの春 ....
さいごのロボット

僕は生まれた 世界が終わった次の日に
きっとそう プログラムされてたんだと思う
壊れた研究所で 目を覚ましてすぐ歩き出した
きっとそう プログラムされてたんだと思う

 ....
アールグレイの薫りが
そこはかとなく漂う部屋に
雨のそぼ降る初夏の午後
遠くの岸辺を見つめていた
それが美しいと思って
そうやって この岸から かの岸へ
水辺の鳥にまたがって旅人となる

近くの岸辺を歩いていた
ここが息苦しいと思って
そうやって この岸から ....
虹の向こうがわのことを考えていた
蜂蜜を舐めながら歩く彼のことを
いぶかしげに眺めている
そんな自分も
周りからみれば奇異な存在なのだろう

滑り台から流れ落ちていく雨
水たまりを作らず ....
  空色の
  ポリバケツに
  堆積する



  首を
  寝違えた詩人の
  寝違えた詩



  綺麗で
  あくまで綺麗で
  読む気がしないほど綺麗だっ ....
やさしくありたい
でもやさしさって何
あなたのやさしさは十年前の私には届かなかった

星の光のように
遠くからやっと届いたんだ
今そのぬくもりをゆっくり吸い込んだ

もう愛の押し付けは ....
壁当てのスカッシュは味気が無い
生きた球を直に跳ね返したい

山頂からのやまびこは少し虚しい
生身のあなたとお話がしたい

ボイジャーのレコードは どなたかお聴きだろうか?
星屑になる前 ....
カルヴァンクラインの
エタニティという
香水の匂いがした

夕暮れ前の下町で

前を走る
自転車の奥さんは
推定四十歳前

最近できた
あのお洒落なマンションの
住 ....
  まんまるい
  月の照る夜に
  凍てた川を跨ぎ
  去ってしまった者へ



  まんまるい
  陽の照る朝に
  そこらじゅうの鏡に
  閉ざされた思いへ



 ....
  にんげんひとり
  にんげんひとり
  よかったね
  おそろいだね



  おとこがひとり
  おんながひとり
  かなしいね
  ふぞろいだね



   ....
眠れないオバケが僕を襲う
暗幕が強制的に教室を隠す
真っ暗闇のインスタントな森
ここはオバケ退治には効果なしだ

むしろ僕は 目が冴えてしまってる

眠れる子は 1,2,3でスヤスヤ
 ....
〈好き〉ってなんだろうね




わたしってさ
誰かを〈好き〉なったことってあるのかな

〈好き〉ってね
愛しているとは違うし

意外と精神的なものだったりして

Like ....
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JRのラッシュ通勤
人の波に揺られながら
戸口にもたれて本を読む

隣のプライオリティシート
若い女性からのシグナル
初老の ....
虹がかかると
いうけれど
ほんとうはぜんぶ
水なのです

風がそよぐと
いうけれど
ほんとうはぜんぶ
波なのです

町が見えると
いうけれど
ほんとうはぜんぶ
光なのです
 ....
致命傷

バラバラに散らばった
透明な欠片たち

振り返らないキミの背中が
歪んで見えるよ

臆病な僕は
ただ立ち尽くすばかり

時がキミを過去にしていくこと
今から怖れている ....
わからないから不安になるんだよね

好きなひとの心うちと
明日の空模様

開けてびっくりでは困るけど
あてにはならない春の天気予報を頼りに
ご機嫌いかがなんて訊ねてみる

わたしから ....
むかし、むかし、
世界なんて滅びちまえ
って切に願っていた少年がいたんだ
でも、
いざ、世界が滅びる
その日に
彼は
僕とお母さんとお父さんと
あと、同級生の千絵ちゃんだけは
救って ....
困ってる人がいたら声をかけてみます。
「アラアラ」「どうなさいました?」
なんてね。

泣いている人にはどう接していいかわかりません。
でも、やっぱり声をかけてみます。
「アラアラ」「なに ....
Honestyさんのおすすめリスト(337)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
宿命- ペポパン ...自由詩5*11-5-18
- りり自由詩4*11-5-12
砂防林- 小川 葉自由詩411-5-11
最も深い夜に- 塔野夏子自由詩3*11-5-11
一番星- ペポパン ...自由詩7*11-5-11
あるひ- 阿ト理恵自由詩7*11-5-10
暴動、そしてヒグマの影- 真山義一 ...自由詩2811-5-10
赤い軌道を歩く- subaru★自由詩9*11-5-10
クラウディ- 小川 葉自由詩311-5-9
カタツムリの家- たもつ自由詩811-5-9
かおるひと- 恋月 ぴ ...自由詩27*11-5-9
春のウエーブ- 朧月自由詩311-5-9
さいごのロボット- itukamitanij ...自由詩5*11-5-9
アールグレイの部屋- れもん自由詩511-5-9
この岸_かの岸- subaru★自由詩7*11-5-9
青くない空の眺め方- 自由詩3*11-5-8
捨てられた詩- 草野春心自由詩13*11-5-8
やさしさを贈りたい- れもん自由詩6*11-5-8
どなたかいますか?- subaru★自由詩5*11-5-8
エタニティ- 小川 葉自由詩711-5-7
まんまる- 草野春心自由詩8*11-5-6
ただひとつ- 草野春心自由詩7*11-5-5
昼間のオバケと先生- subaru★自由詩4*11-5-5
託すひと- 恋月 ぴ ...自由詩24+*11-5-2
おなかに赤ちゃんがいます- subaru★自由詩7*11-5-2
愛のふしぎ- 佐倉 潮自由詩511-5-2
piece_of...- 涼深自由詩911-4-26
落ちるひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*11-4-18
青春- 真山義一 ...自由詩1611-4-8
アラアラ、ホイホイホイ- トキハ  ...自由詩6*11-3-14

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