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使いすてのミュージック
心にも無いメロディーを歌うかい?
使い捨てのミュージック
ありきたりの言葉で泣いて笑うかい?

きっと悔しいことや
悲しいこと
なんだかんだ思うことなんかを ....
壁中に染み付いた
おんがくのしみ
舌先で舐めてみたら
僕の好きな唄や君の好きな唄の味がする

空っぽになった部屋の真ん中で
鼻を研ぎすませる
君と聴いたおんがくのにおいが
僕を満たす
 ....
歌をうまく歌えなくなったら
僕は喉をかっきった
おかげで声はまったくでなくなったけど
下手な歌を歌うくらいなら
よっぽどまし

声を出せなくなった僕の代わりに
君は鼻歌を口ずさむようにな ....
やたらに明日が眩しいね
明日の光のせいで
今日がほらもう真っ暗さ
僕のいる今日は明日の影
早く日に当たりたいけど
明日はずっと眩しくて
僕はずっと日陰者

ああ早く明日にならないかなあ ....
どこに書いても踏み荒らされてしまうから
自分の腕に刻み込んだ「LIVE」
ムラサキの血が青白く細固い腕をなぞるように落ちる
地面に落ちた血がどこかの世界の地図を描く
地が血を飲む音が聞 ....
死んでいった人の数を
眠る前に数えます
いまだ数えきることができないので
私は眠りを知りません

私の頭の中には
死者たちが溢れており
喧嘩をしたり笑い合ったり
それはとても楽しそう
 ....
どこで受精をしたのか
また今日が生み出され
また昨日が殺されて
それでも誰も悲しまず
そうやって日々が生まれて死んでいく

私は今日の始まりに立って
一人昨日を鎮魂する
生まれたばかり ....
あんたの手垢がついたギターが埃を被っとる
もう弾かんからな
だったらなんで
弦の買い置きを置いたままなんかな
だったらなんで
こんなにすぐ手の届くところにあるんかな

仕事を ....
そういやこの曲を聴いていたときに
君はすでに死んでたんだね
なんだか不思議だね
僕がこんなに素敵な音楽を聴いているときに
君はとっくにこの世にいないなんて

あのとき僕はどんな思 ....
道を歩いていると
悲しみが落ちていた
僕はそれを拾うのが嫌だったから
見て見ぬ振りをした

それでも悲しみは
そんな僕に着いてきた
振り払おうと必死で走ったけれど
どうや ....
日曜日の淵に立って
顔が鏡の男と出会う
僕を知っているか
男は問う

男の手を引いて
僕たちは日曜日の淵を歩く
君はどうして僕を知った
僕は首を振る

そろそろ帰らなければいけない ....
僕たちは汚れた道を
掃除しながら歩く
次から次へ
また汚れるのを掃除する

道はきれいになった
誰かが俺の道だと言った
僕たちは入ることができなくなった
また違う汚れた道を
僕たちは ....
少女は影と仲良し
毎日毎日一緒に
日が暮れるまで遊んだ

少女は
周りの大人たちの話す陰口や
虚飾に包まれた世辞を聞いては
呆れ果てていた

大人になんかなりたくないわ ....
アスファルトに焦げ付いた影を切り取って
家へ持って帰った

壁に立て掛けて
白いチョークで
目を描いた
耳を描いた
鼻を描いた

口を描いた途端
影はしゃべり出した ....
愛しい人が欲しいと思ったので
近所の画材屋さんから
たっぷりと粘土を買ってきました

しっかりとこねた粘土で
右足のつま先からペタペタと
粘土で型を作っていきました

下半 ....
落とし穴を掘った
たくさん掘った
通り行く人たちが
すこんすこんとはまっていった

はまった人のいる穴に
名札を立てかけて
名前なんて知らないんだけど
名札があった方が便 ....
朝起きると僕の部屋に二匹の天使がいた
二匹はとても仲がよさそうで
僕はしばらくの間微笑ましい二匹の様子を眺めていた

何分か経って
二匹は急に交尾を始めた
天使は声を押し殺していたので
 ....
僕の妹は背丈が大きい割りに
顔が幼いのを気にしていた
僕はそれでも十分だよと言っていたけど
妹はどうしても納得いかなかった

二人で町を歩いていると
きれいな女の人が歩いてきた  ....
ちょうど欲しい色を切らしていたから
椅子に腰掛けて本を読んでいる彼に相談した
あいにく僕もその色を持っていない
二人で一緒に探しにいこうか
そう言って近所の公園へ出かけた

私た ....
隣に座った旅人に
何処に行くのですかと聞いたらば
にこりと笑みを返された

なんだかそれがとても
尊い物のような気がして
私もご一緒していいですかと
たずねた

旅人は笑って首を振っ ....
【一つ】

あんた動物愛護団体の人の様だね
一度自分の首を絞めてご覧よ
そこにいるのも動物さ
きっと一番どうしようもない生き物だよ

【二つ】

自転の軸を引っこ抜いたら ....
わっしょいわっしょい
今宵は祀り、お祀りだ
田舎のじっちゃんが死んだ日だ
知らないばあさんが死んだ日だ
嗚呼やんや、やんや
今宵は祀り、お祀りだ
朝まで呑めや、謡えや、お祀りだ ....
朝は恐ろしく
奴隷の太陽が
静寂な闇を
喰い尽くす

照らす必要も無いものまで
太陽はどこまでも追いかける

光が濃くなればなるほどに
薄暗い人々の心も濃くなっていく  ....
健さんのなかがわひろかさんおすすめリスト(23)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
使い捨てのミュージック- なかがわ ...自由詩212-10-29
おんがくのしみ- なかがわ ...自由詩111-6-13
君の歌- なかがわ ...自由詩111-1-23
日陰者- なかがわ ...自由詩209-11-7
死に包まれた生き物のように- なかがわ ...自由詩109-9-12
死者数え- なかがわ ...自由詩109-8-5
そして昨日は死んだ- なかがわ ...自由詩409-7-26
ギター- なかがわ ...自由詩609-6-18
思い出しメロディー- なかがわ ...自由詩709-6-16
道の真ん中の悲しみ- なかがわ ...自由詩408-10-28
日曜日の淵で- なかがわ ...自由詩2*08-5-15
僕たちの住む場所- なかがわ ...自由詩3*07-12-14
少女の願い- なかがわ ...自由詩6*07-8-24
焦げ付いた影- なかがわ ...自由詩4*07-8-18
愛しい型- なかがわ ...自由詩7*07-7-14
落とし穴通り- なかがわ ...自由詩7*07-6-30
天使- なかがわ ...自由詩3*07-6-19
僕の妹- なかがわ ...自由詩8*07-5-28
少女の色- なかがわ ...自由詩3*07-5-27
隣の旅人- なかがわ ...自由詩8*07-5-8
つぶやき- なかがわ ...自由詩3*07-3-18
幸せな祀り- なかがわ ...自由詩4*07-3-17
DAY- なかがわ ...自由詩6*06-12-5

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