「おれ死ぬね」ねで終わる死にはなんとなく潔さがかんじられずただのお休みメールだとおもい絵文字をかえすと
泣きながら電話がかかってきた


「死ぬな」といわれ目が覚める
全くそういう気分じゃな ....
蝶のように舞うのか蜂のように刺すのか
黒板消しを片手に、
アルファベットの「b」を脅す少女。
ハンディカムの
デジカメの
そして携帯の画面の中で

君は微笑みながらも
なんだか窮屈そうだ

僕は君の眼を見てるつもりで
君にはレンズを見せていた

写った君の数だけ
みつめ合 ....
遠くへ行ってはいけませんか?

「あ〜!こんないい天気の時は遠くに行ってしまいたいなあ。」

そんな時は頭の中の曖昧MAPで
時には南国のプライベートビーチに椰子の実が
流れ着く場所を想像 ....
たいようが燃えつきるのなら

この胸のいたみは眠れる氷河

熱を知らずに乞う 声



甘美な痛みにおぼれるこの手を

どうかあなたがたぐり寄せて

従順になるよ

その先 ....
あなたのその姿は歳月を経ても色褪せることのない
美しき蒼の薔薇(そうび)
それが幻であると誰がいえようか
こうして目の前に咲いているのだから
麗しい人よ、許して欲しい
この愚かな男 ....
この世界から酸素が消えて
川と水のない地球に
酸素ボンベが取り付けられ
全てが生かされ
全てが許された
そんな末日にも
この部屋の音楽は流れ続けるんだと思う
さらに過呼吸がちな私に
あ ....
灰色の聳え立つそれが黒に沈む

飲み込まれてゆく感情

溶け出してゆく夢想


終わりの始まりに手を触れて
 したり顔で肯く


足元を転がりゆく塵に成り果てた新聞紙の
見出し ....
あなたに感じないもの
それはリアル
あなたが

人形みたいに硬くするから
それは
慎むことだとわかってしまう

入り組んだ住宅の細い路地を
あてもなく曲がって
ここがどこだかわから ....
深夜の浜辺で
青白い顔をした青年は 
{ルビ焚=た}き火の前で{ルビ膝=ひざ}を抱えている 

肩を並べていた親しい友は 
すでに家路に着いた 

胸の内に引き裂かれた恋心 
誰の手に ....
何度飛んで 実りを散らす
爪の赤さは 下の温さは
みんなみんな
その日の為のもの

皮を剥がれてしまえば
身体は本当に白い

その歯でもって傷つけよ
噛め、証が欲しい

種は芽吹 ....
不忍池で坊主頭の老女が
毎朝かかさず平泳ぎをしている

白い八重歯に赤い糸を結びつけ
ゴーグルも付けずに潜水をする姿は
上野界隈では知る人ぞ知る隠れた名物で

池が見渡せる鰻屋の女将に聞 ....
水が!
水が!
蛇口から!
溢れているんです!
蛇の口です!
スネークマウスです!
それはネズミです!
今朝の食事です!
止められないんです!
止まらないんです!
誰か!
たす! ....
布団のなかで
好きだった本や
好きだった歌や
好きだった人のこと
考えてみる
それだけなら電気はいらない
暗くなってもさびしくはない

人間の胃袋がまいにちふくらんでいる
それは比喩 ....
 

 
輝いているのは 天使? 子供?
走り抜けたのは どちらさんね
 
赤い声で 深緑の影を追いかける
空から大きな優しいお目々が微笑んでくるけど
彼らは知りもしないゾ
 
遊 ....
かくしたの。

たまごかくして、
おいたの。


とんがり帽子に、
かくしたの。

帽子の中には、
にわとりさんがいて、
たまご暖めて、
いるの。 ....
明るい朝の日差しのなかで。
痙攣する手が手渡そうとする綿毛のたんぽぽ。
飛び立ってゆく綿毛、綿毛、
白いこどもたち。


白いのは綿毛ではなく世界ではなく私の視界でありより正しく言うならば ....
一月、十六日。

六時前のマクドナルド
たわいも無い指先の遊び
傷の治りが遅いと
友人に指摘され本屋へ
私は珍しく眼鏡
雑誌と文庫を手に帰宅

今日も今日のおしまいまで
 ....
たった一人の人を

一億人の中から見つけ出して

めちゃめちゃ嬉しかったあたしは




たった一人の人が

いつかまた

一億人の中に埋もれてゆく

哀しみを知らな ....
ただ一度
抱き締められた
その腕は

遠い日の
引き潮のように
わたしを
つれていってしまいました

ここにいる
わたしは
こい を
しているのですか

こい を
してい ....
筆先で湛えきれず
液体が
ぽたり、ぽたり、と
滴るので
両の掌をくぼませて、ふくらみをつくり
上向きに 
すこしかさねて
それをすくおうとしてみるけれど
わずかな隙間を
液体はすりぬ ....
{引用=
雨は左に向かって降っていた
空虚になっていくかかと
「全国駅弁フェア」のチラシ}

ああ、スーパーのカートで
一度でいいからすっとばしたい
新幹線や飛行機とデットレース
しま ....
緑色の石の夢は
古代へと続く
羊歯を分けて踏み出せば
緑色の湖がある
裸の男が水を浴びている
男が白い歯を見せる
この道を行くと俺の洞窟がある
家族が待っている
おまえは帰れと言う
 ....
ターミナルに出ると
うす青い空が広がっている
通りは車で渋滞していて
そのまんなかでは 赤信号が
意味をさがしながら
点滅する
帰らなければ、と漠然とおもっていた
帰ろうとするその方角を ....
雨は甘い味がするらしい
子供の頃よく上を向いては口を開けた
未熟な舌には
転がり込む小さな水滴など
一瞬で解けては消えてゆく
だけど
日付変更線を越えたらその向こう側は
今日じゃなくて昨 ....
君、新製品のテレビを買おう
地デジに合わせて買おう
画素数なんて
気にするのは古い古い
今の主流は何といってもゲソ

(説明しよう!ゲソ、とは主にイカの足の
 ことをいう。この場合、テレ ....
怪獣は

背中丸めて
正面見てる

ヒーローは
胸を誇示して
アゴひいている

怪獣は
あだ名でよばれて
ヒーローも
なぜか
呼び捨てにされ

(隊員の戦闘服見て洗濯屋さ ....
わたしたちは
いただいた分、もしくはそれより多くを返さなければなりません

わたしたちにお金があるのは
お金という船に乗せて
明日生きるためにお金を欲している人たちに
優しさを分けさせてい ....
半年振りで姉は嫁ぎ先の富山から 
5歳の{ルビ姪=めい}を連れて帰っていた 

家族{ルビ揃=そろ}って
僕の出版記念すき焼パーティーをするので 
今朝の出勤前母ちゃんに
「 今日は早めに ....
こたえ
みえてる
かいわのなかで

からわらいして
たばこふかして

めじりをかいて
あしくみなおして

まどからみえる
そとのけしきは

どこのだれにも
わかりやすくて
 ....
THANDER BIRDさんのおすすめリスト(596)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_あたししあわせだったとつぶやきながら愛するひとの腕の中で- モリマサ ...自由詩12*06-4-18
Re:- プテラノ ...自由詩4*06-4-18
シャッターチャンス- loveondesk自由詩506-4-18
こっそり、ここだけの話。- mac自由詩2*06-4-18
邪恋- なるせ自由詩106-4-17
【Sonnet】蒼い薔薇のソネット- AKINONA自由詩306-4-17
room- a.u.i.自由詩406-4-17
口笛でブルース- 紫音自由詩3*06-4-17
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