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リンリンと初雪がゆっくりと

空から落ちてきます

手で取って見たけど体温で

雪が滴へと変わってしまいました

今日はずっと降っているらしい

明日起きたらスグ窓を見て ....
廃校舎に月がさしのべる

光の中野エントランスの階段を

少しずつ確かめるように登っていく

昔のクラスの自分席に座って

月明かりに照らされて

まぶしいので目を細める ....
胸の奥の底のある

ムズムズの原因のばい菌は

苦いクスリで押し込んだ

ちっちゃな天体望遠鏡をのぞき込んで

かすかに見える星達に意味無く涙をながした

黒く揺れるブラックコーヒ ....
夜空の星が一斉に僕に向かって

急降下してくる

星のシャワーを浴びながら

僕はひとりブリキの機関車の

おもちゃで遊んでいただけ

ひとりはなれていた

いやな ....
黒色の雪がヒラヒラ舞い落ちる

それに合わせてリズムをとるぼく

ブランコにのりながら遠くまで飛ばした

靴は雲の中に突き刺さり落ちてこないよ

ぼんやり光っている電灯に夜蝶が ....
失敗と挫折の繰り返し

カセットテープにやきこんだ

子どもの頃の無邪気な声は

もう聞けなくなっていた

ライトアップされてる

季節はずれのクリスマスツリーは

むなしく光 ....
少年は汗をかきながら

夕焼け間近の商店街を

猛スピードで自転車をこぎ

君がいる駅まで全力で向かった

夏の太陽のせいで焼けた真っ黒な肌を

引きずりながら

何人もの人を ....
ゆっくりと時は流れていく

時間は永遠の旅人とだった

月明かりが妙にまぶしかった

小さな子供たちが

はしゃぎながら僕の横を走っていった

僕にもこんな時期があったんだなと
 ....
どんどん沈んでいく太陽が

真っ赤に燃えていた

見とれていて僕は今日がもうすぐ終わると感じた

今日が終わり明日が来る

今日も何もしなかった僕にも明日が待っている

ほとんど空 ....
アスファルトから突きだして

咲いていたタンポポが

とてもちからずよく見えた

僕らが作る未来は

僕らにまかされている

僕たち次第で未来は変わる

心はそうつなが ....
どしゃぶりの雨の中で

僕は大粒の涙を流しながら

自転車を全力でこいでいた

頬にあたる雨がちくちくしていたかった

どうせ僕なんか醜いだけさ

他人はぼくの欲しいモノを持ってい ....
古いブリキのおもちゃが

ごめ捨て場に無惨に捨ててあった

腕が壊れたやつや

ゼンマイを巻いても動かないやつや

さび付いているものまであった

僕はそのブリキのおもちゃを

 ....
トリノオリンピックが終わった

日本は頑張った

最後まであきらめずに

でもメダルは

荒川選手の金一つだけ

でもぼくは思った

銀は金より良いと書いて



銅 ....
ポチャンと天井から

水滴が落ちてきた

湯気が拡がった

お湯の入った水槽の中で

ぼくは体育座りして

悲鳴のようなため息を

一つ吐いた

横に置いていた砂時計がゆっ ....
今日も何にもなく

サプライズが来るわけでもなく

いつもの風景を見て

いつもの夢を見て

ぼくはまた明日の朝日と

挨拶を交わした

マフラーを首に巻いて

パーカーを ....
古い廃墟になった工場の

今にも壊れそうなイスに腰掛けて

割れているガラスの窓から

うっすらと見えた

夕陽に心をいやして

このような不気味な場所にも

愛や感情が

 ....
千波 一也さんのこめさんおすすめリスト(16)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
遅刻あきらめの登校- こめ自由詩1806-12-4
君が好きだったコスモス- こめ自由詩1306-11-30
ブラックコーヒー- こめ自由詩2006-9-28
僕の広げた純白の翼で- こめ自由詩1006-8-3
アナタの色は何色ですか?- こめ自由詩1006-7-21
涙色の世界の涙色の僕と涙目の僕- こめ自由詩10*06-7-5
真夏のラムネのような味の恋のお話- こめ自由詩706-5-17
闇の中行き先も分からなくなった愚かな迷子人- こめ自由詩6*06-5-11
風船はどこまでとんでいくのかな?- こめ自由詩1006-5-9
いつか僕らは離ればなれ- こめ自由詩406-4-30
醜い音速自転車- こめ自由詩4*06-4-18
物の寿命はあなた次第- こめ自由詩306-3-19
金よりもあの感動にありがとうトリノオリンピック- こめ自由詩6*06-3-8
お湯の入った水槽の中で- こめ自由詩7+*06-2-16
小さな春- こめ自由詩10*06-2-12
人それぞれ好きな場所- こめ自由詩606-2-4

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