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四角い窓から見える蒼穹がどこまで続いているのだろう
そんな事にいろいろ思いを巡らせては外の世界に憧れを抱くんだ
僕はキミみたいに自由にはなれないから
空想で創り上げた硝子の街を歩く事しか出来ない ....
悲しみが滲む蒼穹の果てが
ゆっくりゆっくり{ルビ紅=べに}に染まってゆく
そんな{ルビ表情=かお}をしないでと宥めるように
隅から紅が侵食されて悲しみが消えて

心に翳が射すのを必死で誤魔化 ....
鈍色の空の下で腕を伸ばせば
あの栄光にも届く気がしました
太陽が隠れている今なら
大丈夫なのだと誰かが囁いたのです

遠く近くで零れ落ちる水滴を
振り払う事もせずに
ただ虚空の先を探して ....
窓際で外を眺める四角い風景
透明な硝子が心を縛り付ける
ここにはいたくない
そう思うのだけど
どうして僕はここにいるのだろう

寡黙に歩く黒衣の参列
白い花に飾られた柩は中心に
誰ひと ....
僕たちの住む世界には
沢山のものが溢れ過ぎて
何を選べばいいのか判らない
手に取っては捨てて
また違うものを探して歩く

どれも輝いて煌いて
何も劣ってはいないのに
この中から一つだけ ....
この祈りは誰にも届かないまま
虚空を彷徨いながら
静かに煙を巻き上げて
消えてしまった
最初から
そこには何も
存在していなかったかのように

誰かに見えない糸で操られ
無機質な感情 ....
水を与えなかった苗が
気が付けば枯れていました
水気もなく浮き彫りの葉脈は
以前は生きていたのだと
ここで呼吸していた事
それを私に知らしめているようで

私が忘れていたから
貴方は枯 ....
満月の夜に光り出す悲しみ
思い出は儚く結界を張り巡らせる
貴方は私を連れ戻そうと
そんな希望はもうないのに

器に満たした液体が
溢れ出して床を濡らす
まだ動けないでいる
何かが私を縛 ....
緩やかな坂道を
転げ落ちる

心のどこかには
穴があって
そこから思い出が
さらさら静かに
抜けてゆく

どうしてだろう

なぜか体中の力が
抜けてゆく
視界が回って色が混在 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
硝子の街で- AKiHiCo自由詩206-8-2
被虐- AKiHiCo自由詩306-7-12
In_the_rain- AKiHiCo自由詩406-7-7
モノクロームの世界- AKiHiCo自由詩406-5-15
氾濫- AKiHiCo自由詩406-5-5
操り人形- AKiHiCo自由詩306-4-28
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- AKiHiCo自由詩105-12-31
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