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僕は名前が欲しかった

「僕は名前が欲しいんだ」

「うーん、君は『白』にはなれないね」

目の前にまぶしい色があらわれた

「だって『白』はこれだから」



「他に名前はあ ....
炎天下の中
デパートの屋上で
僕はピエロになって働いている

何度も同じことを繰り返すだけの
つまらない芸でも子供たちは
大きな笑いと拍手をくれる

夕方になり人気が減ると
急に悲し ....
夜の喧騒を引き摺るサイレンが
眠りかけの街に時折響き渡り
僕はマイドキュメントをクリックする

そこは船虫どもの巣窟
座礁したテキストの影そこかしこに
船虫どもが蠢いている

僕はそい ....
苦労を取り戻す日々

網戸に半日も止まったセミをみる
見られている
セミの鳴き声に囲まれてそのセミは哭かない
なぜだろう
なぜ止まっているんだろう
網戸ごしにつついてみる。
死んでいな ....
まるで空に手を伸ばすように
咲いている
マーガレット
欲しいものはなんだろう
太陽も
土も
暖かな空気も
すべてあるのに
色を重ねました
あの人に合うように
あれに合うように
あそこに合うように

そもそも その 最初は白かった 紙に
はじめに 鉛筆で 何の輪郭を描いたのか
下書きを
覚えて ....
私はやはり、と
言わざるを得ない
やはりあの{ルビ畦道=あぜみち}を
脇目も振らず
私は歩いていたのだと


炎天、真昼、陽炎
夏が侵攻していた
それはいつも匂いから始まる
濃厚な ....
落下してゆく世界の欠片を
拾い集めても足りないほど
争いの無い世界とやらを求めてたけど
僕は平和な世界を知らなかった
崩れた壁の向こうで
銃撃はいつも続いていたし
やめてくれと叫ぶだけで終 ....
あなたの その一言で

泣いたり 笑ったり

私は 踊らされている

大きな あなたの 手のひらの上
鋳型工場に運びこまれてゆく
材料の僕ら
造形美術士たちの手で
流し込まれ
平凡な固形物と化す

一ミリの狂いも許されない
より美しい顔は皮膚を剥がされ
より醜い顔は化粧を施され
大人 ....
AKiHiCoさんの自由詩おすすめリスト(190)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
名前のない色- 自由詩4*05-9-10
ピエロ- みもる自由詩4*05-8-20
黒い船虫- 恋月 ぴ ...自由詩4*05-8-17
見られている- 石川和広自由詩5*05-8-4
空に手を伸ばすように- チアーヌ自由詩805-8-4
- HARD自由詩5*05-8-4
侵攻する夏_(2005.8.3)- 和泉 輪自由詩1605-8-3
イージー- りぃ自由詩205-7-28
安心の中で- 空 春色自由詩4*05-7-27
学校- kw自由詩1*05-7-27

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