イージー
りぃ

落下してゆく世界の欠片を
拾い集めても足りないほど
争いの無い世界とやらを求めてたけど
僕は平和な世界を知らなかった
崩れた壁の向こうで
銃撃はいつも続いていたし
やめてくれと叫ぶだけで終わるような
世界じゃない事ぐらい理解していた
それでも皆は口にするんだ
平和な世界にする為に!
鉛の玉を飛ばしあって
お互いに叫びあう平和って何なんだ

手を取る事はそんなに難しいのか?
いや、まさか
銃を撃つよりは簡単な筈さ


自由詩 イージー Copyright りぃ 2005-07-28 12:42:34
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