すべてのおすすめ
女を抱きたいと思う 
白いからだに潜む 
うるんだ瞳にすける 
哀しみを抱きたいと思う 

街の隠れ家で 
互いの{ルビ凹凸=おうとつ}をくみあわせ 
闇に吐息の漏れる時 

寂しい ....
ラブ&ピースという呪いが生まれたのは
それからしばらくしてのこと
僕たち、と言ってさしつかえないのなら
僕たちは
やはり
気づいていなかったのだろう
それが呪いであることに
ではなく
 ....
曇のはざまに
破裂する曇
おまえはまだ曇なのだ
散っても散ってもなお曇なのだ


もう飛べない鳥
干からびた命と
ひとつになれ
ひとつになれ


ひらいたままの ....
以前にも書いた通り、自分はこの現代詩フォーラムの投稿から
詩歴が始まる。
今まで詩を書いてこなかった自分にとって、どうやったら
詩をうまく書けるのだろう、そう思いながらあれこれと
考えていくう ....
ミンククジラのパンプスの中で
小さな金魚が揺らめいている

落雷があった駅からは
洪水が始まっていて
横断歩道の境界は灰に変わる

賭けに出る前に
豪雨の隙間ですれ違った少年は
折れ ....
視線の低い僕に繋がれた
のんびり足先まで溶け出す夕暮れと
女の子の目は右に左にゆれだすのが
振り子みたいだと僕は思ったり
たとえばあの踏切の手前に出来ていた
水溜りが死刑囚をモチーフにした絵 ....
危険です
右斜め前方から中学生らしき人たちが三人接近中です
ポストの中に珍しい爆弾が仕掛けられているので危険です
でもそれは本当はポストではなく冷蔵庫なので危険です
危険です 危険です
両開 ....
(行方不明になる少し前の光景)

そう、いつか南風に
わたしの髪がながされて
地平線の水色に
例えば(紅い花を)
あるいは羊雲の群れに
かすかな共和国のひびきを感じたとき
わたしの名前 ....
 だが
 落葉の時間をへて
 絶え間ない先送と 既了の境域へ
 戻るか
 コウシュの旅人

 蒼茫の中、
 一際
 あおく、沈んで
 そこで意味の果実は
 割れ、
 残照 ....
むねのおおきい女がすきだという彼

ちいさいちいさいむねの彼女

「どっちがすき? ?ひんにゅーのあたし ?グラマラスなあたし」

「2ばーん」

なんてやりとりで

彼女はすねて ....
{引用=記憶が、ゆれる
ゆれる
朱い花、
かたわらで、
誰がうたうか、蛍唄

(小さなひかりは影だと思う)

ねえ
やくざのつもりの
あんた
月のように夢を見て
どうしよう ....
真っ赤なわたしは
真っ赤な夕焼けから生まれる。
毎日生まれる。
太陽の逃亡者。
真っ赤なわたしの
真っ赤なためいき。
麦をざわめかす。
行方不明になってしまった
空を焦がす情熱よ。
 ....
{引用=あなたは歌うような
あしぶみで

まぶしくかすむ
曖昧な 八月十五日、は
さいわい
のびやかな放物線をえがいて止まる

おともなく



あたしは
きょう
部屋 ....
がちゃん
ものの割れる音がする
ごとん
ものの落ちる音がする

どんどん増える音
増えすぎたので
耳を塞いで居る

ガチャン
ガラスの割れる音
ゴトン
電車の繋ぎ目から
重た ....
さよなら、って
どこからか
吹いてくる風じゃなかった

私が
恋をするたびに
ちゃりン
ブタさん貯金箱
思い出が増えていく

思い出が
いっぱいになった時

私は
ブタさん ....
((((((、

溺れていく、夏の、軌跡に、
揺れている、白い泡、虹の、
膜を掴んだ、君の、痕跡。

覚めていく、まなざしに似た、
夕暮れの、屈折。
恥かしげな、月の裸体、
蒼ざめる ....
このせかいで
あなたに あなただからあえてよかった
そう いえるべき おもいあえるあいてを
さがしもとめることが いきること だと
そっと いいきかせてみる

まえのめりに へこたれ くず ....
    買い物バイク(副題 アーマオールかけて)


 現在、バイクカバーの下で、眠っていますが、数年前までは、買い物バイクとして、働いていました。 
 ところが、走行中急に変速機から擦るよう ....
笑っていれば良かった
好きなものに
好きなだけ名前を書いて良かった
右手に持てないものは
左手に持って
それでも持てなければ
空に放して
それから、かえる
透きとおった卵の日のこと ....
0:00を見てしまった私の
明日は重たいだろう
お疲れさま
滋養強壮ドリンクは用意してある
あとは
ブドウ糖
3000円の当たりくじ
これが現状の評価

浮き輪ひとつの遠泳は
これ ....
犬の耳がわたしを駄目にする
駄目になったわたしは
大きな桃になって歩く
途中遠回りして
家族に小さな菓子を買った
今日はかけっこで一等になった
娘は得意げに話してくれたが
何メートル走か ....
激しい雨の音のなか
あなたとわたしが
ふたりきりでいるのですから


あやとりもするでしょう
すごろくもするでしょう
しりとりもするでしょう


じゃんけんもするで ....
{引用=以前、現代詩フォーラムに投稿していたものの中から、自分が残したいものやお気に入りの作品を載せていきたいとおもいます。今回は、俊読で朗読した三作品。}


ある夕暮れ
{引用=
ある意 ....
かつて見送られるもののために
窓はあった
そしていま窓は
残されたもののためにある
窓を開け放ち
潮の匂いのする風を迎え入れる
誰かが忘れていった
化石の海が
ひとつ置かれている

 ....
 冷、冷、冷、冷、

          霊、零、霊、

      lay,    lay,    lay,   lay,

          霊、零 ....
きょうは
やけに電話が鳴り
訪問者が多かった

以前に
外構の見積もりをお願いした人が尋ねてきたとき
早く工事をお願いしたいのだけど
いろいろと
入用があって
それに
今度親がいっ ....
白樺の通り
駆け抜ける気持ち
淡色

肩に 髪に 降りそそぎ 吐息
風とともに
たなびくそらの彼方から
沈黙する
よるだね
ぼくたち
詩人も
涙を流して
沈黙するよるだね


ねえ
また見えない戦争がはじまるね
やわらかな影が
いくつも射殺されてくね
ぼ ....
そしてあなたは走るのでしょう

今日の扉を次々と開いて

明日へ逃げる光を追いかけるのでしょう

わたしは 息吹き

わたしは 芽生え

あなたが扉に手をかけた瞬間、指先で静かに光 ....
大きいおっぱいは
肩が凝ってたいへんだと思う
かわいいブラもないし
服を選ぶのもたいへんだし
そのうえ
男たちの好奇な
視線に晒され
見詰められるたびに
何か別のものが
磨り減ってい ....
こしごえさんの未詩・独白おすすめリスト(136)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜ノ糸__- 服部 剛未詩・独白6*07-11-29
美しかった国- いとう未詩・独白1007-9-15
ノート(午曇)- 木立 悟未詩・独白207-9-4
「とりあえず1000投稿」を終えて- ぽえむ君未詩・独白21+*07-7-28
合図- 士狼(銀)未詩・独白9*07-5-31
退化する雨- ねろ未詩・独白24*07-3-28
勝訴- たもつ未詩・独白16*07-3-19
花梨石の標本箱- 青色銀河 ...未詩・独白907-1-28
コウシュの旅人- るか未詩・独白16*06-12-28
むね- lazy未詩・独白12*06-11-19
青い野- 青色銀河 ...未詩・独白506-10-31
そら・まぼろし- 青色銀河 ...未詩・独白506-9-30
遠音- はな 未詩・独白18*06-8-17
童子- あおば未詩・独白5*06-7-28
ハンドメイドでさよならを- umineko未詩・独白1*06-7-23
溺れていく夏の- いとう未詩・独白10*06-7-19
かみさま、て_いのりたくなるひ- mina未詩・独白506-6-20
買い物バイク- あおば未詩・独白2*06-6-18
儀式- たもつ未詩・独白12*06-6-17
ぎんぎんぎらぎら- 蒼木りん未詩・独白506-6-14
境目- たもつ未詩・独白8*06-6-13
ノート(43Y.6・10)- 木立 悟未詩・独白406-6-10
葛西佑也過去作品集①- 葛西佑也未詩・独白14*06-6-5
潮風- たもつ未詩・独白17*06-6-4
LAY- ふるる未詩・独白7*06-6-1
体温- 蒼木りん未詩・独白406-5-27
あわいろといき- ひより未詩・独白5*06-5-18
よるの果てまで- 青色銀河 ...未詩・独白606-5-17
未完詩- まほし未詩・独白10*06-5-17
おっぱい- いとう未詩・独白906-5-16

Home 次へ
1 2 3 4 5