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サボテンとの別れ
身を切られるような痛み

きみとは何万語のことばを交わし
無言で見つめあったろう
きみはわたしの髭を
わたしはきみの棘を
お互い数え飽きなかった日々が
あえなく終わろ ....
 朝から雨
 雨はすき間だらけ
 貴女へと降りそそぐ雨

 雨傘の下の
 雨漏り
 或る足音を乱す雨

 アルコールを和らげ
 甘く染まり
 悪童に遊ばれる雨

 雨に出会うと ....
 行っても何もないだろうと考え
 また海に来た
 あかるい水平線が拡がって見えたが
 写真を一枚も撮らなかった
 そんな今の、何もない自分

 疾駆するボートに繋がれたロープが
 人の群 ....
悪魔がおった

まだ動ける洗濯機や朝日の凧や風に舞うはずれ馬券
潮溜まりでたゆたう割れた鏡の反射裡に

悪魔がおった

夢にも愛にも解決されない憎しみや
みなし子らが消えてしまう足波に ....
キャサリンさんのsoft_machineさんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
サボテンとの別れ- soft_machine自由詩824-7-3
- soft_machine自由詩924-6-30
何もない海- soft_machine自由詩724-6-17
悪魔- soft_machine自由詩624-6-10

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