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忘れるという草を踏みながら
掻き分けていく貧しかった頃へ

新聞配達のアルバイトで
何日目か分からないセーターを
夜空の色と比べて笑った

同じ青だからまだ大丈夫

空に抱いた憧れや ....
リボンを結べる
相手がいなくて
透き通るだけの
水は混ざらない

遠くに見えてる
夜景の真ん中は
光をくれたのに
返すものがなく

ホットミルクの
柔らかい湯気で
あなたを丸ご ....
アルペジオの
階段を探して
一本のギターが
僕を立たせる

ざわめくノイズが
傷口を開けて
剥き出しの肌に
残響を乗せた

空気が割れて
破片を集める

この世界で
光を放 ....
海は大きな口を開けてるけど
吐き出せずにいる心を見せて
行ったり来たりする波のように
永遠の中をこだまするもの

近づいて見えすぎる現実や
遠去かり見えにくくなる未来を
真ん中で教える距 ....
玉ねぎの
みじん切りの一片が

集団の中から
はみ出しても

肉が加わり
卵を被った

ハンバーグの中で
光って見える
少し大きめの靴を選んだ

踵の余った場所に降る雪が
歩くたびに近付いて離れて
どこかで諦めた夢のように
形はないけど青い影を踏む

擦り切れるような傷を持っている
足首みたいに貼るもの ....
線香花火の小さな大きな
膨らみのような熱いかたまりが
眼差しを広げた胸の奥で
体を丸めてうつむいていた

赤い涙を拭う間にも
消えていく炎が穴を開けると

暗闇の中で眺める鏡は
ひと ....
葉っぱを落とした頭は軽くて
シャンプーするのが楽になったから
細長い腕を左右に動かし
僕を呼んでいる姿に見えた

両手で囲んだ幹の大きさは
季節を過ぎると忘れていくけど
側に近付いた時の ....
何かが降りてきて
言葉を探す

何も降りてこない
空が正しい

雨のち晴れの
天気予報に似た

僕達は丁寧に
傘を折る
悲しいニュースが朝を囲んでも
カーテンを開けてコーヒーを飲む

いつもと変わらず動ける体は
関節の音を置き忘れた後

いただきますと合わせた両手を
祈りに変えて目を瞑る時間が

遠く ....
おぼろんさんのミナト 螢さんおすすめリスト(160)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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結界- ミナト ...自由詩219-11-11
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漂流電波- ミナト ...自由詩319-11-8
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Powdery_Snow- ミナト ...自由詩3*19-11-2
予感- ミナト ...自由詩419-10-30
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- ミナト ...自由詩219-10-27
キッチン- ミナト ...自由詩219-10-26

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