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子育てで
教えてもらうことばかり
それで自分が成長していると
思っていたが
子どもが自分を理解する親に
育てていたのだ

子育てに成功も失敗もないと
言っていた
父の横顔を思い出す
箱の内側に油を塗って
取り出したマトリョーシカみたいな

重なる記憶がぶつからないように
思い出はいつも滑りやすいから
スケートリンクで放し飼いにする

転んだら痛みが伝わる身体
あの ....
手も足もでない
遠さを感じ
わたしは青空を見上げて
懐かしいイワシ雲を見つけた

ずーっと
見上げつづけているだけだと
わかっていたんだけど

見も知らずの人に
歌を褒められて ....
人間
生きている間は生身
時には本能に逆らえなくなって
欲望に従順になるさ

男と女
女と男
たとえ愛し合ってなくても
一つ屋根の下に暮らしてしまう事はあるだろうよ

一つ屋根の下 ....
ぼんやり砂浜を眺める
ゆっくり砂浜を歩く

夏の潮騒は賑やかで元気いい
身も心も夏に染まって
「今」だからこそ輝ける

眩しい陽射しを浴びて暑くても
潮騒を聞けば涼しくなる感じ

 ....
失くしたものは
清らかな意地


血まみれで
無様で
嘲笑われ
下を向き
見つめたい
想いの力が幸せと
かつて信じて
強くあれ
そう
言い聞かせ
ただひとり
泣いたりする ....
今宵、
白い部屋に
在るもの在るもの
自らの輪郭を鮮明にして
回流する澄み切った夜の空気に
すっかり馴染んで留まっている
横たわっている私もまた寛ぎ
在るものたちと繋がり合う
揺るぎな ....
血圧よし

天気よし

女房の機嫌よし
食材と生活用品。
まとめては買わないから日々近所のスーパーマーケットに行く

私は詩人の真似事している。それはどこまでも真似事であって本物にはなり得ない。
私の妻は詩に興味もかんしんの欠片も見 ....
懐かしい歌が頭の中に流れる

まだわたしが少女だった頃
わたしの世界を満たしていた音楽
こんなに遠くへ来ても
忘れることの無い歌

少しだけ口ずさめば
貴方が思い浮かぶ
まだ何も知ら ....
開いた本の頁が
ほんのり茜に染まる頃
太陽は傾きながら爆発し続け
西空はやがて色彩渦の奔流となる
わたしは本から顔を上げ
地上の夕べの目眩く一瞬を
遠退く意識に刻み込む

夜闇が忍び込 ....
真っ白なノート
予定も何もない

一文字目を書くのは
さぞ緊張するだろう

まだ何も書かれていない
新品のキミ

わたしはキミを汚しながら
明日を生きていくんだ

いい友達にな ....
常夏の陽が波にとけ
波の子生まれ遥々と
この島国へ流れ流れて
夏を運んで、春を流して

波の子ゆすら
ゆすら、すら
鰯の群れや鯨の髭を
気ままにゆらし
ゆすらすら

浜辺に埋め ....
例えば僕がこんな夜更けから
突然珈琲を淹れだしている今、
君は同じ国の中で
ところで何をしているんだろう
などと思う

君が誰かを強く想うとき
僕も誰かを強く想っていて
二つの想い ....
雪に埋もれた砂浜に
もうすぐ津波が来るのだという
家を出てから十五分
家に着くまで十五分
海の反対側の坂では
家より大きな黒馬が眠っている
もうすぐ津波が来ると ....
西の空が
赤銅色に燃え残り
薄暮が辺りを包む頃
俺は拳を握りしめ
一心不乱に進んでいく
胸の辺りに蟠る
抑えがたい不安感に
鼓動激しく息を継ぎ
夕闇の道を進んでいく

西の空が
 ....
 心掛けたい

 笑顔で或ること

 微笑んでいる顔みたら

 近づいて診たい

 どんないいことあったの

 楽しい話が待っている

 悩んでた問題が

 いつのまの ....
目隠しされて
見えぬもの

耳を塞がれ
幻の声

つぶれた喉での
ひとり言



説明しない
語らない

言葉はいつも
完全ではない

とはいえ沈黙に徹する
 ....
流出する

網戸から ひんやり入って来る冷気のなかへ
私は流れ出し溶けていく
生きている 実感だけが鮮明に
意識をうっとり抱擁し
私は刹那 居なくなる

流出し続けるわたくしは、
自 ....
「もし」という言葉を使わず
今の紅葉を見たなら
過去の幻影を胸に確実に幻滅するだろう。

「もし」という言葉を使わず
自分の日常生活を描写すれば
過去の自分が皆輝いて見え
確実に気分 ....
白鷺が
橋の欄干に立つ
切り取られた
わたしの
瞳のひかり

羽ばたきが心を
さらいゆく

橋の上の肉体は
ただわたしを見上げて
心ここに在らず
遠く遠く浮遊する
時すらも置 ....
ああ、こうしているあいだも

どこかの山脈は

星明かりにだけ照らされている

追い抜いたら歩をゆるめるひとの

かかとをなんとなく故意に蹴った

復讐みたいなことをされている
 ....
● 文字は独立した ●

文字は独立した

改めて言う
文字は独立する

その時、全ての生物の営みは過去になる

だけど、人だけは文字側の列車に乗れるのかもしれない

2018 ....
父親から電話がかかってきた
滅多に電話なんてかけてこない人だ
よほどの事がないかぎり電話をかけてこない人が
その日、その時かけてきた

電話口に出ると
いきなり
ひろしか、父ちゃんだ
 ....
親戚の目が横に伸びていく
奇妙な形、と思いながら
引かれた椅子に座る
袈裟がうやうやしく現れるまで
空気は露ほども動かなかった

左手に花を、右手に線香を持つ
あとは付いていくだけ
人 ....
自分は幽霊を見たことがない

父も出てこないし
母も今のところ出てくる気配がない

昔から死後の話は多い

哲学者だって哲学者として生まれ変る
事を信じていたようである

自分 ....
青春の文脈
詩の文脈
燃え上がれ
一個の炎
陶器の如き
詩の為に
君が作れ
君の文脈
それは
君が文脈で
あるから
波、持ちあがり砕ける
持ちあがり砕ける、波
 
 わたしはいない どこにもいない

陸続と
波波
優しいケーブルがあって
ぼくに電気愛を教えてくれて
コネクターを集めるようになったんだ

優しい先生と不躾な仲間がいて
痛みと妬みと苦しみを中和するてだてを
覚えさせてくれたし

いつ ....
谷底から
這い上がって来る強風は
この山の頂きで
ぽそぽそと降る雪となる
郵便脚夫のこの俺は
向こうの国に郵便を
届けにこの山を
越えねばならない
いかにも陰気な顔をして
日に日に何 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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