木片の内には像も形もない
{ルビ自=おの}ずと示す雛型も
なぞるべく引かれた線も
一つの像が彫り出された後で
木片はその内部に
一つの像となりうる可能性を秘めていたと
言えるだろうか
限 ....
同じ作業の繰り返し

飽きもせずに繰り返す

目的は

ペカリに有り

天井のない恐怖

スリルの亡者

憑かれてしまった

その時ペカリ

来たよ来たよ

GOG ....
目に見えないから
余計に 酷くなる

痛い 痛いと
必要以上に 騒ぐ人

ジッと堪える人
的確に 表現する人

それぞれの傷の大きさは
測れないから

比べることなんて ....
とてもちいさな出来事が積み重なってものごとが見事にできあがり
それがとても不思議だったりもする今日この頃です

僕の押入れの中に隠された凶器みたいなスケートボードはいつも
わくわくする坂を滑り ....
春の詩に横たわり
彼女は風をみている

かすかに光る幻想が
朝の背骨を捕らえて


少女は女になろうとしている

儚く纏った傷を
すんなりと脱ぎ捨て

{ルビ乳房=ちぶさ}の ....
けものは好きですか、と
君がたずねる
けっこう好きかも、と
僕は答える

けものは乱暴で
けものは残酷だ

けものは正直で
けものは後先を考えない

パトカーのサイレンが
夜を ....
ゆれている黄色い花つくりものみたいな蛍光の色レンギョウ
しだれてゆらゆら揺れている花弁は薄いプラスチックでできているみたいに陽射しのした見えました
神様が蛍光ペンで春にしるしをつけたのかもしれない ....
西に染まるマゼンタ

手を繋いだ、ゆうちゃんが聞く

どうしてお空が赤くなったの?

それはね、

太陽さんが、

世界の皆のね、

祈りを聞いたからだよ

明日こそ、平安 ....
無だけだった
光も音もなにもない世界
始まりはだれも知らない
気の遠くなるような時間だけが流れる

*

今日は平日だが、代休で感覚的には日曜の気分だ
余り良い気分とはいえない
明日 ....
行き先のことはわからない
水中で俯瞰する 沈んだ街
絶え間なくぶくぶくと
光にむかって昇っていく

義足をつけて歩く人魚が
満員電車に身体を押し込み
やがて泡になるまで
探す かつての ....
丁寧な暮らしにあこがれる

朝日と共に起床、
水でぱしゃぱしゃ顔を洗って、
寝間着を脱ぎ捨て、
ノーメイクで火を起こして
朝食をととのえる

ほうきとちりとり、茶殻で掃除したら、
お ....
雨が降るような夜

誰かのために祈るような夜

あたたかな夕日

しあわせの時間

血脈や生き霊に斬ったはったされている


寄る辺ない男気につどう

切実な渡り鳥たち

 ....
出鱈目に打たれた杭のような樹木の
日に焼け落ちたカーテンのような枝の隙間で
天使の抜殻が薄曇りの空を透かして濡れている
ヴィデオゲームは明確にエンドを表示するけど
人生ゲームのそれはあまり ....
子供のころ
川原で投げた水切りの石が
ついさっき
彼女の顔をギリギリかすめて飛んでいった

意味解らない
夕方の駅でホームで電車を待っていたのに
時間の経過を無視して
こんな場所まで飛 ....
林のはたにはまだ去年の落ち葉が
形を失わずにありました
けれども枯草色の野はとうにすぎて
春の息吹きはまた
病の床をのり越えたのです

(あなたは苦しんでいるようにみえました)
(あなた ....
目を覚ましさまよう
喜びのない日々に
捧げてつかのま
息を吐く時間

世界は空っぽで
僕はその外にいる
外ってのは薄情な売春婦みたいなもので
出たり入ったりするけど
何かが生まれ ....
季節のうつり変わりはモザイク模様
冷めてしまったアールグレイ
頭の中でずっと続くダレカとダレカの対話
窓をあけ放つにはまだ早い
けれどここから抜け出したい
何だかわからない何かに追われている ....
あした満月みたいな光をみつめて想う

想像だけでは足りなくて

キャンディーズの春一番

猥雑で軽い人生に痛みをおぼえて想う


痛みは俺だけのものだから

いちばんリアルで身近 ....
炭酸水を一息に飲んだ
目を瞑って喉をひらいて
爽やかさを求めたのに
圧迫感しか残さなかった

未来は楽観的なのだろう
心配は何もないのだろう
その感情は罪なのだろう
現状が善後策なのだ ....
明日がやってくるのは
当たり前のことではなかった
何気ない毎日は
奇跡にも近いことだと
あの時 初めて知った

幸せだった頃の面影を求めて
昔住んでいた辺りを訪ね歩く

太陽は山の向 ....
春が近くなってきて暖かくなってきた
朝飯は食べない、朝にご飯を食べるとまずくて食べられたものではない
精神安定剤オランザピンが5mgから2.5mgに減った、飲むのは1錠だけ
痩せるだろうか
体 ....
まっすぐな道を曲げるのも
曲った道をまっすぐ往くも
はたから見れば
つむじ曲がりのへそ曲がり

味や香りが劣ってなくても
曲がり傷もの二束三文
好きに選べる人もいる
ふところ具合の人も ....
朝の光はいつも すべてを赦している

仮眠から醒めた命が
詩の水面をゆらし
躍り上がって咲こうと
高揚するとき

夜更けかすかに漂う
冬の残滓が
迸る日差しに絡め取られたとき

 ....
猫と戯れ
猫と遊び
猫引きちぎり
猫死ぬ。
思えば
元から猫を嬲っていただけで
元から猫は死ぬ未来だったわけで。
猫死んだ。
かわいい猫死んだ。
さんがつのあきのかぜ
さんがつのあきのかぜ
さんがつのあきのかぜ
さんがつのあきのかぜ
さんがつのあおいそら
にくらしいえりくび
とり いきているとして
すとうぶ もやせ
くえ
いい ....
 ためらいがちな貴方の横顔は絵画の中に生きている。 
 私は貴方の頬に色を乗せ、静かに閉じられた唇に紅を差す。
 首元に光るネックレスは共に旅したあの土地の思い出。
 貴方はこの絵を見て笑っ ....
……か?…………ん

ほこりのつまったラジオが喋る

天国門聴こえるか?こちらは地獄門。

周波数は50ヘルツだ。

西荻窪に雨が降った。

ローソンのイートインに来い。

見 ....
泣けば、この声は届いただろうか

叫べば、この声は届いただろうか

泣き叫べば、この声は届いただろうか


否、
きっと誰かに踏み躙られていたに違いない
「はよ言わんかい!」


思わず彼女の口調が
故郷の関西弁に…

今日は久しぶりの
映画デート
その後寄ったミスドで
共に口数多く感想を語らう


そろそろ出ようか
という雰 ....
誕生日にグリーンの「扉」が送られて
嬉しかった私
イモケンピと無塩クルミを食べて
撮影旅行に出かけたが
近所を一周しただけだった
白梅が咲いて居る
住宅の建設現場がある
通り過ぎる自転車 ....
もとこさんのおすすめリスト(1084)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空を彫る者- ただのみ ...自由詩15*18-3-7
アイム_ジャグラー- 暁い夕日自由詩5*18-3-7
痛みは- 藤鈴呼自由詩4*18-3-7
まいにち- 梅昆布茶自由詩1218-3-7
ウカ- ヤスヒロ ...自由詩518-3-7
けものフレンズ- umineko自由詩9*18-3-6
_Golden_bells- 田中修子自由詩6*18-3-6
赤い祈り- 暁い夕日自由詩218-3-6
エンドレスドリーム_ZERO- 長崎螢太自由詩3*18-3-5
沈む街- 青の群れ自由詩718-3-5
Life_is_・・・- さがらみ ...自由詩6*18-3-4
神々の道筋- ペペロ自由詩418-3-4
だから君はささやかに赤く光るセンサーに手をかざせばいい- ホロウ・ ...自由詩3*18-3-4
意味解らないけれど- こたきひ ...自由詩318-3-4
今でも私は- 宮内緑自由詩4*18-3-4
ウサギイヌクヤジリ- 竜門勇気自由詩2*18-3-4
春の手紙- 塔野夏子自由詩2*18-3-3
痛みの証- ペペロ自由詩118-3-3
一息に- じおんぐ自由詩318-3-3
弥生の星空- 忍野水香自由詩218-3-3
なんか苦しい- moote自由詩118-3-3
現実を弓とし概念あるいは感覚を弦として放つ矢のソネット- ただのみ ...自由詩5*18-3-3
螺旋の季節- ヤスヒロ ...自由詩4*18-3-3
- 渡辺八畳 ...自由詩2*18-3-3
あかいてのまあち- 若原光彦自由詩218-3-3
永遠の人- ヒヤシン ...自由詩4*18-3-3
トーキング・ドラム・東京- 高原漣自由詩2*18-3-3
無駄な悪足掻きと言われて- 千幸自由詩518-3-2
チョコレートドーナツ- しょだま ...自由詩5*18-3-2
運んで行った- 間村長自由詩5*18-3-2

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