あなたが今夜あの子に目をつけてることは
すぐにわかるよ
わたしの前でも堂々とやるんだね
それとも気がつかないとでも思ってるのかな
まぁどちらでもいいや
そうかあの子ですか
顔も学歴も体型も ....
人の少ない下り電車で
少しずつあの日へ帰っていく
遠いことへ、遠いものへ
車窓の景色は少しずつ背丈が小さくなって
昼の下る頃に
誰もいない
四角い空間は
ただ、がたがたと響いた
それだ ....
たとえかすり傷だらけだろうと

かさぶただらけだろうと

君は

俺だけのマリアだった

俺は

君がいるから

かろうじて

今日一日でも生きられた

なのになぜ
 ....
窓ガラスの向こうは
 
漆黒の闇で

雨が擦り切れた銀の糸みたいだ


俺も人間としては

かなり擦り切れてる

いつも

同じところをぶつけるし

いつも

同じと ....
夜は
雫を運ぶ
こぼれ落ちる
白い小粒
背中から墜ちそうになった
平行ではいられない
夜は

漆黒の中に有って
そそる姿
寄り道ごっこがもうすぐ終わる

無数の冷たい針が
多 ....
手打ちうどんをひたすらに打つ
真っ白な君の事を考えながら

手打ちうどんを

もち肌、もち肌と重宝されてるらしいが
もし手打ちうどんがお餅つきと同じくらいに
メジャーな催しとなった場合
 ....
100円の森であなたを捜す
あなたは私の5cm上で
森と遊ぶ

母さん
私は5歳です
あなたを見つけられなくて
今にも泣き出しそうなんです
今は大人の身体に居るから
平気なふりで立っ ....
  


   さみしくないなんて人はいない
   哺乳類人類なら知っている
   口に出していわないだけだ
   言ったって仕方ない どうにもならない
   人類は壊れた機械のようにさ ....
 
「描いた」が「猫いた」に見えてさ

にゃー
ラブホテルに行きたいわ

クリスマスにどうしたいかって訊かれたら あたし多分そう答える

37階建てのホテルの最上階の夜景もそれはそれで良いのだけれど 
君の瞳に乾杯するほど嘘なんかつい ....
僕は公園に座るけど 季節は流れていく
子供がはしゃいで ころんじゃう んで ないちゃう
へへって 思う

お風呂場のおもちゃが 何もしてないのに
そっと 波を立てていたのを思い出した
僕は ....
むずかしい文字をならべて
遠回りする夜の端

薄ら寒い雲の流れ
赤い月の輪郭をなめながら

呼吸するのを忘れてしまった

僕は

闇に吊るされた灯りに手を伸ばす

重なりながら ....
まないた

たまねぎ

のせてせんぎりにする
たまねぎ

いたいよ

いったきがしたのでなみだがでてきた
たまねぎ

おりょうり

めいわきやく
かれーにいれ ....
外気4℃、窓は全開
要するに火照った身体を冷ますためなのだけれど
それはどちらかというと恋人がやってほしい
暖房も灯けていないのに、温度上昇
する、この部屋は、きっと恋人もいる

窓の近く ....
精神病院と刑務所

どっちが住みやすいか
どっかの哲学者は考えどちらも似たような
もんだ

考えたらしいが
精神病院にはなぜか
卓球台がある
将棋を首吊りかけたおじさんがやってる
 ....
その皇子
東へ進軍し
その剣
雲を斬り
丘を割き
沼を埋め
戦に次ぐ戦
謀殺に次ぐ謀殺
返り血の乾く間も無く
川にかかれば妻を売って渡り
海峡にかかれば妻を売って船を買い
船を打 ....
中空の部屋へは
登り方を忘れると
登れなくなる
わたしはしばらくの間
忘れていたけど
最近ふと思い出した
わたしは中空の部屋のドアの前で
躊躇する
中に入ってしまったら
二度と戻れな ....
空の高いところからするすると
吊革が降りてきたので
僕はそれにつかまる
今日はとても飛びたい気持ちなのに
これじゃ何だかわからない話だ

ほうっとしてると
たくさん食べられてきた ....
部屋の鍵なら 捨てちまったわ
待てと言われて 持つような
そんな女に なりたくて
あなたに惚れた わけじゃない

 もうしおれたわ さつきの花は
 それでも香る さつきの風に
 心放つわ ....
わたしは中空の滝へ行く
中空の滝は美しい水辺を作っている
濃い緑色の場所は
とても深くて
岩魚が泳いでいる
わたしは服を脱ぎ
水浴びをする
冷たい水で
芯までひんやり
胸がドキドキと ....
  



  声をかけるというのが
  悪いことではないことを
  あなたはぼくに教えてくれた
  ぼくは人によく声をかけるのだ
  話し相手とすこしでも親しくなりたくて
  内心 ....
目をつぶって あくびをひとつ

その間 

涙目で見る世界は

何度 生まれ変わったんだろう

初めと終わりがくっついた輪の中で

到達点を探した吐息 が

寒空の夕焼けを 彷 ....
      君
    る   と
   て     い
  っ       る
   回     時
    く   は
      早   
あの人苦手だ
そう私が思っていると
相手も私が苦手になる

あの人好きだ
そう私が思っていると
相手も私のことを
好きにはならなくても
気分は悪くない

だから
元から相手を
 ....
急募であります

性別年齢不問
若干名
明るい人求む

ここんとこ
土鍋が不平不満をたらたら
全然出番が無いジャンって
家に遊びに来てくれる友達
いないのかよって

そうなんだ ....
美味しい美味しいブブンヤキソバを君は作っている
キッチンは甲状腺のような白い匂いに包まれ
外の方はきっともっと広い世界が連綿と続き
幾多の人々が美味しい美味しいゼンブヤキソバを
美 ....
僕は

空の果ての妖精の国から

堕ちてきた

偶然君の胸にとまった

君は僕に優しかった

暑いときは

金魚柄のうちわで僕を扇いでくれた

寒い時は

赤いリボンの ....
何もかも投げ捨てて

どこかへ行ってしまいたいけれど

君がいるから

行かないよ


何もかもどうでもよくて

自分がどうしらいいかわからないけれど

君がいるから

 ....
地球の中心に「樹」があるのです
まさに名前は世界樹
根っこはすさまじく深く長く、たくさんに枝分かれしています
それが地上にでるとどうなるか
まさに「人間」となるわけです

お母さん、僕さっ ....
六畳一間に蛍光灯四本は明るすぎると思ったの
天井を見上げて目を背けたくなるような明るさは
いらないの
月山一天さんのおすすめリスト(583)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
忘年会- チアーヌ自由詩504-11-26
大きなケヤキのある公園へ- 霜天自由詩1204-11-26
☆177_オレノ、マリア- 貴水 水 ...自由詩404-11-26
☆176_ギンノ、イト- 貴水 水 ...自由詩4*04-11-26
プラチナ・イン・フォール- たちばな ...自由詩804-11-26
8グラム- 餅ヴィシ ...自由詩1404-11-25
母は100円の森で- たちばな ...自由詩16*04-11-25
いまは禁酒している人のための歌- 天野茂典自由詩604-11-24
いた- 半知半能自由詩304-11-24
聖なる夜の過ごし方- 月音自由詩804-11-24
日々の暮らしに流されて- Tシャツ自由詩204-11-24
死んだ月の夜- ベンジャ ...自由詩3*04-11-23
言葉たち(お料理)- 桜 葉一自由詩404-11-23
冬が近づいている- ピッピ自由詩504-11-23
怪鳥哲学ならず割れ- 石川和広自由詩3*04-11-23
東征- 片野晃司自由詩2504-11-22
中空の部屋- チアーヌ自由詩704-11-22
フラスコ- たもつ自由詩804-11-22
さよならさつき- 佐々宝砂自由詩304-11-22
中空の滝- チアーヌ自由詩304-11-21
ぼくは電話で話したかった- 天野茂典自由詩8*04-11-21
Countless- 半知半能自由詩204-11-20
時計- 桜 葉一自由詩304-11-20
気持ちは通じる- クラウン自由詩304-11-20
募集広告- さち自由詩9*04-11-20
ブブンヤキソバ- たもつ自由詩1104-11-20
★115_カエレナイ、ボク- 貴水 水 ...自由詩2*04-11-19
★114_キミガイルカラ- 貴水 水 ...自由詩4*04-11-19
世界樹- メア自由詩104-11-19
_- 小太郎未詩・独白204-11-18

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