青いケーキはおいしいかい
寒の戻りだったよ 今日は

昨日も 勘が戻っていなかったし
競馬は当分自粛しなきゃね

昨日まで元気にぶーんぶーん やってた

ハエも自粛しちゃったのか
 ....
遥かなる文明の端っこに腰掛けているのです

なんだか大切な靴も失くしてしまいそうで
雨も止んだようなのにぽつねんと一人で腰掛けているのです

忙しい新聞記事を時々は読みたいとおもいます
3 ....
土塊を捏ねる
指先に気を集め
煮え立つ熱を流し込み
ゆっくりしっかり力入れ
未定形の粘る分厚い土塊を
思い思いのまま捏ねくり回す

捏ねくるうちに不思議なこと
土塊と指先は拮抗しながら ....
瓶の壁を
静かに登る泡
幾つも
幾つも
ためらいながら
少しずつ


飲むか、
と言うと
欲しい
と答える
グラスへ注いで
渡す
ありがとうと
小さな声


あなた ....
山、
というのではなく
丘の上にかつてはたっていた
城、
あとについたんだ

テッペン回った深夜のこと
ああ、
星は、
いつ落ちてもおかしくない
ああ、
まるでこぼれそうだったよ ....
また夜が来て
まだ私は生きていて

堆積した記憶の回収不能、
後頭部辺りから凹んでいき
何一つ思い出せない
何一つ思い出さない

)モノクロームの響き充満し

また夜が深まり
ま ....
窓の外は春らしい春の日
郵便配達員などもいつもの時間どおり

うちの中では冬を生き延びた一匹のハエがお試しフライト

楽しそうだ
でもあまりはしゃぎすぎるとウィルスにやられるかもね ....
空にぶちまけられたビタミン剤の
人工的な着色がキレイでキモい
今年のトレンドは太陽の皮膜で
詩人なら必ずネタにしないとね

偽りの価値観が崩れたあの日は
テーマとしては申し分なかったの
 ....
もう、行っちゃうの?
悪びれるふうもなく
出て行くんだね

ずっと
ずっとずっと
逢いたかった
昨日までのわたしと
おなじわたしに
戻るんだね

元気だしてって
いわれてもなぁ ....
声と声が交錯する街角で
チョークを引っ張り
路上に描かれていく線、
子供はガッタンゴトンと身を揺らし
列車はゆっくりと出発する

微笑み明るむ夕暮れ時、
すべては無邪気に赦されて

 ....

傘を持ち
すれ違う人達が
一段とお互いの間隔を広げる。

工業地域の雨は
アスファルトの上で
染み込む先もなく
地下に流れて

ただ
人の世を通り過ぎる

何も
育まな ....
微睡みの午後、
涼風吹き
草木を濡らしていく天気雨
永久なる太陽の爆発を
束の間ベールに包む
時は始まりに向け終わりを紡ぎ
終点から反り返ってくる混沌の威容
この微睡みの午後に
火照っ ....
たぶん自分は「ある」物ではなくて、「いる」者にすぎない。
いま・現れている世界は、ただ・「そう」慣れ親しんでいると、
自分の知に基づいた、ただ「そうだ」と思い込んでいるだけの世界にすぎない。
 ....
今日という日は、今日っぽい日なだけで、決して今日ではないよ。
今日なんてどこにも無いんだし、今日は君の好きなようにやりなよ。
なぜ、
必要なものこそ
この手に入らないのだろうと
真夜中、
血走った眼から
絶望を垂れ流しながら

いつも
わたしの中に
手前勝手な
愛情だけが残る。

さみしかなんか
 ....
天体望遠鏡で垣間見る宇宙は逆さまで
ときどきのぞくだれかの素顔に似ている

必要のない事と
必要があってもままならない逆さまが

混在している毎日が好きです

僕たちの情報はトイレ ....
あなたは世界をかくすほどの傘をさして
しのび足のような雨のなかを歩いている
ひらひらするくるぶしまでのスカートはすこしだけ濡れて
きれいにふちどられたショートケーキのようだ

つばめは果 ....
見上げた冬の夜空に図星が一つ輝いている。
あの星だけが、僕の小さな悪事を見抜いている。
電飾が外された夜に
一層輝くイルミネーションが
虚実入り混じる世界に
一つの答えを教える

冷えきった世界を精一杯に彩り
幸福を志した夜は過去のこと

暖色の光に温められたつぼみは
 ....
兎色の
小鉢にヌタ
白みそに
いかと
わけぎとを
あえた
もの
味見の
母の手が
ぴょんと
わらう
また夜が来て
うつらうつら
いつしか夢見の一人床、
深層心理が物語る
映像群に終わりなく
私ははっと目覚めては
ぼうっと天井仰ぎ見る


〉遠い遠い異郷の地
〉父母と歩む未知の道
 ....
最後の晩餐にも食物繊維はたっぷりとね。
来世でもつるんと安産で生まれたいからね。
きみの空にはいくつもの風がながれ
きみの血流はいくすじかの未来につながっている

まいにちは規定された演技をたずさえて
きみをいざなってゆくちょっとだけ厳しい教室

でもさ きみの壁をとり ....
このやるせない 怒りは
この俺の やるせない怒りは
伝染病の恐怖の 最中にあってさえ
執拗に くりかえされる
社会病理に向けられている
理性の壁など いとも単純に破壊し
ものやかねに群 ....
寒い窓みとったら
みとったばかりの
顔が浮かんでくる
ずる ずる
おうどん おいしいかぁ
ええ音だして
ずる ずる
いわせやんなあかんで
泣く子も
泣き止み
すう すう
寝入 ....
星々が名のない列車に乗ってゆく
それを透明な駅員だけが見送る
自分たちがどこへゆくのかもわからないまま
疑問さえも忘れて

月明かりというのは
死んだ星の遺言だよ

誰かがそう言った
 ....
灰色の空を見上げて
最後の雨を待ち続ける間に
きっとアタシたちの歴史は
色褪せてしまうのだろう

気がつけば無音になった街で
みんな空だけを見ている
鳥の瞳で、犬の瞳で、猫の瞳で、
( ....
今夜、黒い雨合羽の男が電話をくれる気がしてる。
分厚いタウンページの、僕のページを引き当てて。
 
 
水に濡れたまま
雨にうたれている
妻が傘の下からタオルをくれる
いくら拭いても
濡れタオルだけが増えていく
妻は可愛い人
こんな時でも傘には入れてくれない
濡れタオル屋でもや ....
身から出たサビにAメロとBメロをつけた。
とても醜い歌だけど、とても僕らしい歌です。
こたきひろしさんのおすすめリスト(2127)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
寒の戻り- ナンモナ ...自由詩7*20-3-16
腰掛け- 梅昆布茶自由詩820-3-16
土塊(改訂)- ひだかた ...自由詩520-3-16
泡、あるいはテンペスト- 大村 浩 ...自由詩620-3-15
しろあと- 立見春香自由詩220-3-15
また夜が- ひだかた ...自由詩320-3-14
ぶーんぶーん- ナンモナ ...自由詩5*20-3-12
美しい国の詩人たち- もとこ自由詩8*20-3-8
風邪- 立見春香自由詩320-3-7
無垢- ひだかた ...自由詩320-3-6
傘を捨てて- asagohan自由詩220-3-4
円環- ひだかた ...自由詩420-3-4
辟易から疲弊へ- ナンモナ ...自由詩6*20-3-4
今日- クーヘン自由詩8*20-3-4
恋情- 立見春香自由詩820-3-4
時間と夢- 梅昆布茶自由詩620-3-3
雨の日、うつくしい使者と- ホロウ・ ...自由詩8*20-3-1
図星- クーヘン自由詩11*20-2-29
三月のイルミネーション- TwoRivers自由詩8*20-2-29
ヌタ- ナンモナ ...自由詩7*20-2-29
夢夜(改訂)- ひだかた ...自由詩320-2-28
つるんと- クーヘン自由詩1*20-2-26
教室- 梅昆布茶自由詩720-2-25
良識を取り戻せ- ナンモナ ...自由詩4*20-2-24
うどん修行- ナンモナ ...自由詩13*20-2-23
名のない列車- きみのて ...自由詩620-2-23
最後の雨を待ってる- もとこ自由詩10*20-2-23
ページ- クーヘン自由詩4*20-2-22
濡れタオル屋- たもつ自由詩13*20-2-21
サビ- クーヘン自由詩5*20-2-19

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