すべてのおすすめ
心の上澄みだけをそっと掬って
重ならないよう並べてみる
何とか言葉のかたちをとっていて
美しいようにも見えるそれは
見知らぬ仲間のもとに届いて
時折共感や発見をもたらしている
らしい

 ....
やるやる詐欺にならないように
やるというのをやめたのさ
本当は
やると言ったならやればいいんだ
分かってるけどね

そうしていたら最近どうも
むりむり詐欺になっている
俺にはむりだよー ....
わあわあと脈略のない会話の後すとんと眠る君羨まし

悪夢でも構やしないと待ちわびる瞼を閉じてじっと堪えつつ

からからに渇いたのどを潤しに台所立つ顔青白く

そのままに今朝を迎える覚悟なく ....
言いたいけれど
言えないことが
愛想笑いの隙間から
こぼれ落ちてしまう

正義か悪か
それだけでは
答えを出せないことが
この世界には
多すぎる

言いたいことはつまり
あなた ....
友よ
あの日に熱く語り合った
夢は叶ったか

「そうだなあ」
少し眩しそうな顔で
人生を振り返る友よ
教えてくれ
今度はどこに向かって
歩いているのか

「まだまださ」
少しは ....
わかっていたの
頼らないことも
傷つけることだと
ごめんなさい

だからずっと
いつか言おう
いつか言おうって
思ってたよ

でももっと確かに
わかっていたの
私の啜り泣きがあ ....
何だ結局嘘っぱちじゃねえか

十年前もお前言ったよな
「俺たちうまくやれると思うぜ」
俺は結構不安だったんだ

不安は見事に的中した
いつものように別れたが
お前の顔がどうも歪んで見え ....
だーれも知らない
あるところに
いつも大真面目なんだが
ちょっと空気が読めなくて
頑固でお節介で口うるさくて
嫌われ者の爺さんがいた

村人たちは集まっては
ひそひそと爺さんのことを噂 ....
恋人になっていたかもしれない男と
冗談を言う夢を見た
醒めたあともまだ楽しいような
生々しい夢だった

恋人になっていたかもしれない男と
大喧嘩する夢を見た
醒めたあともまだ腹が立つよう ....
愛することと
支配することは
ちがうよ

認め
受け入れ
ともに歩むのでなけりゃ
愛じゃない

お前たちのためだ
お前たちには無理だろうから
俺が何とかしてやるから

あなた ....
わたしはロウソク
あなたが灯して
燃えてとろけた
一本のロウソク

いつも炎を消さぬまま
立ち去るあなた
戻ってくるまで
燃えていろ と

ユックリ…チイサク…
アナタガモドッテ ....
出る杭は打たれる
っていうじゃない
あれって
打たれちゃうから
出ちゃダメよって
ことじゃないんだよ

出すぎちゃったら
誰かがちゃあんと
打ってくれるから
それまでは安心して
 ....
許せ ただ一途に夢見た道を進んだ幼き我よ
笑え 自ら選んだ世界に敗北したか弱き我を
眠れ もはや立ち直る気配もない我が心よ

陽が昇ろうと
風が吹こうと
暗く静かな
隠れ家にて

光 ....
ありがとうが言えた日
ほっとして少し
目の奥が熱くなった

出会った頃を二人
思い出して語った

始まりのスピードはやっぱり
少し違ったけど

今は同じ温もりと安心が
この小さな ....
弱音吐いて
同情買って
荷物放って
飛び出した

こっそりと
君の街へと
内緒の旅に

心は迷いながらも
まっすぐに君のもとへ

すべて隠して
微笑んだ私に
綺麗になったね ....
青白い光の中
あふれているのは
誰かの幸せなつぶやき

そこに置かれているものは
ただ置かれているもので
歩みよって撫でても
噛みついてきたりしない
置物の猫のようなつぶやき

私 ....
優しさの筈が傷に沁みて
痛みを生むことがあるのだと
初めて知りました
それでもあなたには感謝しかないのですが
逆に自責の念が頭をもたげました
おそらく傷を作って放置していたのは
私自身だか ....
鬱々と
うつらうつらと
やり過ごす時間(とき)

酔っ払って
ふらりふらりと
帰った夜は遠くなり

孤独を求めた結果が
これだ

重い頭に響く
かつての仲間の笑い声

鈍っ ....
今日も生息した
生きて息した
それだけ

役立たずで
怠け者で
どうにもならない私

でも確かに
生息してた

そのことで保たれる
平穏もある

生きて息する

生き ....
散らかった部屋
ばらばらの思考
見失われた意義

叫び出したいような
しかし叫ぶ言葉もなく
かろうじてため息が
弱々しい声になった

私はここにいるよ
忘れないで
今のところ
許されて生きている

愛されて生きているとも
言うのかもしれない

幸せ者なんだろうと思う

でも
幸せだなあと心から思うには
私は歪みすぎていて

それはまったく ....
静寂の中唐突にドアのチャイム
途端に息を殺す私
いないことになりたくて

配達人さんごめんなさい
留守だと思えば許せるでしょう
許して

私いるけど
ほら眠りこけて気づかないの
だ ....
怠惰の中に微かな決意
このままでは終わらないと

ではいつ
いつ立ち上がるのか
回り始めるのか

思考を止めた機械の歯車は
待っている
最初のごくわずかな回転の
きっかけの合図を
 ....
人に会いたいと思わなくなってしまった
先生は病気のせいだと言うけれど
いや昔から私はそうだったじゃないか
そのことにやっと気づいた
ただそれだけのことじゃないかなんて
たくさんの人とつながっ ....
ずっと思っていた
もし私に子ができたら
母のようにはしない

夢と希望を押しつけて
思い通りにならないと
はっきりと落胆の色を浮かべ
幼子にいつも顔色を窺わせるような
そしてあっけらか ....
別れも言わず
長く引きこもってしまったのに

この話題なら私だと
連絡くれたのね

疑問にスパンと答えてくれるのが
気持ちがいいのだと
いつか褒めてくれた
答えだけじゃなくて
関連 ....
テレビで紹介されてた
プロポーズ成功率100%のパワースポット
自然と話題は数年前のあの瞬間へ

ねえ
あのとき私が断ってたらどうしたの

そりゃ断られたらしゃーないわな
ええーっ諦め ....
私がどれほどのものでもないと認めることから、始めなければならない。それはとても恐ろしく重く苦しい作業ではあるのだが。

お気に入りのおもちゃだから容易に捨てられないだけで、おもちゃの方では案外、私 ....
活動的で積極的で
いつも元気いっぱい
そんな美咲ちゃんが
病んじゃったらしい

怠け者で呑気で
いつもだーらだら
そんな私なら
ほら健在だよ

治療するんだって
薬飲むんだって
 ....
春の妖精の悪戯で
声をなくしたウグイスは
春を唄えなくて
どうしただろう

きっと風は彼にも
春を知らせてやっただろう
その喜びを唄えなくて
ウグイスは苦しんだのか
ただ春の風を全身 ....
ichirouさんの森川美咲さんおすすめリスト(58)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
素人詩人の孤独- 森川美咲自由詩5*14-9-23
やるやる詐欺- 森川美咲自由詩4*14-9-21
夜明けに_五首- 森川美咲短歌3*14-9-21
正義と悪と- 森川美咲自由詩4*14-9-21
夢は叶ったか- 森川美咲自由詩1*14-9-20
反射- 森川美咲自由詩2*14-9-18
お前と俺- 森川美咲自由詩3*14-9-18
平和のつくりかた(だーれも知らないシリーズ1)- 森川美咲自由詩5*14-9-18
恋人になっていたかもしれない男- 森川美咲自由詩3*14-9-16
いらない- 森川美咲自由詩6*14-9-11
ロウソク- 森川美咲自由詩3*14-8-4
出る杭は- 森川美咲自由詩3*14-7-28
我よ- 森川美咲自由詩3*14-7-20
小さな部屋で- 森川美咲自由詩3*14-7-13
逃避行- 森川美咲自由詩2*14-7-3
猫と神- 森川美咲自由詩2*14-7-2
傷つけない冷たさ- 森川美咲自由詩2*14-6-8
隠遁- 森川美咲自由詩6*14-6-6
いきていきしていきいきいきて- 森川美咲自由詩5*14-6-5
はぁ…- 森川美咲自由詩5*14-5-22
愛す・許す- 森川美咲自由詩3*14-5-18
留守の番- 森川美咲自由詩6*14-5-17
再起まで- 森川美咲自由詩5*14-5-16
眩しくて- 森川美咲自由詩4*14-5-13
母の日に- 森川美咲自由詩9*14-5-11
ひきこもりへの質問- 森川美咲自由詩4+*14-5-10
プロポーズ- 森川美咲自由詩4*14-5-6
手を離す- 森川美咲自由詩4*14-5-5
- 森川美咲自由詩2*14-5-2
めぐる- 森川美咲自由詩1*14-5-2

Home 次へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する