夜明けに 五首
森川美咲

わあわあと脈略のない会話の後すとんと眠る君羨まし

悪夢でも構やしないと待ちわびる瞼を閉じてじっと堪えつつ

からからに渇いたのどを潤しに台所立つ顔青白く

そのままに今朝を迎える覚悟なく白みはじめる空の疎まし

諦めて配達牛乳開けた時昼会う友より着信の鳴る





短歌 夜明けに 五首 Copyright 森川美咲 2014-09-21 05:51:54
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