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陰惨 画賛
インクが黒く死に重視
印紙が白く二重に
死は三重に、苦は七重に
午後に10号発破 六時 勇姿
破竹、死地中に獅子獣 666 三重6
産後、重合 肉汁は血
死後に銃

クク ....
深い霧のように
飛沫をあげる
たくさんの雨粒は
花柄の傘が雨をはじく
音が聴こえるあいだに
仕事帰り乙女の
世界を群青色へと
静かに揺らぎながら
変える

遅めの夕食を終えて
す ....
ちぎれた 火の粉を雫の中にやどした言葉たちを超えて鳥が謳う
ほととぎすは 夜通し歌をもやし、カッコウは霧雨を もやし
溶接工は、鉄を燃やして繋ぎ合わせノアより巨船を創り
アリアは、魂をすく ....
月の涙を避け傘の中のふたり ことがら は 昨日の記憶

そばがら は 今夜の枕のなかで

ひとがら を 朝のヒカリで描きこむ

うまれたての雛のあたまに
残された
一片の から

どこからと問うこともせず
 ....
紫陽花になりたくない雨が寝息をたてている 鳥は羽ばたき
車は車輪を回転させ
互いに併走し
時を追いかけ
滑らかに太陽に向かう

羽ばたきと回転
鳥も車も
全く異なる動きで
自分のリズムと歌で
滑らかに太陽に向かう

 ....
きっと初めから
死を覚悟して恋をしていた

随分前のことだけれど
彼女から
死にたいのだと
こっそりと
打ち明けられたことがあった

どんなに哀しくても
明るく振舞う
気立てのい ....
未だこぼれ出ぬ涙のために
1tの鉄塊を失って
また人らしく踊れるかもな

大腸の横穴の奥で溶けない氷
夏を越えていく中で
浮き出て腐る
いつぞやの恋は
未熟な枝付枯葉

機械が核の ....
 
風呂で屁をこいでみた

すべてからの自由を約束する泡が破裂する

諸君! 解放だ! 解放だ!!



 
とりあえず
腹いっぱいに喰って
泥のように寝てみろ
いろいろ考えるのは
その次にしちまえ

じゃないと、
死んでしまうぞ
俺たちを囲む
思考の鎖に
絡まってしま ....
バーチャル世界を漂う夥しい単体から
吐き出される0と1の記号は
フェロモンを伴って 波に乗り
キーボードの前に佇む孤独な心の
隙間に入り込む

 ディスプレイの 
 向こうとこちらで ....
  桜の葉を胸に抱いて
  墨色の風は流れていく
  女に似た雨の匂いが 岩間にひそむ苔を洗う
  うつむくひとの唇から 知らぬ間にすべり落ちた
  わたしの名をだれが忘れずにいられる ....
大蛇飲み込んだ蛙が月も食べようとしている 仕上がった作品を手にとり
出来栄えを確認する
(……駄作だ)
地面に叩きつける
が 割れない
金槌で叩いてみる
が やはり割れない
もしやと思い豆腐の角にぶつけてみる
が そういう問題 ....
若稲よ
一途にのびる
若稲よ
晴れの日も
風の日も
雨の日も
迷わずのびる
若稲よ
境遇を嘆くことなく
使命を忘れることなく
ただ ただ 
一途にのび
生きる

若稲よ ....
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時間は無いと考えている?

でも時間はいっぱいあるのだ

日頃の所作の大半は無駄な時間潰しで
大事なものは何も無いのだ
マネキンが ....
古い手紙を炎が読んでいる
泪を引き摺った星屑の海を見ながら
夜が月を口説きつづけている空に
たち昇り煙る記憶が渦巻いて踊る
醜く膨らんだ雲が濁らせた景色を
冷静に見つめる硝子窓は沈黙を守り
 ....
この世とあの世を隔てる川
その川の向こうには案内所があって
そこには一台のはかりが置かれている

川を渡ってきた人は誰もが素裸で口もきけないから 
一人ずつ網羅に手をひかれてそのはかりにのる ....
弱音を吐きだした私は

がんばれ

より

がんばったね


が欲しかった
赤い紐
君への想い
絡まるばかり

上手に微笑えない
ひとりぼっち
指と指で切なさが
無数に作られる

ひとりあやとり
現場の製造のトラブル対策について計算する
私はオペレーターでもエンジニアでもないが計算する
力、空間、時間について感じながら
私の思考は原液バルクの中に溶けていく
私は充填ノズルで液ダレする液 ....
透明な風は心を揺らす
風鈴の鳴き声は自然体だ

古い硝子に透けた空が
波打つ海に似ていた

思わずあなたを呼びたくなるのは白い心のせいだ

晴れやかなそらが描かれている硝子に触れている ....
日本の法律は「ざる」ですねとある国の方に言われる
その国の方は続けてこう言う
我が国ではやってならないことは法律上明確です
日本のように曖昧ではありません

確かに日本の法律は事実「ざる」だ ....
最近私は夜毎

生の人参一本齧っている

皮を剥いて縦に七等分ぐらいに切って

何もつけずに無心に齧り咀嚼する

生ゴミのような味のときも

柿のような淡い甘みのときも

ジガ ....
ようやく咲き始めた
耳たぶを
かすめるように
散ってゆく
くたびれた
きのうの薔薇

美しい季節はいっとき
残酷な
まやかしのようでもあるけれど
改行される刹那こそ
愛おしい
 ....
担架の中で目を覚ます
運ばれる直前の
記憶が定かではない
どこで何をしていたのか
今日がいつなのか
答えられない
なぜかはわからない

倒れるということは
命のともし火が消える
手 ....
車窓から見える
取り残された小さな雨雲
遙か上空には羊雲
下から覗き込みながら
西へ西へと私の視点が移動すると
小さな雨雲は立体的に体を見せながら恥じらう
そして雨を降らす間もなく
すぐ ....
よそへいくための服は
襟のレエスがまぶしくて
びろうどのスカートが重くて
ぴったりしずぎてきゅうくつで
母さんが
帰宅するやいなや
着替えさせてくれるとき
ほっとして
わたしは
すこ ....
 
あたいは泣かない

全身全霊をもって感情を押し殺す

空が泣くまで、ぜったい泣いてやらない



 
由木名緒美さんの自由詩おすすめリスト(3114)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いんいちがいち_いんにがに- 中村 く ...自由詩5*14-6-7
群青色の乙女- りゅうの ...自由詩9*14-6-6
虹よ- るるりら自由詩26*14-6-6
月の涙を避け傘の中のふたり- 北大路京 ...自由詩1014-6-6
から- そらの珊 ...自由詩26*14-6-5
紫陽花になりたくない雨が寝息をたてている- 北大路京 ...自由詩7*14-6-4
羽ばたきと回転は滑らかに太陽に向かう- ichirou自由詩9*14-6-3
愛するということ- りゅうの ...自由詩6*14-6-3
- 木屋 亞 ...自由詩2*14-6-2
こく- 殿上 童自由詩18*14-6-1
苦しかったら- 御笠川マ ...自由詩314-6-1
ネットの恋人- イナエ自由詩11*14-6-1
うつろい- 草野春心自由詩714-6-1
大蛇飲み込んだ蛙が月も食べようとしている- 北大路京 ...自由詩5*14-6-1
ウイルス効果- ただのみ ...自由詩23*14-5-31
迷わずのびる_その心を- ichirou自由詩11*14-5-31
時間は無いと考えている_/_君は時間を止めている- beebee自由詩24+*14-5-31
朝の心臓- ハァモニ ...自由詩3*14-5-31
_はかり- アンドリ ...自由詩414-5-30
こぼれるなみだ- cidle自由詩214-5-30
ひとりあやとり- 虹香自由詩314-5-30
計算の美- ichirou自由詩9*14-5-30
風硝子- うみこ自由詩4*14-5-30
ざるのプライド- ichirou自由詩7*14-5-28
人参健康法- 灰泥軽茶自由詩1314-5-28
ことづて- そらの珊 ...自由詩1214-5-27
倒れるということ- りゅうの ...自由詩10*14-5-27
遠近法- ichirou自由詩11*14-5-26
よそいき- そらの珊 ...自由詩22*14-5-26
泣かない- 殿上 童自由詩15*14-5-25

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