恋した女の子
みんな みんな
ほかの男にさらわれて
ぼくは
ますます
詩とつるむようになり
やんきー座りで
ふかす
とーきょー
ふぁみりーまーと
かくかぞく
にじゅうごじはんの
 ....
三連休してるひと どこにいる
六畳に響く パチパチパチパチ
切れた爪 夜の三日月
提灯鮟鱇の雄は
雌より大分小さくて
交尾したらそのまま
張り付いて同化してゆくと聞いて
蟷螂の話以来にたまげた
溶けてゆく、ってのがいい
おれもできれば
この闇を一緒に泳ぎきれる
そん ....
かばやきさんがちっちゃくなったのか

おれが大きくなったのか
男やから
泣いたらいかんて
涙こらえて
愚痴が 皮肉が
暴力が
美しく、ない

いっそ
真っ正直な
涙を流してみればいいのに


今夜はカレーにしようよ
あなたは 玉ねぎ切っ ....
マスかき
ゴマすり
ワンパターン
ヤニにまみれた壁紙に
「触らぬ神に祟りなし」
詩人 気取って 日が暮れる
生き抜きました 今日もまあ、







寒くなります、 ....
なぜいつも九千円しかおろさないんだ?

おれの問いに 長谷は

枚数が多いほうが安心するだろう?

と、九人の野口英世を
見つめながら
得意げに言った
そうやって
笑い飛ばせたあの ....
あなたとの記憶
水に似た感情
時間はかかったけれど
ようやく
完成

ブリキのジョウロは先週
不燃ゴミの日に出して
てるてる坊主とも
とうとう仲直りした

埃をふうと吹き払っ ....
持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持持 .... あとだしのあいしてる




あとだしのあいしてる




あとだしのあいしてる




こんなんで勝っても




うれしくない。


 ....
久々にいい酒くらって
現代詩フォーラムというサイトへ
投稿していたときのことを
話してしまったらしく

「おじいちゃんらしいとこもあったけど、
なんだか新鮮だったよ」
なんて
感想 ....
おれには帰る場所がない
歌っているけれど
なぁに、あんた
逃げただけさ
雲の切れ間から
お天道様が言う

おれには帰る場所がない
南口の広場には
まん丸に肥えた鳩がいる
痩 ....
もう書き尽くされてしまったかもしれないけど
夏は きみの腕のきずに
ぼくのきずも ちょっぴり痛むんだ ごめんね
生きるために
そうするって
ぼくには全然 わからない と
言った季節 ....
財布のハラが
なったのである。
蝉の合唱部がちょうど
ステージをおりたころに
おれも、わかってはいた
わかってはいたけど
神社で見つけた蛇の抜け殻を
信じるには もう
足の裏が白すぎた ....
ドローンとかいうものが世界のタメになる気がしないのは
おれだけだろうか。アメリカでは早速銃を持たしてドンパチ。
ため息と屁が同時に出る。「どうして人間は動かなくなることを
発明だと信じて疑わない ....
木陰って
なんて気持ちがいいんだろう
光があるのを分かってて
遮られる あのドキドキ感
明日 久しぶりに
きみに会える
それが分かってて
越えられない
日付変更線の あのワクワク感
 ....
書いて 書いて
消せるものは 消せばいい
心にはいつだって
鉛筆と消しゴムがある

あなたとのことは
強すぎる筆圧で
かすかに
残ってしまった
茹だる暑さ
蚊に刺され
腕をかきむしりながら
草もむしって
お米は炊かなくていいのかな
そんな疑問 胸にしまい
手を合わせていたころ
頬を伝う汗と
線香の香りにくらくらした
 ....
いっぱい いっぱい
吹きこまれてく
目に見えないもの
まるく まるく
膨らんでる
すれ違う人たちの
尖った視線
少し触れれば
バチンと弾けてしまいそう
でもね、
弾けるとき ....
盆休み。昼下がり。ソファでゴロゴロゴロゴロ、
まさに「カウチポテト」な青年がリモコン片手に
つまんねー、とツイートしたとき
2階から仙人が降りてきて言った。

「おいおいおいおい。
お前さ ....
自由詩の微粒子を

髪に吹きつけた女

き、ら、き、ら
必要なのは
ジャム
バター
チーズ、だ

一度きりって
思ったら
誰だって
分け与えるの
こわくなる

新しいカオを
焼いてもらえる
ひとがいるから
アンパンは
沢山の勇 ....
本がつくのに
TSUTAYAでも
取扱がない
取り寄せもできない
だけど
絶版ではない、トカ。


ほんのう
失われたもの
なんもない。

おれも、あんたも、ここにいる。

取り返すものも
なぁんもない。

むしろ奪ってほしい、って
思ってんだ。


ころころするまえに。

ここの ....
チュートハンパな詩を書くぐらいなら
いっそ 黙ってくれ
そう言い聞かせて
アルバイトを週6にしたんだけど
深夜のドラッグストアに
鳴り響く 電子音で
睡眠導入剤の数を数えながら
おれ ....
はだかで生まれて
いろんなもので
着飾って
はだかで死ぬ
この道のさきに
待っているのが
かたい銃だとしても
おれは その弾よりさきに
銃口から わらい声を
こぼれさせてやろう
ほ ....
人生はナックルボール

おれは打ち返す

ライトスタンドの神さまへ
万物流転 諸行無常
そんな言葉を
ヘナタトゥー

幸せとすれ違ったら
今度こそ職質なしで
手錠で連行
ジュラ紀 白亜紀 吐く息 といき
おととい以前のことは
みんな みんなおなじです

忘れた。

2156年 第四次世界大戦
氷河期 歯みがき ゴシゴシ
あさって以降のことは
みんな  ....
冷蔵庫と壁のすき間に
カギを落として
拾おうとしたとき
溜まり溜まったホコリに
ゾッ・・と。

冷蔵庫のうらに
びっしりと居座るやつらを
イメージしてしまうけど
重いし
面倒くさか ....
もり(150)
タイトル カテゴリ Point 日付
O2自由詩2*15/10/13 2:57
今日もしのいで自由詩1*15/10/11 20:42
提灯鮟鱇自由詩2*15/10/7 10:13
疑問1自由詩1*15/10/5 8:27
玉ねぎ切って自由詩015/9/27 5:03
マ・ゴ・ハ・ヤ・サ・シ・イ自由詩015/9/21 5:09
九人の野口自由詩1*15/9/20 8:15
押花の栞自由詩2*15/9/13 0:25
満員電車の僕自由詩0*15/9/6 17:52
しょなし自由詩2*15/8/30 0:20
とある理想自由詩6*15/8/23 5:24
逐電ブルース自由詩2*15/8/16 14:19
自由詩2*15/8/8 22:16
じりひん自由詩3*15/8/7 18:21
コピーアンドペースト自由詩5*15/8/5 22:44
甘噛み自由詩015/8/5 11:33
鉛筆と消しゴム自由詩6*15/8/5 11:23
自由詩3*15/8/3 15:26
風船自由詩1*15/8/3 15:07
青年と仙人自由詩1*15/8/2 6:36
ラメ自由詩1*15/8/1 20:21
ありがとうやなせさん自由詩1*15/7/31 3:45
吉祥寺〜府中自由詩015/7/31 3:26
試供自由詩015/7/30 8:21
棚卸自由詩2*15/7/29 9:32
ユーモア自由詩2*15/7/26 23:59
血マメ自由詩015/7/24 7:03
無題自由詩015/7/22 18:57
逆説自由詩2*15/7/21 4:54
冷蔵庫のうら自由詩3*15/7/20 2:09

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