黄色のパーカー羽織った
少女のきみが
駅の改札から出てきたとき
胸が高鳴ったの 覚えてる
ほんと
マジで、鳴ったの

土産売り場で
おれのことを探すきみに
後ろから声をかけたとき
 ....
開けないで
ポテトチップスの袋
中身は蝉の脱け殻だ

終わらせないで、夏を

変わり続けて
あなたの脱け殻しか
喉を通らない

関わり続けて
針千本 飲まないで

閉じな ....
ガキのころ 鼻をほじっていたら そんなほじりよったら あんた、サブちゃんになるでえ とよく注意され サブちゃんは目指すべき人間ではないと思っていた そしたら すごいひとじゃないか 高尾に引っ越して .... 空の写真を 無断で撮る
それをSNSに 無断掲載する
有名キャメラマンが開く 写真展
会場の壁を埋めつくす 空 空 空
そのときも 空にギャラは
支払われない

空は ユーティリティプレ ....
空は
永久無料のアートだと
思っており
事あるごと
とくに
金のないときは
しょっちゅう
見上げた

きのう 空の神さまが
ずぶ濡れで
訪ねてきて
いや、さいご
身体で払 ....
生まれるといつか
死んでしまうように
忘れるから
あなたは思い出す
忘れなければいい
ずっと覚えていれば
思い出すことはない
生まれたから死ぬ
忘れるから思い出す
ならば 思 ....
チリンチリン
チリンチリン

万年飾りっぱなしの
窓際の風鈴が
北風に鳴いている

チリンチリン
チリンチリン

こころの中

フリンフリン
フリンフリン

今日子も 明 ....
AK-47の薬莢が
地面で弾ける音をヘッドフォンで聴いている
厨房ではたった今
ナンプラーが回しかけられ ぼくたちはまた一歩
首都から 遠のいていく

海岸に並べられた
籐のゆり ....
まもなく 新宿
まもなく 新宿

ぎゅうぎゅうの
中央線 快速 東京 行
8号車 4番ドアに
へばりついてる おれは
なんか
カップラーメンについてる
袋の中の液体スープの気持ち
 ....
口だけやんか
とか 言うけれど
言葉にするって
けっこう大事やぞ
言葉が引っぱってって
きみが信じきれていなかった
場所へ
夢、とか名付けていた場所へ
たどり着ける
こともあ ....
ご自由にどうぞ
ご自由にどうぞ


ビニール
骨組
ことばについて


朝 降っていたなら
さしたらいい
帰り晴れたなら
忘れていい


高級 ではない
暴風 勝てない ....
分かり合えることが
まずおかしいと
おれは思う

わかった
よし、わかった
まず飯食おう
それからけんかしよう
作らん?
わかった
よし、わかった
おれが作る
お湯わかす
 ....
( 自分はねえ
ひと味ちがうんですよ )
が 会話の節々に
まき散らかされた
終電後の居酒屋の
埃のたまった換気扇を
ぼんやり見つめ きみは
タバコの煙にポエジーを
感じる ....
理想と現実が重なって

閉じたアサリになった
ひとりぼっちで
ひとりよがり
ひとりごとだよ
ひとりごっこ

ひとりがてんして
ひとりしばい
ひとりめしだね ひとりじめ

ひとりてんかの
ひとりずもう
ハッケヨイヨイ ハッケヨ ....
おばあちゃんのさこつのくぼみには
ポカリスエットが
そそげます
おばあちゃんがあまりにもしつこく 飲んでみろ 飲んでみろ
と言うので おそるおそるストローですってみたら
ちょっとぬる ....
パンク、てか

パン食う

詩人

じゃなくて CG

心は丸刈り

風邪ひいた


かきーん
啄木鳥が 脳天を
穿つ ヒールの音

充電切れの端末から
伸びるヘッドホンで
耳をふさいだ少年

急所は隠すもので
隠したところから
急所となる
先頭車両の不文律
スーツの背中に ....
神さまが
釣竿を引っ張って
あなたの口角が
上がったサタデイ
疑似餌として いつか
何かしらの賞をもらおう 私は
ミルクティーから
立ちのぼる湯気をまとって
羊にのって
 ....
自由席で
立っている
自由席が
ぜんぜん
自由じゃない


ずらっと並ぶ
フックにかけられた
スーツの上着は
剥製
ほぼ 死んでいる

生あたたかい

時速2 ....
うつはうつる
よはうつつ
くつはくつうだ
どうりでぞうり

あすはすあし
かんがえるあし
むちびしばしやめ
やすもうしばし

いこかそろそろ
どっかうろうろ
ふろはそのあと
 ....
さようなら 言葉よ
いろいろあったけど
楽しかったぜ お前のせいで
いや、おれのせいか
裸でこのせかいに降り立った
お前をお前のままで
いさせるためには
風はあまりにも冷たく
地面はあ ....
おれの詩は 親離れがはやい
大事にしていたつもりだが
ここぞ、という夜
彼は 彼女は もういない
残された
余白だらけの置き手紙
不良だ。
つけた名前が
気に食わなかったのか
 ....
納豆のカラシ

ぜんぶは入れない

納豆のカラシ

小袋に残る

納豆のカラシ

可燃か 不燃か

納豆のカラシ

とりあえず 可燃へ

納豆のカラシ

今夜もまた ....
宇宙と名の付く授業は

この毎日に風穴を開けてくれる気がしたから

最後列で トランプする彼らの惑星から飛び出して

非常口にいちばん遠い席についたのに

先生、はじめから
 ....
いけてる おばあちゃんでした
特筆したエピソードはない
けれど

名前が 池 てる

唯一無二の
おばあちゃんでした

寝言でドロボー!と叫んで
夜中におふくろを
震え上 ....
「どうせまたこのことも
詩に書くんでしょ」
とは
あなたの捨て台詞

本気で怒られていても
そこに 涙が流れても
身を悶えるほど
孤独を感じようとも なお
言葉は 食うこと
 ....
詩の尾っぽを見つけて
しまったら
原稿用紙の海へ
すぐさま舟を出したくなる
昼だろうが 夜だろうが
凪だろうが 嵐だろうが
あくまでも
must、って感じで

置かれた受話器から ....
例えば

星の名前を知らないから

ありえない点と点を結んで

新しい光をつくりだしたりする


って 平和の使者かよッ (汗)


国境を鼻歌まじりにこえる

あの銃口か ....
一夜でカフェオレを
1リットル飲んだりする
大丈夫か、おれ
OLのおやつみたいな
物足りないチョコを
つまんで この
小さき物体にも所狭しと
書かれている
文字は
原稿用紙何枚分 ....
もり(150)
タイトル カテゴリ Point 日付
0424自由詩119/1/15 20:31
お願い自由詩218/8/1 16:14
四郎ちゃん自由詩318/2/19 1:33
空は自由詩318/2/14 16:52
自由詩4*18/2/14 0:27
かさぶた自由詩3*18/2/5 23:17
風鈴自由詩2*18/2/5 23:11
_自由詩2*17/11/8 23:58
中央線 快速 東京 行 8号車 4番ドアが開く自由詩4*17/8/19 22:51
コトアゲ自由詩5*17/8/19 22:49
鉛色野空自由詩3*17/8/19 22:31
ケンカポエム自由詩2*17/8/14 0:44
うんこ自由詩017/7/7 23:30
あんた自由詩1*17/7/7 23:05
ひとり自由詩1*17/7/5 0:20
おばあちゃんのさこつ自由詩4*17/6/30 0:19
無題自由詩1*17/3/12 22:40
ruby自由詩4*17/3/4 1:07
午睡自由詩1*17/2/27 23:21
立っている自由詩2*17/1/20 20:22
うつ自由詩3*17/1/17 16:57
さようなら言葉よ自由詩8*17/1/10 1:53
余白だらけの置き手紙自由詩4*16/12/28 23:21
納豆のカラシ自由詩13*16/12/21 0:11
宇宙物質エネルギー自由詩3*16/11/22 23:43
いけてる自由詩8*16/11/4 21:24
無題自由詩1*16/11/4 19:08
詩人の彼は自由詩4*16/11/3 19:16
きみ自由詩1*16/10/13 23:14
きょう自由詩2*16/9/13 23:36

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