そよ風に吹かれてなんとなく
分かった気がした 春の始まり

口笛を吹いてどことなく
鳴かないよ、と頑張った 冬の終わり

爪先から煩悩のひとつひとつまで覚えているわけじゃないけど
 ....
約束は数える程 蝋燭は囲めるほど
俊足で構える星 秀作と呼ばれる朝

十二月のフレグランス 開く理由を探してる
獣医学を学ぶためだと 喘ぐ理性を抑えてる

ふぅ、と一息で白く染まるような軟 ....
現実高くて 値がつきそうな昼下がり
カレーの染みがついたシャツ 
勘違いして着て始まる毎日

ベルトを緩く締めて
古井戸の底に落ちてく野望
引き上げた水の味 リサイクルできそうだ

 ....
小粒が振り出すリズムで 錆びついた心
陽が昇る瞬間を何度も あの窓辺から覗いてきたのに

やけに段差が多い裏道を走れば 
破裂しそうな瞳がゆれる 奥に君の胸

捻れた嵐 すべてを連れ去って ....
胸の高鳴りがジワジワと耳に近づいてきた時
それが北と南の混じりあった時に 泥舟となって浮かぶ

稲から飛びつく 顔うじゃつく 米粒みたいな虫でさえ
行く先を邪魔するけれど 何を怒ることがあるん ....
不意をつかれちゃった
こんな処で花が咲くとは 君はいつだって勝手

足元震える路地を首に下げた時計ゆらしながら ひとり 駆ける
冷えてく温度は椿の夜話も古わせてゆくけれど きみを 忘れない
 ....
うめぼしのソファーに座って
染み付いたズボンを僕ひとりだけで舐めた

醒めながら 醒めないよう

従順なイルカの飛沫の上で
一緒に眠ろうって誘い込んだけど 君は黙ったまま
いっそのこと抱 ....
ねこ歩き(37)
タイトル カテゴリ Point 日付
芽吹き糸自由詩008/3/10 12:16
煌びやかに、燈す自由詩007/12/24 17:26
見つめあえたら自由詩007/9/8 16:08
捻れた嵐自由詩107/9/6 19:25
それくらい壊せるくらい自由詩007/8/24 19:55
遅咲きでも笑顔自由詩2*07/8/22 18:42
酸っぱさ投げ込んで自由詩4*07/8/20 19:20

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