捻れた嵐
ねこ歩き

小粒が振り出すリズムで 錆びついた心
陽が昇る瞬間を何度も あの窓辺から覗いてきたのに

やけに段差が多い裏道を走れば 
破裂しそうな瞳がゆれる 奥に君の胸

捻れた嵐 すべてを連れ去ってくれても構わない
7連敗のユニフォーム 剥ぎ捨てずに笑う
懐かしむ百合の花が 微かに見えても

線路のない道を 飛び続ける列車を追う
変わり続けた 僕の掟 結ばれる先に 愛しさ溢れたら

弱まらず荒れ続ける粒を受け 地底に眠るジェット吹き出す

捻れた嵐 すべてを連れ去ってくれても構わない
7連敗のユニフォーム 剥ぎ捨てずに生きよう
懐かしむ百合の花が 微かに見えても


自由詩 捻れた嵐 Copyright ねこ歩き 2007-09-06 19:25:34
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