限りなく美しい荒野に立ち
私はただ貴方を待っている
南から流れる風の知らせは
温かく私の身体に溶け込み
もうじき逢える希望に満ち
耐えがたき苦難も消え去る

果てしない荒野に煌く太陽 ....
日常の片隅に
読書する時間
を取って置く

新しい刺激は
時に知的欲求
を静に味わう

知的欲求から
美的欲求へと
行ったり来り

日常の片隅に
いつも何かの
欲求の時間帯 ....
深い眠りから眼を覚まし
目覚めるまでのひと時迄
混沌とした靄の中にいる

身体は動いているけれど
意識は朧な霞が晴れる迄
混沌とした靄で息を吸う

今日のゴミ出しに気付き
もう遅い時 ....
時を経て散り行く枯れ葉

地に落ちろうとする姿は

その間際まで心奪う様に

我を忘れる程の美しさを

見せ付けては舞い落ちる

少しの風にひらひら落ち

強い風にも優雅に落ち ....
幸せの余韻は漂っていた
静かに訪れる至福の時は
穏やかな心を呼び覚まし
淡い透明の色彩が流れる

珈琲は如何それとも紅茶
ココアに致しましょうか
湯気の立ち込めるカップ
まろやかな香り ....
知ってるよ分かっていたんだよ

澱んだ水溜りを眺め暮す日々に
虚ろう僕に刺激がチクリと刺す
刺激は香り高い真紅のバラの棘

灰色の低い雲が空を覆う日々に
虚ろう僕に刺激がチクリと射す
 ....
冷たい色合いに温かさを感じるのは何故か
澱んだ色彩に鮮明さが明確に反映している

あなたの心のキャンバスを探ろうとしても
あなたの描く風景と色彩には及ぶ筈もない

唖然と立ち尽くしているだ ....
幾度となく聴いたであろうか
淡い色の流れるメロディーに
様々な思い出が走馬灯の如く
回る風景はどこまでも優しい


幾度となく眺めたであろうか
淡い色の流れるメロディーを
木馬に乗り浮 ....
心惹く美しき余韻
冷えた心を温めて
次第に生温い波間
から波紋し緩やか
に抱いかれる余韻

この温もりが胸に
染み付いて時折は
高低の波に抱かれ
息を吹き返しては
再び三度の出会い ....
過ぎし日の愛に想いを馳せることはない
たとえ「貴方しかいない」と言われても
苦しみつつ整理した愛は過去へ葬り去る

過ぎし日の愛は再び甦ることはないのだ
あれから二つの心は反対方向へと向った ....
いつしか忘れていた赤い絲
まだ見ぬ貴方と私の赤い絲
お会い出来たらそれは奇跡
生まれる前から二人の絲が
決まっているのだとしたら
お会い出来ないまま終ると
そんな気がしてなりません

 ....
北からの風に乗せられ歩いた
心の隙間に入り込む木枯らし
カラカラと転がり込み笑った
外側と内側からの鬩ぎ合いに
渇いた心も木枯らしになった

西北西の風は頬を撫でながら
心の隙間にそっと ....
私の脳裡は「無」の世界にいる
ただ何も思考せず「無」の扉を
自動通過して中に入って行った

時の過ぎるのを待っているのか
時の来るのを待っているのかと
思考する気力さえ無力に変えた

 ....
悲しみを涙で濡らしたとて何になろう
涙はいずれ乾き濡れた後さえも消える

涙で頬を濡らした後は渇くことさえも
知らずにいるかのように流し続けた私

悲しみを涙で濡らしたとて何になろう
濡 ....
長い旅路の今日は何処へ行くのであろうか
意図せずして今日も旅立つ時は遥かに越え
無意識のうちに辿る旅は古まで遡るだろう

出来るならば夢と希望の得られる旅がよい
出来るならば過去への旅よりも ....
雨だれの音がする
ポトンと細い音と
ポトンと太い音が
落ちては弾け飛ぶ
耳元で囁く雨音よ
奏でよセレナーデ

雨だれの音を聴く
雨だれの音は虹色
耳を凝らし聴く度
七音音階に交 ....
朝の目覚めと同時に両腕をひっぱり
起こしてくれた貴方はここにいない
珈琲の香りが漂い部屋を充満した頃
私が起き上がるのは貴方が居たから

優しい微笑みを浮かべ輝いて見えた
いつも変わらない ....
捨てる物が無いとは気楽なものだ
捨てる物がないから強きでいられる
ずーっとずーっといつだって捨て身な私だった
何も持たずに居いたらよい
あるのは本とペンとノートだけ
庵に籠もれば何もいらない ....
独りだけの世界・・・
それはとても狭くて果てしなく広い世界だ

それは和やかな静けさに溢れている
ふと湧き出す感情は【愛】のテーマ
だが敢えて【恋】に触れてみる。
たまには【恋】につい ....
今何時?
問いただせばセピア色の風が旋回する
空(クウ)と空(クウ)の狭間で私は眼が覚め

誰も居ない空間に独り取り残された私
セピア色の風がゴーゴー私を旋回した

今何時?
空と空の ....
悲しみは後からやってくる

それでも私は今生きている

想いでが突如現れたことに

戸惑うて眼を閉じ深層心理

入り込み入り込ませるのだ

それは誰不可思議な出遭い

あなたは ....
朝の目覚めで貴方の後ろ姿が見えた

振り向きかげんの貴方は振り向かず

一つの欠片を落し小さくなって行く

私の足は動かず私の声は声にならず

貴方の後姿を目で捉え見送るばかり

 ....
深い緑の上に蒼穹が見える時

大きく息を吸い瞼を閉じると

樹の香りの変化がそこにある

深い緑の上に浮ぶ雲を見た時

眩しさに手を翳しその流れを

眺め細やかな秋の訪れを知る
 ....
眩しく光る太陽は
喚起ばかりの痛手
仏桑花の花咲いた

日は刻々と過ぎて
暮れては明け行き
向日葵は微笑んだ

何事もないように
見た目には淡々と
大きな首は揺れる

太陽が眩 ....
憧れは憧れのまま留めよう
遠い君なればこそ愛しさも
美しいままの形で息づいて
漂う雲に姿を変えていても
永久に変らぬままの君故に
私は愛し続けて生きるから

憧れは憧れのまま留めよう
 ....
渇いた空
しなびた太陽

潤う水はダイヤモンドのように光り
あざ笑う

地を這う陽炎は消えては揺らぎ
現れてはおいでおいでと立ち上がる
考えまいとする私に考えよと云う
考えさせようとする貴方は何処に

どれ程思考したらよいのでしょう
どれ程苦悶したらよいのでしょう

そのことにより何処まで辿りつけ
何処に辿りつくというの ....
風は南南西から
遥々やってきた

私は窓を開けて
南南西からの風
をいっぱい招き
入れ風と戯れた

生きている実感
頭から足の爪先
この手の指先に
南南西の風被う


風は ....
私は迷える子羊だ
私を探しに来ておくれ

私は迷える子羊だ
私を掴まえに来ておくれ

私はここにいるよ
早く見つけて連れてって

私の居場所 私の居る場所に
迎えに来ておくれ

 ....
心此処に非ずだった僕は
いつも遠くを見てばかり

遠くて近い未来を探して
近くて実はとても遠すぎ

心此処に非ずだった私は
いつも未来を夢見ていた

いつかは夢が叶うと信じ
時はい ....
tamami(65)
タイトル カテゴリ Point 日付
風になろう・・・自由詩17+13/12/10 23:18
日常の片隅に・・・自由詩11+13/12/8 8:18
今日の始まり・・・自由詩1313/12/5 17:52
落葉・・・自由詩913/11/18 22:06
至福の余韻・・・自由詩13+13/11/17 12:17
美の棘・・・自由詩613/11/12 11:35
キャンバスのどよめき・・・自由詩413/11/11 17:12
風のメロディー・・・自由詩613/11/5 4:24
美しき余韻・・・自由詩513/11/3 14:21
君に愛があるとして・・・自由詩313/11/1 23:52
赤い絲・・・自由詩213/10/31 3:44
木枯らし・・・自由詩713/10/17 23:55
「無」・・・自由詩413/10/12 20:13
悲しみの涙・・・自由詩113/10/10 23:56
旅路・・・自由詩413/10/8 15:04
気まぐれな雨だれ・・・自由詩413/10/5 21:05
目覚め・・・自由詩113/10/3 17:51
瞑想・・・自由詩513/9/27 19:27
独りだけの世界・・・自由詩313/9/26 19:52
セピア色の風・・・自由詩213/9/19 20:22
風の響き・・・自由詩113/9/9 21:09
時の欠片・・・自由詩213/8/28 14:01
秋の香り・・・自由詩313/8/27 13:10
インドの憂愁・・・自由詩513/7/29 21:28
憧れの君へ・・・自由詩213/7/23 21:07
陽炎・・・自由詩113/7/15 23:37
先に在るもの・・・自由詩313/7/3 18:02
南南西の風・・・自由詩713/6/25 0:06
迷う人・・・自由詩313/6/20 21:28
足元を見よ・・・自由詩213/6/9 23:12

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