三つ目のソラリス(ソダーバーグ)は未体験。

●「ソラリスの陽のもとに」 スタニスラフ・レム について

 この小説を読んで驚くのは、設定の独特さである。惑星ソラリスの「海」はなぞの知的生命体 ....
 
ああ僕は駄目な人間です
略して{ルビ駄人=ダジン}です
これから駄人というと僕のことです
それ以外の使用は許しません

僕は駄人なので死にたいです
僕は駄人ですが心のどこかに{ルビ非 ....
 
稲荷寿司でも食おうと回転寿司屋に入り腰を下ろすと
隣の客がその隣の客を食っていた
食われながらもその客は 
隣のトトロを食っていた
トトロは隣の山田くんを食い
山田くんは隣のお姉さんを ....
 
だれも起きていないリビング
ガラス戸の光
外の空気
となりの墓地から
鉦の音が聞こえてきます


いぬがしんで
しずかです


百科事典をひらきます


わたしもいつ ....
 
昼起きると
荒川線が
がたんごとんと
走っていて
 
トンネルに入ると僕と弟は息をとめた。
車窓越しに流れていくオレンジ色のランプをながめていた。
出口はまだ見えない。

出口が遠くに見えはじめた。僕と弟は苦しくなりはじめ、
父はアクセル ....
 
 それは昔々の話だ. 君の名前がまだあんな寒空の下の
墓に刻まれる前の. 僕はそれをガラスの箱の中に透かし
見る. 透かして見れば物語が金色に光って沈んでいる.
それを人は過去と呼ぶ. 僕 ....
奥さま。少しはやすぎですと
クロオデルが言う。
ミセスブロンは手を止めてつと立ち上がり 
黒猫を撫でる。ピアノの上の猫の名はプチロコ。  
クロオデルは知っている。
プチロコはのどしたを撫で ....
 
空虚和音 
静止((ガラス製の光
躊躇い


川面への着地、進む

(躊躇い或いは躊躇い)
微光
停泊
眺める

リフレイン
投石

散らばる
デジタルの ....
 
歌と踊り
    
                失った恋人に



歌と踊り1



それはむかしの
それはお ....
 
耳を澄ます
この死への欲求は
どこから来るのかどこから来るのか
 
 
                (木の果て枝の果て 
              
                 浮かぶ自由なき雲)




せきれいよ、せきれいたちよ
せきれいよ ....
 
わたしの家の近くに加茂川という名の川がある
川べりはきれいな遊歩道になっていて
朝はきもちのいいミルク色のもやがかかる
わたしと子供はその中を自転車ではしっていくのがすきだ
わたしは愛車 ....
そこには大きな素朴な木の机があって
あなたはわたしのとなりに座り
あなたはわたしにことばを読んで

そこでわたしは見たのです
何かを見ているあなたのまなこや
動くあなたのくちびる
そして ....
 
なんとなくおきて

なんとなくべっどをでられない

じっとしている

じとじとしている

とけていっている

じょうはつしはじめている

あわててじょうはつをとめようとし ....
 

    ん






    記憶の声
 
 
 
* この世界の金のない俺について


朝起きて水をひねれば金がかかる
無料なのは空気だけだと人がいう
生きるということは金を使うということだという
金がないと路頭に迷うという
俺に ....
 
電車は走る、光を拾う鳥のように
森を抜け、窓に緑が流れ
あたりにはぼくの未来や時間が
とてもまぶしく渦巻いていて
その中へその中を

考えることを忘れたまま
勝利や敗北やすべての闘 ....
 
線路を歩いた
草がたくさん生えていた
誰もいなかった
ずっと前に廃線になったのだ

線路沿いに坂を上っていくと
車両が置き晒されていた
子供が廊下を走っていた

もう少し歩いて ....
 
なやみにみちてねむりに落ちる
まどろみながら足は窓へ向かう
外を見下ろすと今まで知らなかった河が流れていて
月の光子を静かに回す
いろいろなものが流れていく
光が流れていく音楽が流れて ....
 
絶語集


       +
      +++++
       +



ぼくは恋をするだろう
とは思わない

がたーん、がたーん、君の根が揺れる
なんでもないよう ....
 
朝、ファミレスまでの道はしめしめと暑く、晴れていた。
僕らは外を見ている。窓際の椅子で。すると雨が降りだした。

外の並んだ植木に雨粒が跳ねて揺れている。
風が吹いて人の傘の揺れる。
 ....
 
まず境界線を一本。
こちらが海、こちらが陸だ。
陸のもう少し向こうに熱帯雨林を置こう。
太陽は海の上だ。
ステップ。
馨しい汗をかいて君が笑う。
ステップ。
海より少しはなれた砂浜 ....
渡邉建志(173)
タイトル カテゴリ Point 日付
二つのソラリスについて散文(批評 ...5*05/1/7 3:24
_未詩・独白004/12/16 13:02
回転寿司屋自由詩5*04/12/14 6:26
アクアリウム自由詩13*04/12/10 8:00
昼起きる自由詩1*04/12/5 14:21
息をとめて自由詩10*04/12/2 4:12
あるいは花言葉未詩・独白1*04/11/27 1:13
未詩・独白004/11/26 5:40
真空/デジタルの子供未詩・独白004/11/18 2:05
歌と踊り自由詩7*04/10/9 2:22
耳を澄ます短歌2*04/10/3 6:37
_未詩・独白1*04/10/1 4:25
川縁の風[group]自由詩7*04/8/30 2:36
小さな球体未詩・独白1*04/8/3 2:27
真昼の蒸発未詩・独白4*04/7/24 22:17
自由詩0*04/7/22 22:34
ZERO MONEY未詩・独白204/7/21 1:58
光の鳥未詩・独白3*04/7/20 23:31
帰還自由詩4*04/6/17 10:51
裏川未詩・独白5*04/6/17 0:09
zets/go未詩・独白2*04/6/12 3:41
_未詩・独白1*04/5/31 23:21
_未詩・独白1*04/5/24 5:20

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