詩、と思っている文章を所謂『自称詩人』として、これまた所謂『ネット詩人』として発表している。時折、評価を頂く。私自身も感想や批評めいたことも書き込んだりする。草詩人、アマチュア詩人の戯れ。可愛いものだ .... 胞子の雲を突き抜けてそそり立つ足跡は
黄土色の夕暮れよりは美しいはず
勿論足跡は言葉を持たない種族なので沈黙が支配する
やがて定番のおろおろと徘徊が始まって
痛みの果てに我々人間を産み落とすの ....
愛していたとあの男は思って今も生きているのだと思う。
突然酸欠で死ぬかと思った思い出ももう消滅しそう。
実際のところ数値が低すぎて治療してること多分知らない。
ドクターに罵倒されて診断書燃やされ ....
私の趣味嗜好におもねって(変換してくれないのでママ、つうか、おもねる?だっけ?こんな言葉あったよね)、ネットフィリックスさんが、火星関連やら宇宙関連をお薦めですよとのことで先日『エウロパ』という蛸映画 .... 衛星から見える午後は
夜に流れ落ちる
滝のようだという
私たちはまるで滝壺の底
疲れ果てた啄木鳥のように黙る
遠くの誓いはファンブルし
ラインの上で転がり終えた
当たり前のように審判が告 ....
この気だるい曙光を
遮る力のない安宿のカーテンを巻く女は
伽羅伽羅と極小世界の騒乱
この一夜
肉体の粘土に
体ごと女を取り込む力のない私は
傷ついた猛禽の長よりも劣る
裸婦と娼婦との果て ....
水面を裏側から啄み
莫々と
言葉にならない赤紅の曖昧
室内に満たされた
春の掻痒
一段とまた独り
歓びと狂いたければ
水槽に侵入する他はない
AI搭載のスマホが、ある日突然「アナタツイオクハ?ハンプクハ?」と訊いてくる夢を見た。あなたは追憶派?それとも反復派なの?という意味のことだろうと思った。私は「追憶派です」と答えた。AIは何も答えなか .... 小さな巻き貝の首飾り
ニスの光る美しさを好んだ君
あれから何年も波の音
あの日の首飾りのような
遠く連なる星たちよ
悲しくはないが君はいない
涙落ちるけれど嘘ばかり
せめて慰めの音曲よ
 ....
文豪トルストイの戦争と平和。戦争があり平和がある、というか、平和の尊さを感じたとき、それを失いたくないから、平和を願い、また、祈るということは多い。人間の深奥に潜む二つの何かが戦争を産み、平和を願う。 .... たった今、女優が「それは気持ちの表しだったと思います」と言っていました。「気持ちの表れ」が正しく、「表し」を使いたいのであれば「気持ちを」とするべきではないかと違和感を感じました。この違和感。日本語の .... 敷き詰められた錦に降り積もり
やがて滴り流れ
今そこにひろげられた幸福
のどか囀ずりささやかな
あれは雲雀
さやか空気流れ
こころ大いに膨らむ
その荒野を歩めば
やがて断崖
それを知るひとひら
愉悦に近い最期
その道を歩め
眼を閉じて
重力を感じて
安らかに
こころ握りしめて
怖れずに堕ちよ
俺は地獄で待とう
君の詩が
 ....
俺の袋には何もない
愛を知らないまま死ぬのだ
助けは要らない
足を引き摺って吟うのだ
俺の袋には何もない
あの世で何か見つかるか
ただ濃緑の盃を見る
詩を書きたい人のなかに、時おり、実はこの人は文章が書きたい人なのではないかと思う人がいる。もちろん、散文詩と散文の境界を厳密に考えて言っているわけではないのだが。近頃は色々境界が消えて、わたしのような .... きりすと
ひっかき傷
yes.

でも
葡萄の花


帰り道

あいつ

サイダー

本当は

好き

あたたかい
マリア
私の胸に
手を当てて

 ....
おかしくならなければいいけどね
そうなれば流せばいいさ
簡単にいうけれど


かかかかか


暗い明け方に響く幾条の鳴雪
童心から帰還出来なくなったようで
手鞠歌


ヒトフ ....
たとえば疑うことを忘れたら
(忘れさせられたのかも知れないけれども)
全てノンフィクションになり
フィクションは絶滅する

素速くて素速すぎる情報へのアクセスが
私たちから疑念を奪った
 ....
昔、昔、昔、私は一人の馬だった
昔、昔、私は一頭の人間で
遙か未来は七色の稲光
先ほどまでは一瞬の虹
今はゆっくり紅茶を飲みながら
あなたの形をしたばかりの
静寂で曖昧な一筋の煙り
山の ....
文学と時代?
環境に左右されない文学?
地球外知的生命体の文学は?
やはり、本能ベースなのか?
悩ましげな春は注射をしても変わらない
卑近承知。そう書かなければ身は持たず誠に狡賢い。しかし、書けばなお狡賢いが、口上は早めに切り上げるのが得策。

昔、大人達からよく言われた『そんなもの、便所の落書きやないか』と。今よりまだ世の中雑 ....
詩を書けば書くほど誰かに似てきて殺す
渇くような文体に憧れて物干す
阿漕を過ぎて我が心盲目見ず知らず柔らかく殺されて遍路

死に至る病かどうか分からないけど確かに絶望すれば死ぬけれども絶望して ....
精神弾性と成人男性が
俗に言うところの4ミゲルの幸福を
焼いていた焼きながら傷を舐め合い
しとど4ニゲルの雨が二人を濡らすなら
呼べない呼ばない邦画的ですハリウッド的です何もすべて日本が邦画的ですか?なぜ、おどおどしているのでしょうが、鳥。 花の盛りは
誰が決めるの

きれいだね

そう言われたのは
遠い午後のこと

あの日の花盛りが
今甦る

花の盛りは
あなたが決める

振り返り
花ほころぶ

バスに ....
千差万別、十人十色、人それぞれと言ってしまえばそれまでで、それが行き着くと意味が消えてしまったり、無用な争いを招いたり、巻き込まれたり。

友人で所謂鉄道オタクという人物がいて、別の人物が「俺は乗 ....
腰国改修(146)
タイトル カテゴリ Point 日付
なんか、いいね、ということ散文(批評 ...1*18/4/2 13:03
母体血清マーカー検査自由詩2*18/4/1 0:40
若林のルカちゃん自由詩2*18/3/31 23:49
結局火星に行きたいけどその前に死ぬ確実にという件散文(批評 ...018/3/31 23:07
長い夜を自由詩2*18/3/30 10:28
或る往還自由詩1*18/3/30 8:18
四月の魚服自由詩2*18/3/30 7:47
アナタツイオクハ?ハンプクハ?散文(批評 ...018/3/29 9:49
想春譜自由詩4*18/3/28 20:37
戦争や平和散文(批評 ...1*18/3/28 19:46
言葉の乱れや違和感について散文(批評 ...1*18/3/27 19:51
ピクニック自由詩1*18/3/27 7:42
聖崖自由詩1*18/3/27 6:27
自由詩2*18/3/25 20:49
文章を書きたい人とその言葉を使ってみたい人散文(批評 ...3*18/3/21 13:40
告白自由詩2*18/3/20 2:31
垂涎自由詩1*18/3/16 10:56
人類廃路自由詩2*18/3/13 21:46
馬の思い出自由詩3*18/3/12 17:42
悩春符自由詩018/3/12 17:33
トイレの落書きとか共感の否定に関する話散文(批評 ...1*18/3/12 17:30
死に至るような病い自由詩2*18/3/11 1:50
鎮魂の近くにて自由詩1*18/3/11 1:12
鳥族自由詩1*18/3/11 0:46
花ざかり自由詩4*18/3/9 20:24
『書きたいことを書く人』と『自由』に関する話散文(批評 ...2*18/3/9 2:20

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