私は今日、ガンダムを見た。
それは流線型の淡い液体だった。
しかし、彼女は「ふっ」と笑ってそよ風みたいで、そこで、目が、覚めた。
あ、そうか
羽毛布団のその繊維の一つ一つに意識が集中して、
 ....
わたし、気がついたの世界は夢。
緑色のモヤの中に揺れる、オレンジ色の老婆。
あれはいつからなんだろう、ずっと刹那の中で13年目の春に。

生きているうちに見れるだろうか、夕日と木星の分岐点を。 ....
人を殺してしまった母親と歩いている
緑の水晶がずっと向こうまで浮かんでいる

角を曲がると突然ビルが建っていた

僕はむかし好きだったこの名前が思い出せない
ひとことに矮星と言っても、いろいろある。
わたしたちは一生のうちにいったいいくつの幽霊を見つけることができるのだろうか。

従軍経験から言うと、あれは赤色矮星だ。艦隊の音が聞こえて、
懐から出 ....
父母の死骸が漂着した浜辺で
わたしは目を細めている

命を細めてしまった妹の責任の所在をおもいながら
眉をそっている。

この列島に
もはや窓はなく。

わたしはおうどいろの浜辺をセ ....
俺は勝った。

現代詩はおもしれーんだよ、おまえら知らねーだろ。
いつまでインターネットとか言ってキーボドでシコシコやってんだよwwそんだけじゃ永遠につまんねぇままじゃねーか。
AR詩とかモニ ....
千年前の遺跡から
発掘されるぼくのアルバム

十年前の遺失物届から
母の名前

海溝と諸島の違いから明白な
わたし固有の真実

従順な小姓をつれて
ある程度の広さを持つ空間へ

 ....
2018年と2019年の間にある
もうひとつの1年間に

ホログラムによる幌馬車の投影を放映
東京12チャンネルから全国ネットを経由して
北海道のゆりちゃんのクレヨン画へ

名古屋のテレ ....
ソーシャルな波止場
バーチャルに抵抗している

28世紀型定期保険
特約として来客
弊社受付に菩薩

それ以来、如来
いまだに阿弥陀
世界特警、弥勒を秘匿

チップはいま十二指腸 ....
低気圧にやられてしまった
ランドリーとカントリーのはざまで
祖母は

おぼつかない
見当もつかない

階段が重たく見えるのだろう
すべての輪郭があいまいなリアルにあって
雲が重たくぶ ....
それはすぐにわかった
マンチカンは死んでいた

わたしはあたしによりそって
あたしはあなたのもとへ
わたしはひとりですなあそび

油圧式の義手はゆっくりと弛緩
与圧室の医師はただただ遺 ....
小学2年になったばかり
死んでしまったので

けられ おされ たおる

紫色の布をまとうように握ったままなので。

はなれ わたし すんで
徹底的に吟味されたまちに住んでいる。
公園にはサンドイッチが整然と並べられ。

そのかどをまがると20mほどでいきどまりだ。
そうした指摘になすがままにされ、
いま、ここがどこだかしっている ....
現国が終わって社会になった。
住所不定のまま電子ジャーを持ち歩いた。

靴ベラを探している。
紙袋の底、ジャンバーの内ポケット、黒ずんだビニール袋の中、
缶のはいった布袋。
靴ベラの代わり ....
はたらくくるま(14)
タイトル カテゴリ Point 日付
ガンダムにあった日に死んでしまったこと自由詩123/5/8 23:15
夕方自由詩022/5/16 20:04
ビル自由詩120/9/4 12:29
ボーリングフォーコロンバイン自由詩213/3/7 8:04
幸せな窓辺自由詩612/6/27 21:06
現代詩勝利宣言自由詩012/6/19 11:16
うみ自由詩012/5/18 17:53
全国ネット自由詩1*12/4/23 17:03
循環型定期券自由詩2*12/4/19 15:59
プロムナード自由詩0*12/4/18 18:22
スペルマ・カウンタック自由詩2*12/4/16 14:01
ハンカチ自由詩1*12/4/13 23:39
徹底的に吟味されたまち自由詩3*12/4/12 16:19
社会自由詩412/4/12 13:37

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