多摩川で

モーガンフリーマンがベンチでくつろいでいた

仕立ての良いグレーのスーツにグレーの帽子をかぶり

振り向きながら
彼は言った

心配するな
全てうまくいっている
 ....
帰りなさい帰りなさい
あなたの家に
帰りなさい
そんなの川に流してしまいなさい
砂漠に捨てていきなさい

帰りなさい帰りなさい
あなたの故郷に
帰りなさい

故郷も家も捨てたなら
 ....

駅の立ち食いカツカレー

おばちゃん細まゆすっぴん怖い顔

カレーまち
ふと見上げたらカレンダー

死ぬことが情けないのではない
空しく終わる人生がやりきれないのだ

ありが ....
あの筒に
吹き矢入れたら

飛んでくんやろか
布団から這い出して
動いたらどないや

もうずいぶん眠りこけてるけど、
おしりカビはえるで
頭もわるなるで

そやけど
暖かいねん

このまま死ぬまで
冬でええから

布 ....
小さい魚
佃煮にあう
地元ではイカナゴという

解禁になったとき
町には
このイカナゴを炊く匂いであふれる

僕は走って学校から帰った。
マカロニグラタン
嬉しくてぼくは
マカロニくわえて
息吹いた
ちーやん熱がって
泣いた

みーたんわろた

海苔をはっつけて
白米にまく
明太子

あられ
わさび

お茶づけにする

うまい
塩こぶがあれば
なおうれし
なんにもない
かえり道
僕は
小さくなって
街の大きさに
おどろいた

そらは夜だから
つきが出ていて
それよりまぶしい
ビルのあかり

お金を稼ぐと
なに ....
アディオスピエール


行け 行くんだ
高く高く
昇れ

大好きなジャンの元へ
行け

降りしきる雪の階段を
何処までも何処までも昇ってけ

愛する
ジャンの色に包まれて
 ....
炎の笑顔


夜空が晴れ 月明かりが 心の中に 降り注ぐ
小さな星達を 目に写せば
にんまり 顔が
笑うだろう

あんな雲なんか 僕の視界にうつる
空や 宇宙の
チリにしかならんぜ ....
消えてく雲


この世に
平和な所が 
あるとすれば どこだろう?

それは
僕の心の中だと 
思う
仲間や沢山の人と 少しずつ関われる
僕の心の中だと

飛行機が
雲をひ ....
小さな星


あの清らかな花の先の星は
いくつもの試練を
乗り越えた光

何光年離れても
夜空に浮かぶ明るさは
僕らの住む銀河と 同じ炎の星の灯り

何百年も昔の光は  ....
病は気から


やるか!
心にcall
体は
ガッテン承知とresponse

ダメやわーと
心にcall
体は
ほなやめやめとresponse

心を前に ....
空き缶


空き缶が
中身を吸われて 捨てられて

カンケリしてる
子供と遊んでもらってる

嬉しそうに 空き缶は
カランカラと 笑ってる

僕の中に入ってた物は ....
アホかいな

あいさつなしで

笑うかい
月のぼれ

餅つきうさぎと

コオロギの 音い色もとどく 

こころよい風
食ショック


飯をくえくえ もっとくえ
安いごはんを 美味しくちょうだい

お肉は
二の次三の次
沢山つくって ベンを出す

モリモリ出たら
皆ハッピー
悲し ....
男どもの世界史


スタンリーは銃を撃つ
人が倒れ
憎しみをまた 買いながら

スタンリーは歩く
砂嵐のなか
レーションを 食べながら

仲間は言う
歴史を俺た ....
ミサイル


どしゅー きーーん ドッカーン!
敵艦撃沈

ぴゅーぴゅー パン パン
痛い コノヤロ いたた

ドドドドドドドドドーーー
大気圏トッパ

ズッズル ....
すきやねん 

この一言が いえんくて 

今夜もあの子 と夢であう



金色の光が入り込む階段をかけおりて
ゴミを捨て歩き出す
金色の光の中を

喉が潤いそうな朝の空気を沢山吸い込んだ
朝ごはん

ビルやマンションはサングラスに反射 ....



壮大な大自然を
僕はベランダで今、
見つけた

朝日を浴びた雲は、
黄金色の小麦畑のように風になびいてる

とてもとても
ゆっくりと、ゆっくりとして
僕の影


闇を見て
光を知れ
ワレ悪を憎む
ワレの中に愛は光る

僕の中に悪は居る
居住権をあげれば愛が良く見える

居住権をあげないと悪は
カゲで悪さをヒタ ....
野っ花


なんで花は

こんなに美しいのか

僕はいつも不思議に思う
馬鹿にする人々よ


馬鹿にした
言葉、心、感情に
いつか ひれ伏す日が来るだろう

馬鹿は己だと気づき 
苦しみ 孤独になり あやまれず
一人眠れなくなるだろう

 ....
二年生


あげようあげよう
手のヒラの空気ご飯

猫に犬にも
虫や鳥さんにも
父ちゃんや母ちゃんや
あの子にも

おたべおたべ
見えないけれど
僕も
あ ....
じいちゃん


みかん畑の
錆びたケーブルカー
私は指で 線路をなぞりながら
山を登る

真っ赤になる手と
ひっかかる指先
山の下の
この穏やかな海で 仲間が沢山死んだ ....
終業式


植木蜂、教科書、道具箱
水着、上履き、ピアニカ 夏休みの宿題、
給食エプロン、ランドセル、
悪魔の通知表

あふれる荷物
ながれる汗
戦がはじまるチビ兵隊
 ....
ステテコ


すてすて
すててて
すててーこ

すってん
すててて
すててんこう

あせをスイスイ
すててて
てん

すーつもよごさぬ
すーてんすて ....
高木 しおへー(31)
タイトル カテゴリ Point 日付
 ふぁんな夜自由詩016/7/5 12:54
 いすへ自由詩216/7/5 12:46
 そば屋のババアおそロシア自由詩116/7/5 12:42
 パイプオルガン自由詩212/1/8 8:23
 そろそろ自由詩212/1/8 8:20
 こうなご自由詩312/1/8 8:08
ゴパン自由詩110/12/27 18:13
どっぺーん自由詩210/12/27 18:11
プップー自由詩110/12/27 18:09
 アディオスピエール自由詩108/2/3 17:07
 炎の笑顔自由詩008/2/3 17:04
 消えてく雲自由詩008/2/3 17:03
 小さな星自由詩2*07/10/16 10:29
 病は気から自由詩007/10/16 10:20
 空き缶自由詩1*07/10/16 10:16
 笑おーぜ俳句0*07/10/12 13:28
 すんだ空へ短歌0*07/10/12 13:23
 食ショック自由詩1*07/10/12 13:17
 男どもの世界史自由詩0*07/10/12 13:10
 ミサイル自由詩007/10/12 13:06
 初恋短歌1*07/10/11 6:43
 朝自由詩1*07/10/11 6:13
 空自由詩1*07/10/11 6:11
 僕の影自由詩007/10/11 6:10
 野っ花自由詩1*07/9/13 23:14
 馬鹿にする人々よ自由詩007/8/15 1:39
 2年生自由詩1*07/8/15 0:45
 じいちゃん自由詩4*07/8/15 0:42
 終業式自由詩107/8/13 4:04
 ステテコ自由詩007/8/13 2:48

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