盛夏、昼、ノイズ、日射、アスファルト。路肩で終わる不完全変態



せかすのは
みをつくすため
のこすため
こくうにひびく
えんとふぇるんと



幼子と屈む ....
自由というものが欲しくて歌舞伎町 勧善懲悪の過ぎた夜



連絡は取れないのか取らないのか 私をくすぐるトリックなのか



ゆきがふる もののふるろう そふるーず おふるのだっふる  ....
戀という文字の成り立つ時分には 男は既に分かり易くて



恋という文字の頭はいつも「また」 という言葉で始まってゆく



愛という文字の部首もシタゴコロ 思い出す恩と志たち
木棺に納まる祖父とワンカップ 瓶は取り出し祖父は燃え出し



かっ飛ばすBMWのホイールに 野良猫の肉ぐちゃりと付ける



一夏に殺めた蚊達思い出し 自己中心に地球は回る 

 ....
「UFOだ」なんにもいない空間を 右手で指差し右手を握る


ふれること かおをみること しゃべること なまえをよぶこと こいだということ


酌み交わすキリンラガーと睦言と 君のグラスが ....
打ち上がる場所が分からず仕方無く 浴衣娘を尾行してみる




手を繋ぐ恋人達の真似をして 傘を左に持ち替えたけど




大輪と小輪の花交互に見て やっぱり惚れているなと気付く ....
連絡の無い夜ほどカラッとして 缶ビール二本で潤してみる


空き缶を握りつぶして三畳間 ささくれ立った鯣と心


コンビニに並ぶおにぎり達までも 彼の名前に見えてしまって


買い足 ....
惑星が
君との間
挟まって
天動説か
地動説か


つんざいた
きみのこえが
あめのよる
かきけされていく
りせいといのち


宵の口
君は僕の
ヴィーナスで
僕は君 ....
カンブンが襲撃してくる 肉襦袢の間に上手く挟まって死ぬ


蟻達がひねもす辿る道中に 二十センチの通せん坊


カブトムシ、クワガタ、カマキリ・・・昆虫の殺し方知れども生かし方知らず

 ....
会いたくて震える人がいるように 別れたくて震える人居て


ロミオとジュリエットは恋人で 君と私はホモサピエンス


女子達と諸行は無常の響きあり 南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏


女よ ....
防波堤喜怒哀楽と朝ぼらけ 窓から吹き込む日本海


本心とトランクルームを見せたくて シートベルトをスッと外す


「トランクにジュースがあるから取って来て」 おねがいだからおねがいだから ....
触れられず見られず聞けず無味無臭 本当にいるの本当にいるの

 
君の部屋 可愛いお部屋 狭い部屋 暗い小部屋に二人と一つ


直感で、本能で交わす愛情に 文法なんて関係なくて


 ....
僕たちが目指していたのは夢じゃなく 高みでもなく極みでもなく



秒針が進んで刻む脳の皺 進んで消えるどこかの命



数多もの一億ボルトが降ってくる 有神論者が拝む天から


 ....
おすたちの
ぎぼしにはめる
のんらばー
しりあるきらーが
きりきりまいで

くすぐられ
りゅうきしてくる
とっきぶつ
りりしいかおで
すましているのに

あしをあげ
おしりを ....
かなしくて
もどかしくて
せつなくて
やるせなくて
やりきれなくて

みずたまる
あすふぁるとのうえ
とびこえる
きいろいかっぱと
みずいろぶーつ

きみのいる
おはなやさん ....
沖縄に
夢を忘れた
島人が
泣いて「帰るの」
なんで帰るの

「さよならって言ったのは君なのになんで泣いたの」洋次郎叫ぶ夜

冷えた身に
暖かいもの
布団とは
鼻水拭いて
午前 ....
娘さん
未だ独り身の
草食系に
「飲みたい」なんて
言うもんじゃない

君のため
バーを探して
三千里
弾む足取り
下見する夜

「こんにちは」
「夜やから違う、
こんばん ....
なぜはやく
つげてはくれぬ
やまいのみ
はやくいわんか
ばかあほまぬけ

なきながら
「ごめんね」なんて
よわごとを
はくのはやめろ
ばかあほまぬけ

ひとりでは
あるけぬみ ....
モーニング
顔をつくれば
ワーニング
自然に逆らう
盛んに繕う

電車にて
取り出す鏡
その奥に
睨むリーマン
笑う少年

朝に咲き
昼には枯れる
我の顔
朝顔みたく
 ....
おもいでと
わすれがたみと
ぬくもりと
まどろむへやに
たいいくずわり

ああそうだ
きょうはごみのひ
げつようび
うすいびにるに
おもいでぽいっ

いかがわしい
おとなのが ....
秋空に
川に大地に
足元に
楓は進む
破片は進む
 
ひらひらと
葉脈うねる
赤の波
毬栗ごろり
松毬ざぶん
 
有限の
光を浴びる
金木犀
春も私は
生きているよ
 
 
 
 
冬になり
コンビニさえも
あたたかい
 
 
 
 
 
獣切り
草の根裂いて
地下茎割り
鱗茎剥いで
鍋にぶちこむ
 
 
 
 
 
南氷洋に沈む熔岩を
星雲のマスゲームで嗤う悪魔
其の尾を尊信して舌先で撫でる漾に触れるエンゼル
暗雲の中で二匹を辟易し、繕う神
 
其を座視する我が眼
 
吾が葡萄色の ....
木枯らしの
通りし手など
要らぬだろう
君がために
懐炉を握る
 
冬の気が
流るる街の
辻に立つ
石焼き芋が
鼻先に吹く
 
街路樹の
冬に絡まる
えるいーでぃー
 
 ....
今アメリカと日本が戦うとすると
小生は屈強な米兵にライフルを向けられるのだろう
 
争うなら差しで戦えばいいではないか
首脳同士で殴り合いでも撃ち合いでも罵り合いでもして下さい
 
あなた ....
 
 
花言葉
名付けし人の
恋路などを
思って寄り添う
車道の縁
 
 
私には心が二つある
一つは己自身を意識する心
一つは周りを意識する心
どちらが欠けてもいけない
私ではなくなってしまう
あの太陽も己を意識し、周りの星を意識しているのであろう
己が崩れぬよ ....
 
 
 
あなたの一言一句全てが詩なのです
 
 
 
殿様が得る(61)
タイトル カテゴリ Point 日付
せみのみのみせ短歌113/7/18 21:33
螺剥く侍短歌012/11/6 16:01
したごころ短歌012/9/6 19:59
さだまさしさまダサ短歌012/8/30 22:07
みそひともじ短歌212/8/24 20:36
夏のお花見短歌112/8/20 5:11
つがい短歌012/8/16 21:22
Twinkle, twinkle,little star短歌012/6/14 18:52
無私の泣き声短歌012/6/7 19:20
女心分からない男が多すぎよ短歌112/6/7 8:21
【続】もうすぐ夏ですね ちょっと気取ってみませんか短歌012/6/6 10:13
もうすぐ夏ですね ちょっと気取ってみませんか短歌112/5/31 14:09
無神論短歌012/5/30 20:39
花形新次さんに影響されて短歌012/5/29 19:56
あめのひ短歌012/5/29 18:21
To しまんちゅ短歌112/5/28 18:03
神戸の夜短歌112/5/25 20:34
おとうちゃん短歌012/5/24 20:28
すっぴん短歌012/5/24 20:24
めれんげなかんじだ短歌009/10/5 0:15
太陽暦の9月から11月まで。短歌008/10/15 23:38
常緑短歌108/4/10 17:19
孤独俳句007/12/17 11:20
獣切り短歌007/12/15 22:01
エボニー、アイボリー、モノポリー自由詩207/11/27 0:43
一か月早いが気にしない短歌007/11/24 6:28
第三次世界大戦自由詩007/11/18 2:06
短歌207/11/16 23:09
心眼の瞼自由詩007/11/8 0:08
自由詩007/10/25 13:47

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