見上げてはゆたりゆたりと風鳴らす


灯火が心の中に灯っている


街の灯がまたたいて強き風
今生も来世も賭ける我が進化
        忘却の河の水上を歩け


脳髄に深く浸みこみ本能の
       爬虫類の群れ我が右肩に


晴れた日に書物と会話見開きの
        ....
書の山と寡黙な唇ペンは吠え


霊の白 頭上に強く輝いて


白い雲ざわめく街は潮騒に似て
魂の総設計師となりたし
       銀河と地の底 芯に立つ事


一人立つ既存の価値からオサラバだ
          引用引用 坩堝灼熱


仏壇に戦没者の遺影寂しくて
     ....
キーボード叩く心臓が血を流す


昏く地と全天 光 輝く人と


告白の言語は著され歴史パルス


石 砕く快楽憑かれ墓あばき
風薫る青い天使の日におとなう


ヒイラギを禁ず触れると血の燃えて


茨らは深紅血みどろ実の乳房
廃船の流砂に埋もれ影の立つ
         裸婦 髪梳きて太陽を飲む


昏き陽の砂丘の崖より舞降りて
          倒れこむ底に隠花植物


砂嵐 男三人何か為す
     ....
新緑に禁断の性 見てとって


濡れた幹に傷を負わせて樹液飲む


雨雲の豊饒の胸より乳こぼれ
この世界フロイト論理で読み解いて
          荒れる若さに解放の道説く


先人の名句読みては死の旅へ
        誘われているこそあわれなれ


暑き日の死こそ想わる喫茶 ....
注ぐべきグラスに冷水 愛 流出


鉱物へ降りゆく叡智シリコン結晶す


理性の手 物質変容 地の満潮
白塗りの舞踏踏み込む現存在


現前のうねる筋骨でペン走る


キシキシと削ぐ肉体で5・7・5
{引用=角川の「俳句」5月号の金子兜太氏の揮ごう「土」を見て。}

一歩二歩耕す土に歩み寄る


苗木植え土に会話の汗 清く


長靴を履いて水まく耕作地
人界に白蛇の姫の現れて


相模原白蛇の波動いと高き


うつつには白蛇ワープの名残りか
人魚生る水中花揺れしなしなと
         卵実の白き透明の胎


昼昏し女体白濁の海中に
      回転上昇ラメ散りばめて


大波に巻き込まれるは絶頂の
        海 ....
マクドナルド規格食品給食の
        パクつきながら霊性は来る


すっきりと管理のカタチ オフィスビル
           飲食エリアでてきぱき作句


肉体は規則に則り精神 ....
通り過ぐ地球進化空想が
       ほら物質化し地より湧き上がる


この銀河「地球なるもの」遍満し
         進化同期の彼らに挨拶


夢常時 覚醒・眠りと異質なる
   ....
あらゆる権威よ
去れ

私を鎖で繋ぐ
ふくみ笑いの権力よ
この楽園を追放だ

テレビのニュースを見ている
各々に語られた事象
もっともらしい前提を否定する

国とか天皇とか
作 ....
鶏らの眼カッと見開く何 分析


眼前に鶏の眼ありあり深き孝


鶏の眼の 己 見詰める顧みる
詩は君にやって来るのか調息し
       静かに過ぎる絵 色彩活写


陽光にミルクカップが語りつつ
         あらゆる会話は朝に静寂


青空に空中神殿描くたび
     ....
DM宇宙からの音 大地射る
          不協和音は邪悪撃つ


輪廻遠く霊樹の森に降り立ち
        地球霊と初めての会話


直立す大地に足跡残すのは
        ....
お伽の夢見てユング花の園
       フロイトナイフが胸切り裂く


文芸の日々の修行はヨガ行者
         職人芸に憧れている


雷の詩的霊感 群青に
      脳神経 ....
我が君は歩くファンタジィーと呼ばれつつ
              零れる瞳に白い雲映る


作りたし幾何のごとく美しい
      ファンタジィー学 君とのおしゃべり


人間の縫い ....
全集の端本一冊手に取って
        歴史の重みの手の平に ズシ


輪廻なる部屋の窓開け曇天に
         白鳩らの群翔を見る


雨降らし中国製のブルゾンを
      ....
撃て 撃て 浄化の雨眠りの中で


暴風雨 窓たたく音が心放つ


しんみりと更けた夜に点る霊
原爆で蒸発するのは肉体だけ?
         目撃した我らの希望が死す


管理する!おまえの心マニュアルで…
           がんじがらめの言葉と動作だ


精神の直立歩行で ....
この魂桜花に捕られ何にせん


風吹いて桜咲くも良し散るも良し


若者よ真の思想の明快さ
富士山麓金剛宮を輝かす


海浜の遠く潮騒果てる家


歩道あり垂直交差の崖に街
檄衝の脳髄の雷「俳」落とす


大伽藍 僧形の餓鬼 取り澄まし


春日和歩かれた街は「想い通り」


腹下り愚行の日々にあった事


パラパラと歴史に光る高貴霊
呟きが5・7・5を望む放つ鳩


言論で原子爆弾をねじ伏せる


いつか来る戦禍知る人の全滅
真夜中の桜並木に一人立つ


子らよ聞けむかし優しく春の風


神在って在り人有って在り神と違う
アハウ(608)
タイトル カテゴリ Point 日付
風 強き日に俳句209/5/18 7:59
幻視の日短歌209/5/16 10:08
潮騒の街俳句109/5/15 16:03
総設計師短歌109/5/15 9:13
詩人の血俳句109/5/14 16:17
風薫る 青俳句009/5/14 10:25
夢日記短歌109/5/13 20:18
樹液 飲む俳句009/5/12 8:44
死を想え・・・短歌209/5/11 17:13
神 愛の流出また楽し俳句209/5/8 9:16
美貌の青空俳句109/5/7 22:46
揮筆「土」俳句209/5/7 16:04
相模原の白蛇俳句209/5/3 17:21
人魚 実る短歌409/5/1 16:58
オフィスビルにて短歌109/4/30 20:19
地球進化期短歌109/4/29 9:00
メタ浪漫派自由詩209/4/28 17:20
Kらの眼俳句009/4/27 17:03
詩は君にやって来るのか短歌309/4/27 9:34
ディペッシュ モード短歌109/4/26 18:27
フロイトナイフ短歌109/4/22 16:45
ファンタジィー学あるいはファラオネコの物語短歌209/4/22 14:54
書を持ち街へと下ル・・・短歌209/4/21 17:03
きっと浄化の雨の降る俳句409/4/21 9:24
女男短歌109/4/20 8:43
俳句209/4/6 19:52
金剛宮俳句209/4/1 17:28
脳髄の雷俳句009/3/30 15:21
放つ鳩俳句309/3/30 7:58
人 有って在り俳句009/3/29 14:08

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