例えば拳銃を手に入れた時
君は銀行に走っていくだろうな
あの穴の開いたコンバースのスニーカーで行くだろうな
そして覆面を被ってこう言うんだ
金を出せ


頭が白紙になって  ....
みっちゃんが うんこもらした
みっちゃんが しょーべんもらした
みっちゃん べんじょだ
べんじょだ みっちゃん

ほれほれ おいらのうんこをおたべ
ないたってだめだい
みっち ....
ここは砂漠じゃない
砂漠じゃないが木々は疎らで 葉は緑を失っている
天候は悪くない
雨も雪も降ってないが太陽の位置も わからぬほどに曇っている

色のない風景 意味のない旅

 ....
あれはもう60年代が終わりを告げようとしていたあるホテルだ

ウイスキーは匂いだけのままあたりをうろうろし
クリスマスツリーのてっぺんの星は胴体を切り取られたように見えない血を流していた
 ....
僕らはアースモンキー

蓄積していく
頭に詰め込んで
トゲがあったらどうするの?
削除!さくじょ!サクジョ!

何をするために生きてるの?

スーパーアースモンキーA1: ....
白いカラスが空を泳いでいく
黒いカラスの群れの中に深く浅く
翼を

薄まりつつある青空
いつしか色を失ってしまうのではないか

白いカラスを目で追っていた
白いカラスはカラ ....

呼吸を停止し
心臓を動かすことも止め
脳もまた働かせることを止める事である


草木も死ねば土の上に倒れ
鳥も死ねば土の上に倒れ
魚も死ねば海底に倒れ 
あるい ....
詩人は動かぬ旅人
時には持ちきれないほどの荷物を
時には水筒一つを
大事そうに持っていく

旅先であった女を
触れ 撫で 愛し
そして闇に押し込み
またどこかへふらふらと ....
青い空 白い雲
青い緑に包まれた山
風が吹いた
桜の花びらと 蒲公英の綿毛が
ひらひらふわふわ飛んでいく

まだ薄茶色の土が支配する田んぼ
プールが始まる頃には田んぼもプール ....
僕ら日本人が
日本語という言語の上で
嘲笑するだろう この島で
どれだけの島民が
その事を気にするだろう

彼らは日本人の笑い声など
まるでそよ風のごとく受け流し
彼らなりに生きている ....
私は引きちぎられ 微かに残ったあなたに出会う
あなたは既に身体のほとんど失い
息はどうでしょう もう止まってるかもしれない

私は強引にけれど 結果的に私の望みどおりにあなたに触れる
 ....
ゴジラがやってきた

東京タワーをなぎ倒し
国会議事堂を踏み壊し

人々はただ逃げ回る
いつまで許しておくのか
いつか忘れ去るつもりか

ゴジラは
時代を
歴史を
壊してきた
 ....
四角く
明るい暗闇の中で
僕は不透明なオイルライターを灯していたんだ

外に出ればどうなる
はみ出せばどうなる

消失する私
崩れ落ちる

世界は丸くない 
だけ ....
今日の風が吹いて 明日へ向かっていく
昨日の風もやってきて 今日と昨日の風が混ざり合って
明日の風を作っていく

その風に吹かれている今日の僕も 嫌でも明日に向かってる
昨日の僕もや ....
夏の日差しだ
これは夏の日差しだ
覚えている よく覚えている

夏の風だ
これは夏の風だ
覚えている よく覚えている

カエルの声と 水田の青々さと

僕の心臓は ....
彼はいるのだ
明るさ―この時期には場違いな―の中に
まるで透明で小さな箱に押し込まれたように
彼は縮こまっているのだ

ただ、昨年、一昨年、と
思い出せるだけのこの時期の思い出を ....
僕は
お前は
何をしている



僕の隣で君は高く昇っていった
君は僕よりえらくなった
こういうのは名誉な事らしい
うれしいか
うれしいか

でたらめに 
 ....
酷く痩せた顔
表情変えず 君は絵を描き続ける
何にも無いこの部屋
モチーフはいつも 君の頭の中

折れた筆
寒さにかじかむ手
そこら中の傑作達を眺めてたら
目は乾いて 泪も流せなくなっ ....
色を重ねました
あの人に合うように
あれに合うように
あそこに合うように

そもそも その 最初は白かった 紙に
はじめに 鉛筆で 何の輪郭を描いたのか
下書きを
覚えて ....
ふと気付けば夜の闇
棒のような足を動かし
やっと山から出た

そこには町があった
町は不気味なほど静まりかえっている
町を歩き回ってる時にこんな声が聞こえてくる

「ようこ ....
パクッと食いつく
鼻の下と上唇の間に
何か鋭利な物が貫通したのを
僕は確かに感じるんだ
この水よりも遥に冷い何かを


魚には痛覚神経がないという
心地よく泳いでいてふと目 ....
何人かの歓声と
何十人かの悲鳴、ため息と

そんな中のダートコースを馬達は駆け抜けていた
物言わぬ約500kgの生物達はいつも懸命に走っていた

僕は何回歓声をあげただろう
きっと数られ ....
仄かな暗闇の中で
ゆらゆら ゆらゆら
白い炎

外の水溜りから
嗚呼
声が聞こえる

そうして僕は見るのだ

引き攣り 強張り
目が 目が
閉じられない
 ....
青白い蛍光灯 壁はなおさら真っ白で
音は何も聞こえてこない 聞こえない

この部屋に体二つ 呼吸は一つ
とても不思議 とても不思議

線香の香りは 僕の吸ってる煙草の匂いを消せない ....
一匹の首輪もない野良猫が死んだ
道路で車に撥ねられた
血は既に乾き 赤い染みのよう

その猫は
必死に捨ててきたのだ
あるいは
必死に守ってきたのだ

そして最後がこれ ....
もう馬の走らない競馬場で
遠く九州の馬券を買う

もう馬の走らない競馬場で
1000円の夢を買う

1000円の夢は数分で紙屑と化した


明後日は何円の夢を買おう
明後日は夢は叶うだろうか
終わらない夜の中を一人の少年が歩いていく
顔につけた 角の生えた仮面
自分の顔を隠したつもり
自分を自分の身を守るつもり

声をかける人 優しく触れる人
みんな
その角の生え ....
貝殻の中で

「                         」
こだまする

「                         」
思い過ごしのような軽い頭痛


 ....
ずっとまえ ぼくはとてもめがよかった
とおくのとおくのほうまで
ぼくはみえていたよ
そこにはないものまで
ぼくはみえていたよ

おとうさんとおかあさんはとてもめがわるい
ぶあ ....
HARD(29)
タイトル カテゴリ Point 日付
文書グループ
文書グループ05/8/8
投稿作品
隣にいたモノとは自由詩008/1/2 2:28
みっちゃんのうた自由詩008/1/2 2:26
失う旅自由詩306/1/9 0:10
60's Tip自由詩205/12/4 2:41
スーパーアースモンキー自由詩105/10/16 1:37
白いカラス自由詩105/10/16 1:37
スプートニク2号における死の考察自由詩205/9/27 23:12
詩人の血自由詩2+05/9/8 6:02
コンクリートブロック自由詩2*05/9/1 1:47
エロマンガ島携帯写真+ ...5*05/8/26 15:51
ラブストーリー・オブ・トイレットペーパー自由詩2*05/8/25 15:54
ゴジラ自由詩0*05/8/21 17:03
未詩・独白4*05/8/17 10:47
今日と昨日と明日自由詩2*05/8/17 10:46
夏焦未詩・独白8*05/8/13 7:49
乾いた雨男自由詩4*05/8/11 4:46
戦場[group]自由詩3*05/8/8 18:33
[group]自由詩6*05/8/5 21:11
自由詩5*05/8/4 0:26
皆月町自由詩8*05/8/1 0:35
痛覚神経[group]自由詩5*05/8/1 0:33
ゴール前(高崎競馬場 2)携帯写真+ ...3*05/7/31 17:18
現れた崩壊自由詩2*05/7/31 0:44
病院にて[group]自由詩4*05/7/30 11:29
野良猫の死骸[group]自由詩3*05/7/30 2:04
1000円の夢(高崎競馬場)携帯写真+ ...2*05/7/29 22:57
赤い角自由詩2*05/7/29 4:39
ヤドカリの憂鬱自由詩4*05/7/29 2:15
めがね自由詩8*05/7/29 1:58

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