世界中の廃虚を見て回りたい
朽ちた屋根の隙間から
あの空を見上げてみたい

    ・

はじめての旅
鈍行列車にゆられて
車窓に映る奇妙な建物
好奇心を昇華させるため
予定外の駅 ....
無意味な笑い
無意味な言葉
その存在の価値
どこにもみあたらない
閉じていき
まるくなり
すべてのものが
敵となり
自分ですらも
敵となり
耳をなくし
言葉もなくし
感情もなく ....
誘い文句は
人生を捨ててみないか?

もっさりとした天然パーマの頭
口ひげ
カーキ色のポケットのいっぱい着いたズボン
腰からは手ぬぐいを下げ
山から降りて来たそのままの風貌で
教室を歩 ....
青の塊にふりおろす
永遠の約束
目の前に広がるのは
理解できない世界

下手くそなポリリズムが
納めた怒りをほじくり出し
いっそう不快にさせる

皆の喜びと笑いが渦巻く空間に
私と ....
その人を
密かに私は欠片と呼ぶ

遠く離れていても
いつも傍にいる

会えないことの悲しさも
自分の欠片が
どこか知らない街で旅してるだけなのだ
と思うと希釈されるのだった

私 ....
あくびの出るような
おだやかな日々

寝転んで
ぼんやり眺めた空の青さが

なつかしく
 いとおしく
  くるおしく

頭の中を駆け巡る

何も疑うこともなく
 何も失うもの ....
肉体は抜け殻で
ただの入れ物でしかない
 
   ・


つなぎ目がとうに錆び付いていることは
重々承知の上で
真実とかいう胡散臭いものを探す旅に出る

センチメンタルな接着剤で
 ....
過去が
記憶が
通り過ぎていった人の
時間の

気配が

私の中で息づいている。

私は心と体を動かす。
手の届かないものに
少しでも近付こうと。

足掻く。

時は
 ....
世界で一番好きな者同志が結ばれる。
それが一番幸せなことなのだと思うけど
なかなかそういうのも難しい。

思いがあちこちさまよって
行き場をなくしている。

誰が一番だなんて決められない ....
yamia(9)
タイトル カテゴリ Point 日付
ノスタルジア未詩・独白105/11/12 16:41
どこかへ未詩・独白105/11/5 14:32
人生を捨ててみないか?未詩・独白105/10/13 1:04
過信未詩・独白205/9/10 13:46
かけら自由詩205/8/13 23:22
あおぞら未詩・独白105/8/11 0:39
所在なし未詩・独白4*05/8/6 14:48
それでも。自由詩505/8/6 1:16
しるし自由詩5*05/7/23 11:57

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