冷え切ったラザニアを
フォークで突き崩して
手応えのないやわさと固さに
そこで満足した
フェイク・プラスティック
そんな顔しなさんなって、あやふやな初夏の断面
冷蔵庫になんて入らないまま
 ....
今夜のぶんだけワインを買って
うちへ帰りたい
きみに仮借した表現でいえば
69本は余裕があるけど
そういうことじゃない



点滅する光の端と端をぐっと握って
無理やりむすんでしま ....
午前3時に凍った血が
ことばの触手から逃れようとして
室外機のかげで汗をかいている
ぼくもまたひとつの原像
群衆の波にうもれているうち
体温はすこし
上がったみたいだ


敗北の構造 ....
腕を切らなくするのが
ずいぶんとうまくなった
彼女の
シャンプーの
においの横でねむる
ひっかき傷がふさがるくらいのあいだ
夜と朝を交換した気分で
うすい耳たぶを噛んだ
おもったよりし ....
さみしい、のかたちに
折り重なって死んでゆく
ひとりごとのなかに
わたしと似た顔をみつけた



タイムラインの流れにそって
点々と血が湾曲している
スワイプ、画面越しの愛撫
暗が ....
血なんて単純な道を流れてるから
つまらないな
迷いもしないし行き先をうしなったら
帰る場所しかみえないじゃないか



うすめたって飲めない話がある
うすめたからこそ飲めなくなったぬる ....
夜があけて
生乾きの服もすこしは
からだから離れてくれたかい
地球の表面をなぞりながらねむるような
そんな孤独はなかなか慣れてくれない

あらしのようなひとに恋をした



やけ ....
母国語の外へ
逃げ出したくなるときがある
意味の染みこんだ服を脱ぎ捨てて
なんとなく笑っていたい
それはカン違いのようであればあるほどいい

ぼくの思想や肉体は貧弱でも
それが白日のもと ....
キクチミョンサ(8)
タイトル カテゴリ Point 日付
どうにかなる日々自由詩117/6/15 5:16
今夜のぶんだけワインを買って自由詩017/6/3 19:46
午前3時の吉本隆明をぼくは忘れない自由詩217/5/30 16:29
忘れたころにかえってくるよ自由詩217/5/28 20:04
she自由詩417/5/28 0:59
血と水自由詩517/5/27 4:48
テンペスト自由詩217/5/23 20:39
トロンプルイユ自由詩5*17/5/23 6:03

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