カップラーメン 菓子パン コンビニ弁当等など
そんな物ばかり食べていたら
健康も人生も灰色になるってよくよく知ってしまったから
極力コンビニには行かなくなった

コーラ ジュースなんかには砂 ....
先日
うっかり忘れてマスクし忘れスーパーの店内に入ってしまったら周囲からの凄い視線を感じて慌ててポケットから取り出したマスクで口を覆った
 申し訳ない、これでいい
とココロで謝罪しながら買い物を ....
美しい川に美しい水が流れていた
美しい川岸には美しい花が咲いてる
美しい村を美しい山並みが囲み
美しい家々には美しい人々が棲んでいるに違いなかった

景色の全てが美しいと
何だか辛くなった ....
おんなはおとこの子を身籠る
おとこはおんなを孕ませる

子はおんなの胎内で
その養分で育ちながら産まれるときを待つ

零から始まる何ものもない
生命もまた
零から始まってなどいない
 ....
おんなの乳房と先端の乳首が昂ぶるのを見せられたら
おとことしてどうなんだ?なんて
冷静に観察してられる訳がない

性の衝動は本能の領域
アクセルとブレーキの調和なんて
到底無理だから

 ....
がっこうの鉄棒にぶら下がって必死に見上げた空
何度挑戦しても逆上がりは成功しなかった

でもねそんなの数学といっしょ
難しい計算式なんて生きていくのに何の役に立つのさ

数学者にでもなるな ....
異性の友だちが欲しい
彼女が欲しい
彼氏が欲しい

それらの要因は性的欲求にあるらしい
何処かでえらい先生が語っていた

あんたに言われなくてもわかってるよって
だけどさもっともっとロ ....
この世の中の平等も公平も綺麗な紙に包まれている
封を切って中身を開いたら酷い有様

全ては自分を中心にした優先順位が発生してしまうからだろう

唯一かけがいのない存在
血の繋がり
無二の ....
サヨクではなかった
かと言ってウヨクにもなれなかった
左でも右でもないなら
真ん中か?と
聞かれても
解答にに窮した

あっちでもなければ
こっちでもなく
そっちでもなかったから
 ....
前兆を後から気づいて何になる湯船にプカプカ遺体浮かんだ

酔いどれて歩いたらしい電車道轢かれた人が妻の叔母とは

叔母さんの一人暮らしの家整理郵便受けには不幸の手紙

俺の嫁従兄弟自ら命絶 ....
かたくなに抱かれる事は拒むのに

熟れた柿熟れない柿に枝垂れる

学童らのマスクの列も季節なく

ハイウェイ掛かる橋から身は投げぬ

かたくなにマスクをしない人がいて

性を買う行 ....
 産まれた日の事覚えてるか?
 母親の窮屈な産道通り抜けてその股間からこの世界に
 コンニチワしたときの事さ
 産声あげてへその緒切られて湯で羊水洗い落とされたときの事さ

 そんなの覚えて ....
ズキズキとココロが痛みだして
ハラハラとナミダがこぼれだしたら

あたりかまわず泣きだしてしまえばいい。

その日は祝日
新規開店間もないイオンモールに家族と一緒に車で出掛けた
五月。ゴ ....
日が山の向こうに落ちた頃
家の外で犬が尋常でない鳴き声をあげていた。
一頭だけじゃなさそうだった。二頭分の鳴き声はすこぶる興奮状態にある様子だった。
その内の一頭は家の飼い犬の鳴き声に間違いない ....
魂迄ずぶ濡れにされてしまうくらいの雨があがった

のっけから魂なんて書いてしまうなんて
我ながら恥ずかしい

天上では死者たちの霊魂が集まり
火を燃やし始めた
濡れた衣を乾かすためらしい ....
天国へは階段を昇る
人によってはらくらくと天国に辿りつけるが
人によっては途中階段を踏み外すらしい
地獄ヘ真っ逆さまに堕ちる

最初から突き落とされるよりはましかもしれないが
わざわざいっ ....
カッコイイ生き方したい
だけどカッコイイ生き方しようとすると
誰かがイジワルク足を踏みつけてきたりする
人間なんてそんなもんだ

躓いてころんだら気持ちがめげた
気持ちめげて立ち上がれなく ....
日々はたんたんと過ぎていく
何も変わらない
何も変えられない

他人の眼には
一見健康な生活に見えているだろう
おだやかな暮らしに思われているかも知れない

私は私の余命を知らない
 ....
柿の木には柿の実がなる
栗の木には栗の実が
畑には麦や蕎麦が
田んぼには稲が米を実らした

貧困を絵にしたような暮らしの家は
藁葺きの古くて粗末な佇まい
それでも庭はそれなりにあった
 ....
夜がすぐそこにきたから
寝床に入り眠ってしまう迄の間
肉の欲望と葛藤するのさ
まだ若かったから
すぐに負けたよ

酒は飲まない
煙草なんてもってのほかだ
賭け事なんか手を出したら
身 ....
理由はわからない
謎は深まるばかりだ

船は錨をおろして
港に浮かんだままだ

乗客は下船して
そのまま全員行くえが不明になってしまった

船乗りたちは陸へ降りて
街の酒場で浴びる ....
旅の人は足を止める
道は遥か地平迄伸びていく

旅の人は休息を必要とする
身も心もつかれ果てて埃にまみれていた

旅の人は道端の叢に倒れ込む
仰向けにねて見上げた空を鳥の群れが飛んでいく ....

早朝
辺りはまだ暗い
耳たぶが凍りついてしまうくらい寒い

ホームで電車を待っていた
十九歳
半年振りに帰郷する

一人だった
彼は落ち着かない
気分が高揚している

昨 ....
日向の中を歩いていても人は多かれ少なかれ誰でも闇をかかえている
んだと思います

表面と内面の食い違いから起こり得る軋轢に人は苦しみ悩むに違いないでしょう

普段から親切でやさしい人
でも ....
普通に生きているつもりでも
普通の領域が曖昧だから
普通じゃないのかも知れない

 あんた普通じゃないよオッサン。知ってるか、この世の中普通じゃないんだから、オッサンだって普通で
 ある訳な ....
過去に射抜かれた弓の矢
未来の空から降って来そうな硝子の破片

時間の砂嵐は止まない 

 人は時がたてば変わります
と彼女は言った
 一年後 二年後 三年後 歳月が経てば人は変わります ....
どんなに辛い目にあっても
どんなに悲しい思いをさせられても

そこは大人だから
人前に弱音をはいたり
涙滲ませたり
できない

そんな事したら
見せかけの同情と裏に隠された
嘲笑を ....
左右の手足の指は五本ずつ
合わせたら十本

それはいつ何度数えてもかわらない

勿論例外は存在するでしょう

だけど申し訳ありません
例外は外します

人は利き手の指を使い
数を ....
冴えない身なりをして
うらぶれた街を歩きたい

擦り切れた靴を履いて
ボサボサの髪で
この世の終わりの方角を見るような眼をしながら
行くあてもなく
彷徨い歩きたい

うす汚い帽子は
 ....
彼は十代が終わりに差し掛かる頃に
初めて
お酒と女性が売りの店に入った

入口の重たげな扉は引いて開けると鈴が鳴る仕掛けになっていた
照明が落とされて暗くなってる店内には
酒の匂いと酒を呑 ....
こたきひろし(1106)
タイトル カテゴリ Point 日付
得体の知れてる不安に自由詩420/12/10 6:12
明るい未来 暗いトンネルの先に自由詩320/12/9 7:09
美しい景色短歌420/12/7 6:46
零から始まる何ものもない自由詩520/12/6 1:00
昂ぶる自由詩320/12/5 9:11
俺の体温は熱くて自由詩420/12/5 8:38
華やぎだす頃には自由詩220/12/4 6:29
社会の平等と公平なんて自由詩220/12/4 4:59
帰る所を失った者は自由詩520/12/1 23:49
暇潰し短歌320/11/29 9:13
謎に充ちている俳句220/11/29 8:27
さらばさよならグッバイ自由詩420/11/29 0:29
ズキズキとココロが痛んで自由詩420/11/28 9:33
誰にでも自分の中にはもう一人の自分がいる自由詩120/11/28 7:32
カラカラと風に回ってる自由詩620/11/26 6:39
全能じゃない自由詩220/11/26 5:15
人生の断片をはめ込んでいくジグソーパズル自由詩320/11/25 23:06
何も変わらない 何も変えられない自由詩720/11/25 5:53
無花果の木に無花果の実がなる頃に自由詩1220/11/22 9:48
夜がすぐそこにきたから自由詩420/11/21 9:05
理由はわからない自由詩420/11/21 1:14
旅の人は自由詩520/11/20 1:19
人混みのざわめき自由詩320/11/19 7:08
日向の中にいても自由詩320/11/18 4:49
階段の有る家に自由詩320/11/17 7:30
過去現在未来自由詩220/11/15 8:20
極力、眼を現実から反らしたい自由詩420/11/15 6:56
指がさす方角には自由詩120/11/14 7:26
うらぶれた街が好き自由詩720/11/13 21:44
彼は十代が終わりに差し掛かる頃に自由詩420/11/8 7:59

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