忘れられてしまったロックミュージカル
こっそりと映し出したあたしの瞼
心臓の位置を確かめるように触れた
人口皮膚で覆われたビス止めの胸

感情線を辿ろうとして俯いた
ビードロみたいなてのひ ....
頂点に辿り着いたカマキリが
同じ目線で睨みあいをしてる
振り上げてしまったその右手の先
空は相変わらずそこに立ってた

氷点以下と気付いたかな君は
とはいえ変ね 痛みが意図してる
振り替 ....
履き古したデニムみたいなものよ。
女は常に革命家でありたがるのに、男どもは傷みを畏れるから、
ダメージの向こう側の下着の色ばかり気にしすぎている。

ともすれば飛び込んだ池に失踪していく感情。 ....
子ども扱いしないでよと、と喚いた後で覚えたばかりの拙いマスターベーションを
見せつけたあたしは相変わらず。明日せかいが終わるなら一人で死なずに済むから
きっと幸せだわ、なんて痛々しいにもほどがある ....
「なんしてんねん?」
「さぼってんねん。」

答えた少女は、まるでトマトのようだった

屋上には風が吹いていて、6月は晴着の上から合羽を纏った
水色と混ざり合った少女は、何者でもなく
 ....
きっちがぁいに見えたとしたって

「あっ、普通です。」

って冷静に批判したい

理性で丸め込まれてしまうような
余ったれた感情の降伏点を衝動などと呼ぶのは
いい加減に終わりにしてみた ....
HelloとBonjourの狭間で

君が、

さよならを置くべき場所に惑っていたから

僕は、

蛹のままで居続けることは
酷く怠慢ではないのだろうかと憤り始めた


蜘蛛は ....
所詮は自慰に過ぎないのだと、バッサリと切り捨てた感情の裏っ側にある優しさはきっと、
先端にヌメるアレみたいな、ほら、あんな感じで知らない間に繋がりを期待してるんだって



摂氏952度で焼 ....
肩胛骨の軋む音が伝うたびに、背なのうぶ毛の震えに耳を澄ましては、
はね、がめりめりと肉を突き破り産まれてくる様を、夢想して射精へと至る。


手を抜けば死に体となりて、こうべを垂れるのみでよい ....
跳ねる。狂わすように精密なリズムで、拿捕。
わくわくするよに踊るような混沌を混ぜ合わせたなら、
騙し絵みたいな階段で、ついらく、していくことを誰かが池を賑わす魚みたいに呼んだ。

なぁ群青色よ ....
疾走していくドープドープ
前髪ぱっつんと衝動は鋏の気まぐれ
紫の海の中でスモーキンビリー
片足だけ置いて旅立ちのジュークボックス

塗り潰しただけの似顔絵
君とあちら側でエンカウント
 ....
月が哭いている。
明日は嵐になるという。

茜色の感情だけが、夜に紛れることが出来ずに怯えている。
藍色は相変わらず。そういうことにだけは巧みに生きていける。

哀しみを通り過ぎた虚し ....
薄汚れた右手で意味の無い言葉を書き連ねている。
B4の紙が深夜を迎える前に、僕はそれを突き破るだろう。
柔らかな筆先は優しさだ。
優しさが描き出すものが、いつだって優しいはずはないんだって、僕は ....
 ほしがりみたいな、みだら

 ことばなんか、

 おきざって、しとねのむこう

 しゅんかんで、うもれて

 かくしてよ。

 いつもの

 すけべいな、

 やさし ....
ちょっとフラッとしよう

って誘う、そんな君の声が

なんとなく少しシャープ気味で

僕はなんだか嬉しくなるだけ
気まぐれな猫のつま先にのっかりたいと思ったんだ

スクランブル交差点
いったりきたり繰り返す僕の背中に
でっかく、でっかく、「バカ」って書いてさ

誰か笑ってくれるかな?

エスカレー ....
窓、韋駄天 死の前ばかり染め 下弦沿う宵闇かづき

惑い堕天使の舞えば仮初めか幻想、酔いや三日月



息止め得ずとも墓名刻みし錯乱坊主の名か


粋と銘ずとも果敢無き淋しさくらんぼ ....
黄昏の色が、夕餉の匂いを運んでくる
なんていうのは幻想だ、と
自虐的に嗤った、君の傍らに残滓

裏庭で枇杷が泣いた
西日に裏切られた大地で
橙色の反乱

もういちど、と
ひとさし ....
ゆらり、ゆらりゆられてと
classicなんて柄じゃないわと
流れるBLUEの一曲目
MY NAME IS JONAS

舌を出しては世界と遊ぶのよ、寝起きのまま
最低なslangを並べ立 ....
ノイジーノイジー君が好きだと
洗濯機の渦中で叫んだ想いを
真っ白に漂白して
少し淫らな匂いだけつけては
くるり、世界、反転させて
まみれてしまえ

せつないような言葉だけ 集めた、押し花 ....
イーゼルには君を、
歯切れの悪い言葉たちを集めては

描く

塗りたくるように


秋風のせいで愁いた窓辺に
優しさを忘れたカーテン
踊る、ボレロ

単調と彩飾の狭間
終結へ ....
掠れていくように薄まってゆく
耳もとの、さざなみを

遠くなっていく空に
必死になって捜しては見たんだけど

忘れていく方に、僕らは向かって行くだけでしかないから

ねぇ、

 ....
流行り廃りや、
他人の評価なんぞが、
気になっちまうくらいなら

詩人なんてやめちまえ

オナニーして寝てろ

ふぁっくゆあせるふ
結晶化されたシュプレヒコールが鈍色に光る
この世界の不平等さを、そろそろ受け入れるべきだ僕ら

正しさを履き違えたレンズが、景色をきらきらさせて
僕の眼鏡は湯気に曇ったまま、啜り上げたものはひ ....
脳内トラフィックジャム
駆け抜けてハイウェイラナウェイ
気が付けばメトロでメーデー

そんな日々から逃げ出したいから
ボーダーボーダー
飛び越えて君にレスポンス
書き連ねてインディビデュ ....
産まれようとすることに埋もれようとする

ことばたちはいつだってわがまま

全て、すべて亡くなってしまえ
幾千の墓標に、ひとつ
ひとつと名前を付けて
吐瀉物と戦いながら埋葬したい

 ....
せっくすでは、わかりあえないなにかをさがして
ぼくはおなにーする
きみをおもって、おなにーする

夕べ、なんで君が怒ったのかはわからないままだったし
部屋には脱ぎすてられた寝間着と
ふわふ ....
「だって、本当はもっと単純で簡単なのに。」

そう叫んだ君の言葉は幾つもの鋭利な錐となって
我々、数多の詩人の手の甲を刺し貫いた
いつだって自分が愚かさの具現であることを信じて疑わない我々は
 ....
進化か滅亡かを問うように降り立つエグリゴリ。
躊躇いもなく滅亡を選ぶわたしの眼球を優しく抉りとり、
扱いは丁寧に行間へと押し込み圧壊。

視覚も聴覚も総ては脳の管制下。
見えるものだけしか見 ....
Helloから繋がろうとする世界
バスタブの憂鬱、しゃぼんの気紛れ
熱を帯びては溶け出してドロップアウト
洗い流しても残るのは、スリップダウンのお誘い
固形物であることを裏切りたくなる雨の日の ....
楽歌(30)
タイトル カテゴリ Point 日付
& ロイド自由詩015/8/6 11:58
『Elf』自由詩115/8/4 10:51
インディゴ自由詩115/6/12 11:11
15さいとまっどはったー自由詩115/6/6 9:46
サボテン自由詩4*15/6/6 9:24
まだまだあおいよおめぇさん自由詩3*15/6/4 23:11
から自由詩1*15/6/4 16:01
Liquefied germanium自由詩015/6/4 2:07
はねつぎ自由詩1*15/6/3 14:36
Ultramarine自由詩1*15/6/3 12:23
自由詩1*15/6/2 10:57
遠吠え自由詩1*15/6/2 9:43
hidari自由詩115/6/2 1:28
異躯同温自由詩014/10/30 17:52
なちゅらる自由詩414/10/25 0:44
にゃお自由詩4*14/10/23 2:25
桜桃酒自由詩0*14/10/20 22:24
もう何年も、使う場所が見つけられない言葉の行方自由詩2*14/10/20 12:23
there.自由詩4*14/10/18 12:41
ざつ、おん自由詩114/10/17 11:52
透けっち自由詩114/10/17 11:32
桐一葉自由詩2*14/10/17 11:13
所詮は糞のようなもんだ自由詩1*14/10/12 0:07
プリズムプリズン自由詩3+*14/10/10 8:52
Lo-N-Ly自由詩1*14/10/4 1:27
詩暮れ自由詩2*14/9/27 0:45
せっくすでは自由詩1*14/9/20 2:19
fool around自由詩1*14/9/19 9:11
去らば彼方自由詩0*14/9/6 1:16
Electric States自由詩2*14/9/5 11:44

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