ウサギが大人になって
ウサ耳美少女になったとして
そのソープランドの名前は
"生足ホイホイ”
俺は己の罪を赦すために
更に大きな罪を犯すだろう
要するに
俺は地図にその楽園を
 ....
ここから
線香花火のように見えます
あの日
あなたが燃やした命

このまま
つづくわけがないと思う日々が
案の定
抜け落ちた日々

日々から日々が抜け落ちた日々は
日に日に遠くな ....
ガードレール越えて
唇をかわして
あっちの歩道に渡るから
先に横断歩道を跨いで待っていて
さら砂掬うように
ヘッドライト掬ってみるけど
ほとんどの眩しさは
指の隙間から零れてしまい
手 ....
裸足になれよと言うような
大小さまざまな丸石ばかり
いつのまにか
川の水に足をひたしている子供たち
見知らぬ彼らを
私の子供にしてもみる

十二月の川辺にはススキが生い茂っています
こ ....
秤に載せられた魂が秤から一滴ずつ零れ落ちるたび
秤を載せた秤の針が微かに震えては元の位置に戻る
運命(2014/6/7)
が覗く運命(2014/6/7 15:07)を覗く青い瞳( it ( li ....
(質問に答えて
(それよりも先に
(消えたいと
(呟いて



 そういえばあれはいつの夜だったか、もしかすると昨日の夜だったのかもしれない。人差し指に女の長髪を絡めていた時に、背中に感 ....
そらと呟けば見上げる空が見上げる 空に泳ぐ魚の話を
まるで前世の記憶を辿るようにたどたどしく話してくれたね
チェックの花柄のツーピースを心に描こうとした瞬間
チェックの花柄のワンピースを攫うよ ....
スカートの裾を一枚、縫い合わせて閉じると、追い出された可能性としての空洞が、床に投げだされた他の萎れたスカートを花咲かせてしまうのではないかと、一枚、また一枚と、縫い合わせては閉じていく。鱗みたいな、 .... コンビニのアルバイトを辞めたら制服は手元に残らなかった。高校とは違うんだねと今更ながら実感する。

母が瞬く間に痕跡を消してしまうからこちらも負けじと、僕の物だと、お皿に痕跡を残していった。「おか ....
その灰は溶けない雪
音もなく降り積もる
つむじまで埋もれた人々は
噂によればその開かない唇で
「それは降らない」と言うらしい

{引用=
(嘘は、言葉が、ではなく、人間が、付くもの。)
 ....
(一)

ようやく嵐が過ぎ去って、僕たちは家に帰ることができた。テレビではクマの出産のドキュメンタリー番組がやっている。「狂ってるわ」と君が唇を尖らせて、「狂ってなんかいないさ」と僕が唇を口内に押 ....
朝が来たので眠ります。増えすぎた脳みそ、ひとつ残らず抱きしめます。



{引用=
旧石器時代
僕の先祖は人を愛した
縄文・弥生時代
僕の先祖は人を愛した




まだ、美 ....
人を愛することなんて
五歳児にでもできること
あなたは欠陥品だね
まるで壊れた玩具が壊す玩具だね


人を愛することなんて
大切じゃないましてや結び目
の付いたコンドームに
名前を付 ....
朝になったら帰るよ
おでんの湯気がかかった空に
箒にまたがる少女がふらついている
ガムのキシリトールが
吐息が白くなる原因じゃない窓際で
ネズミに小さな毛布をかけて
花の香りの在り処を訊け ....
映画の隠し撮り

彼は
自分の仕事が嫌いだった

     +

ある日
上映の最中
突然警告音が鳴り
画面が真っ白になった
彼と数人の観客は立ち上がり
じき座り直した
それ ....
僕の(架空の)恋人


透明な御飯
透明なレタス
傾かない天秤
ぶれない標高
レタス
それから
御飯
それから
モディリアーニ
振り出しの
ファン・ゴッホ

リズムに合わ ....
たったひとつの文字を埋め尽くすことができる
たったひとつの痙攣を手放さないで生きていくことができる
あのナパーム弾
手放しで喜んでいた
多幸感に溺れながら あなたは到底幸福にはなれなかった
 ....
{引用=
あなたが手の平を差し出すから
僕は雛罌粟の種を埋める
それからあなたは人形になって
咲かせた花を握りつぶすこともなくなる

手の甲に
痛みと引き換えに咲かせた雛罌粟が
あなた ....
夜空が青ばみ
ゴキブリたちも眠りに就きます
「もう少しだけ起きていたい」と
呟く前にぼかした接続詞
清涼な大気にいくら呼吸を忘れても
書かなければ死んでしまう生き物には
なれない


 ....
{引用=
「フクロウ」と、口にしたときに見える景色。一緒に答え合わせをしたよね。
「フクロウ」を、口にしたときに見える景色。泣きながら肉を胃袋に詰め込んだね。


肉を食べるのが哀しくて、 ....
{引用=
×××××××の恋人でした私は
同一の音律で
異なる言葉を紡ぎ続けました


ビタミン剤
青いコンビニエンスストア
小劇場で観たマクベス
同一の脚本で
とても同一な椅子の ....
{引用=
×××××××の身体を構成するパーツがバラ売りされていたら、果たして私はどれを選ぶのだろう。やはり頭部だろうか。いや、私はピンポイントに×××××××の腋を欲するのかもしれない。膣は欲さな ....
それはつまり「彼らの記す湖の跡地を知らないが、
彼らの知らない水たまりの跡地を知っている」ということ。
僕にとって君はなんだったのかと考えるよりも、
君にとって僕以外はなんだったのかと考えること ....
ついつい、
人を殺したくなるので、
伸ばした黒髪で、
十本の指を縛りつけ、

あの街角には、森の声、
花の咲かない街では、
ささやかな、比喩を分け合う、
蝶々たちの、いじらしさ

 ....
(あを。あを。あを。彼らを)
(僕らとは呼びたくない。海を見た事の無い僕)
(たったさっきまでひらがなを綴っていた。)
(塩水を海水と呼びたくもなる。瓶が卓上に敷く陽光の)
(シートの下に掌を ....
パソコンは
増えて
一台に
一匹
ゴキブリを
棲まわせる

これで
終わり
清潔な
世界へと
増え過ぎた
ゴキブリは
一匹に
一台
パソコンを
用意され
出荷される
 ....
どんな女の子にも
あなたに似ている部分のひとつやふたつ
探そうと思えばいくらでも探し出せる

ローソンで目が合った
母親に連れられた中学生
あなたにそっくりだったよ
初めて出会ったとき
 ....
光速を超える速度を見つけたよ君の背中を見送る夕べ

停電の夜のベランダきみがまた海を見たいと言ってくれたら

人は海から産まれないよ。もう夜だ、立ってても誰も上がって来ないよ。

引っ越す ....
春に、ついていく、少女に、
ひとひら、ひとひら、
名を、羽織らせる、
少女に、ついていく、
少女も、また、
春に、ついていく、のなら、



「くだらない」



嘔吐で隠ぺ ....
真昼の砂浜で、
海を渡る白い狼を見た。

もしかしたらあの狼は、
昨晩の月光の速度に付いていく事ができなかった
落ちこぼれの月光の 成れの果ての姿 なのかもしれない。

都会の平らなアス ....
竹森(56)
タイトル カテゴリ Point 日付
海が焼ける自由詩2*17/1/29 1:07
すべて自由詩616/3/19 17:58
ルル自由詩115/9/23 14:07
利根川自由詩415/8/2 19:26
自由詩115/7/26 17:05
夕暮れる夜自由詩015/7/26 16:54
ユートピア自由詩115/7/25 16:15
狂咲自由詩215/7/23 0:31
37.5℃自由詩115/7/18 22:48
やさしさ自由詩115/7/17 22:24
三つの部屋自由詩315/7/15 0:22
_自由詩115/7/14 23:56
人を愛することなんて自由詩015/7/12 4:20
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:自由詩215/7/4 15:42
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:自由詩115/7/3 0:09
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:自由詩515/7/3 0:08
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:自由詩115/7/3 0:04
Re:Re:Re:Re:Re:Re:自由詩215/7/1 23:04
Re:Re:Re:Re:Re:自由詩115/7/1 22:57
Re:Re:Re:Re:自由詩115/7/1 22:54
Re:Re:Re:自由詩015/6/27 7:56
Re:Re:自由詩215/6/27 7:49
Re:自由詩015/6/27 7:32
あなたが明日も日本語を読めますように自由詩415/4/30 7:58
あを。あを。あを。自由詩415/4/30 0:37
君に触れるということ自由詩0*15/4/29 23:18
恋文自由詩315/4/27 1:10
君の背中を見送る10首短歌215/4/22 22:29
春について(ホットケーキ)自由詩3*15/4/12 0:05
海を渡る狼自由詩1*15/4/12 0:00

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