新聞紙には真実は書かれていない
おまえの声は聞こえてはこない
今に始まったことではない
昔からの常套ありふれた手段、習わし水増し
天気予報さえあてにはならない
誤報だの謝罪だの
検証だの社 ....
パンがほしくてあなたの店を訪れた
焼けたばかりの優しい匂いにほぐされて
乾きかけの羽をゆっくり風に乗せて

パンが欲しければどこにでもとあなたは
いやそうでもないからだとわたしは
 ....
      「朝日新聞」


{引用=新聞屋さん、どちらへ?

夕日に向かっています。}
それでも無性に
奇蹟のような
あのしょくもつへ
生理ではないが
舌は時折
のびようとして
それがとても
せつない葛藤だ
労働者にと工夫され
提供されつづけて
AD201 ....
吹き渡るのは九月の
上風を食む草いきれの歌
輝きのなかの
沈黙よりもお喋りな
聞き流し
自転車は立ち止まり
カレーパンを頬張り
文庫本を繰って
雨上がりにはきっと
昨日よりも青く
午後をもっと愛 ....
“おかたい本は本店へお願いします”

学生アルバイトらしき若い男が
わざわざ立ち上がりそう言って
ナイロンの大型ボストンバックへ
ゆうに二十近くはあっただろう
書籍を詰め込みなおしてく ....
訂正前

 叛文の一部に娯起があります。
 釘正してお詫び毛しあげます。

       
       ↓


帝政中

 本文の一部に誤記があります。
 訂正してお詫び ....
「見て、散歩させているあのおじさん」

 彼女はそう言って顔を向けた
 屋外で共同作業を行っていた




「ねえ、似たのを選ぶんだって」

 彼女の真ん丸な瞳が見上げる
 ....
四日後
銀の風船を
腰に繋ぎ止め
兵隊はやってくる
ずっと街で
警報器が鳴って
現場の一角で
野次馬が騒ぐも
いそいそと
消防隊は
ホースを巻き上げ
ぼやだったと
笑いあう
 ....
弾倉に 真実を こめて
虚偽に 狙いを さだめて
撃ち抜いたが 最後
自分の背 なんて ジョン

商品広告のキャッチコピー
からきみが作り上げた
幸福は あたたかな銃
冷酷な それは暗 ....
先日私が散文カテゴリーから投稿しました「皆さんへ」へコメントを頂き有難うございました。
トップ10入りは叶いませんでしたが様々に反応されたのを興味深く思います。
ポイント制というものを数値化すると ....
「yes」


 ○解説

  ・やや倍率の高い虫眼鏡を用いてみればよいかと思います。


  ・人間や世界、歴史などへの知的関心をそれなりに求めてくる性質のものでしょう。
 ....
気心の知れた仲間に
まだ友人とも呼べない人に
身も知らぬ赤の他人に
それこそ
前触れもへちまもなく
君って、 だね。
て言われ
しばらくはただ
狐につままれたみたく
信じ ....
 
 ビルの最上階から
 吐物を散らし
 眼下に流れる
 アスファルトに
 群がり狂う者らへ
 呵々と目を瞬かせる
 月へ息を吹きこむ
 開けた夜の中で
 空を睨んだ青竹の
 芽を ....
 乗るなら飲むな
 飲むなら乗るな

 乗ったら飲むな
 飲んだら乗るな

 それでもしかし
 一杯がついつい

 進みに進んでは
 飲まれたならば

 泳ぐなら飲むな
 ....
TOP10に入りたいのです。あと15ポイントください。よろしくお願いします。 たいていは
朝靄の中
大きな
丸い眼を潤ませ
こちらを見て
もぐもぐと
やっている
口元を
見ているうち
どろっと
草地の上に
灰の色をした
肉塊がひとつ
なんとも
温 ....
  くぐり抜けたかった
  なんとしてでも
  くぐり抜けたくて
  懸命に
  くぐり抜けた
  くぐり抜けると
  抜け出せず
  とうとう
  この手が
  こわした
人気の途絶えた
辻に囁きあう
街灯たちの
仄かな息づかい
肩先を打つ雨が
爪先を破り
歩道の茂みから
小さな獣が
一条の光をひき
横切っていく
花弁の中で
たたずむ老人が
笑み ....
このごろ
夜になると
湖の畔で
子がひとり
菓子箱を釣り上げる
歳を尋ねても
教えてはくれない
何度も尋ねる
そのうちに子も
尋ねかえしてくる
人に話すと
誰も信じず笑うが
ほ ....
グラス一杯の水
どうぞと
冷えたきれいな水
差し出された
透き通る水飲み干し
再び配達へ
照りつける太陽の
止んだ風の街
ありがとう
飛び出した七月
天地無用(21)
タイトル カテゴリ Point 日付
吉田vs吉田自由詩2*14/10/13 23:38
自由詩214/9/26 10:39
かたえくぼ川柳2*14/9/17 3:38
自由詩6*14/9/11 23:41
雲ゆく人よ携帯写真+ ...6*14/9/9 1:29
かたい本自由詩2*14/8/20 4:22
訂正自由詩1*14/8/16 0:38
〜いぬらぶ〜自由詩214/8/14 14:37
自由詩214/8/10 1:21
ジョン自由詩2+*14/8/8 2:09
結果散文(批評 ...0*14/8/5 5:25
「・・・」の答え。自由詩1*14/7/26 4:33
 ・・・自由詩2*14/7/25 4:23
自由詩014/7/24 13:21
漂語県自由詩214/7/21 2:25
皆さんへ散文(批評 ...0+*14/7/12 14:10
自由詩4*14/7/8 2:43
自由詩214/7/8 1:48
自由詩214/7/4 3:56
自由詩414/7/3 2:54
自由詩1*14/7/2 2:26

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